

平日はコンサルティング、フードスタイリング、メニュー開発など、スイーツのあらゆる要望にこたえるスイーツプロデュースカンパニー。そのLABOが土日祝日限定でスイーツを販売し、ケーキ作りの様子をみながらイートインができるカウンター席を開放している。


メニューはクラシカルなものがベースになっているが、フォルムや素材の組み合わせにより、今までにない洗練された独創性の高いケーキだと評判だ。



カカオニブ入りのクレームショコラとビスキュイショコラの入ったムースは、ダークチョコに包まれ、ローストしたグラノーラのサクサク生地がいいアクセントになっている。
カカオのシャープな香りやほろ苦さ、チョコレートのなめらかな口溶けなど、様々な角度からチョコレートのおいしさが次々に押し寄せて来る。
ショコラ好きにとっては垂涎ものの、まさに逸品である。

マシュー氏が自ら買い物に出向き、気になる日本の食材を実際に手に取ることで、新メニュー考案のヒントを得ている。

内装やオープンな構造のキッチンも、自然光が溢れ洗練されたスタジオのような空間だ。
マチュー氏の繊細な手仕事が間近に見られる特等席のイートインスペースは、カウンター7席のみ。
「子供が見ても素敵だと思ってもらえるようなケーキを作りたい。そのためには味だけではなく、見た目も匂いも音も、全てを楽しんでほしいんです」と、マチュー氏は言う。

LABOの中でしか食べることのできないパフェシリーズは2種類。

自家製のほろ苦いショコラとなめらかなバニラソルベ、サクサクのマカロンラスク、しっとりとしたブラウニー、カリカリのグラノーラ。
驚くほどに一つひとつの完成度が高い。そしてそれらを組み合わせることで、五感を刺激するストーリー性のある美しいパフェが完成する。

外側がカリっとしていて、中がしっとり。ラム酒がふわっと香るフランスの定番菓子。
カヌレはマチュー氏がお菓子作りを始めた頃に試行錯誤した、思い入れの深い一品。
シンプルな工程なだけに、素材、天候、焼き方などにより出来栄えが左右される。
湿度の高い日本では、フランスの味を再現するのが特に難しいお菓子だ。

黒を基調としてたエレガントで大人なパッケージは、男性ウケも良い。

お母さんが作ってくれるお菓子のように人々を笑顔にしたい、という想いからスイーツを作り始めた。
一つひとつのディテールにこだわったスイーツの中にも、どこか安定感がある味わいがあるのは、そんな世界観からきているのかもしれない。マルチな才能を持つマチュー氏の、今後の活躍が楽しみだ。
【メニュー】
ソルベ 450円
ケーキ(季節ごとに変更あり) 600円~
カヌレ プレーン 400円、チョコ 450円
ヌメロサンク・パリ・スペシャル パフェ(ショコラ・季節のパフェ) 各1,380円
※価格はすべて税別
Numéro 5 Paris(ヌメロサンク・パリ)
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-23-10 2FC03-6421-4075
LABOオープン土日祝日限定 10:00~18:00(イートイン席あり)
月曜~金曜

この記事の筆者:Kyoko Maruyama(ライター/フードアナリスト)
【Not Sponsored 記事】