
『モンサンクレール』出身パティシエの店『ラトリエヒロワキサカ』が武蔵小杉にオープン



奥様の永(はるか)さん(同・右)は、ヴァンドゥーズ(お菓子を専門に販売するスペシャリスト)として“幅広い知識でシェフと客の想いを繋げるおもてなしのプロ”。
スタイリッシュながらも温かみのある店作りは、笑顔の似合う二人の雰囲気そのものだ。
見た目の美しさと味わいはもちろん、“香り”を大切にした脇坂シェフのスイーツ

「“香り”を味わいを構成する大切な要素の1つと考え、お菓子作りを通して、お客様の幸せな記憶に残る一品を提供していきます」(脇坂シェフ)。

例えば、「ネグレスコキャラメル」(写真下)はヘーゼルナッツの香りを最大限に引き出すため、厳選したナッツを擦り潰し、手作りのペーストを作ることから始まる。
この手間ひま惜しまず作られた贅沢なペーストは、芳醇なナッツの香りを感じられ味わいも格別。この自家製ヘーゼルナッツペーストを使用したムースに、自家製プラリネが合わさることで、この上なく優雅で甘美なお菓子が完成する。
また「センチュール」(写真下)は脇坂シェフの香りへのこだわりを体感できる逸品。

一口食べると、甘酸っぱいフランボワーズにアールグレーの香りが押し寄せる。その後ショコラのキレの良い苦みの華やかなハーモニーが広がり、最後は上品で爽やかな後味が口の中でしばらく続く。その移り変わりをぜひゆっくりと味わって欲しい一品だ。
秋冬のお楽しみ! 「モンブラン」がバリエーション豊かに揃う
秋からはモンブランが3種類登場する。
栗をじっくり味わいたい人には「利平栗(りへいぐり)のモンブラン」(同・中央)がおすすめ。香りが良く甘みの強さが特徴の熊本県産の最高級品種「利平栗」を使ったクリームやペーストは、濃厚な栗の味や香りをしっかりと堪能できる。サクサクのメレンゲ生地が、主役の栗の風味を引き立て、自家製の和栗のコンポートが重厚感を際立たせる。
「モンブランシトロン」(同・右)はマロンクリームの中に、レモンの香りを移したクレームシャンティ、レモンマーマレード、レモンのメレンゲと多方面から爽やかさが通り抜ける進化系モンブラン。主張しすぎないレモンの風味と栗のまろやかな組み合わせは、栗の新たなスタンダードになるのではないかと思うほど、相性抜群!
特別な日じゃなくても食べたい! 定番ケーキや手頃な品も
ショートケーキなどの定番ケーキも手頃な値段から楽しめると人気。
「シュークロッカン」(シュークリーム)は、注文を受けてからその場でクリームを入れることで、香ばしい皮のサクサク感が保たれる。1個280円という価格で、普段使いできそうなメニューがあるのも同店の魅力のひとつ。
手土産なら焼き菓子もおすすめ! 雑誌やメディアでも注目の「ガトーブルトン」

トースターで温め直すことで、バターたっぷりの豊潤な香りが充満し、さっくりとした生地の中から絶妙なバランスで塩味の効いたキャラメルが流れ出す。香りとビジュアルに思わず頬が緩む、幸せな気持ちになる焼き菓子だ。

フィナンシェは随時3種類。定番商品のシンプルな「ナチュール」やメープル風味の「エラブル」の他、香り高いリンゴがアクセントの「ポムキャラメル」など季節ごとに登場するフィナンシェもある。
「フィナンシェナチュール」にはフランス・ノルマンディー地方『イズニーサントメール酪農協同組合』の発酵バターを使っており、焼きたては表面カリッと、中はふんわり。芳醇なバターの香りがジュワーっと広がる。生地にたっぷり使用された“アーモンドの女王”とも言われる最高峰の「マルコナ・アーモンド」の香りもまた贅沢。運良く焼き上がりに遭遇したら、ぜひその焼きたての味わいと食感を楽しんでほしい。
フィナンシェは焼きたてに出逢えなくても充分に楽しめるのでご安心を。できたてから数日後はバターがしっとりと生地に馴染み、焼きたてとはまた違うしっとりホロリとした食感が後を引く。

“美しさ”、“おいしさ”、“香り”を兼ね備えた、脇坂シェフのスイーツ。
今後はオイルに香りを移した“オリジナルアロマオイル”を使ったボンボンショコラのラインナップも充実させたいとのこと。
手間ひま惜しまず、丁寧に作られた『ラトリエヒロワキサカ』のお菓子は、贈る側も贈られる側にも幸せな記憶を残すに違いない。
【メニュー】
栗のタルト 500円
利平栗のモンブラン 620円
モンブランシトロン 520円
センチュール 520円
ネグレスコキャラメル 500円
イチゴのショートケーキ 520円
ラトリエプリン 280円
シュークロッカン 280円
ガトーブルトン キャラメルサレ 1,250円
フィナンシェ ナチュール 220円、ポムキャラメル 240円、エラブル 200円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です。
L’ATELIER HIRO WAKISAKA(ラトリエヒロワキサカ)
〒211-0063 神奈川県川崎市中原区小杉町2-276-1 パークシティ武蔵小杉ザガーデンタワーズイースト 1F044-281-3865
11:00~19:00
月曜

この記事の筆者:Kyoko Maruyama(ライター/フードアナリスト)
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