
愛する自然派ワインに合うベトナム料理が作りたかった
エスニックブームが続く中、サンドイッチの新ジャンルとして人気が高まり、次々に専門店がオープンしているベトナムのソウルフード「バインミー」。中でも注目を集めているのが、2017年10月にオープンした『スタンドバインミー』だ。
店内はカウンターに6席のみ。半分以上をキッチンが占めている。


そんな白井さんが自然派ワインと同じくらい熱愛し、何度も訪れているのがベトナム。ベトナム料理も大好物だが、化学調味料を使っているお店が多いことを残念に思っていたと話す。
「身体にやさしい食材だけを使って、私の大好きな自然派ワインにぴったり合うベトナム料理を作りたいと思い、この店を始めました」(白井さん)。
店では、フレンチをベースに、産地直送の有機野菜や固定種の野菜(何世代にもわたり絶えず選抜・淘汰され、遺伝的に安定した品種)、厳選したオーガニック食材を使用し、できるだけ無添加で調理したベトナム料理を提供している。

6席しかない小さなお店だったので、看板商品はテイクアウトしやすいバインミーにした。店をオープンしてから気づいたそうだが、このエリアはファッション関係やマスコミ関係者が多く住んでいる。
そうした人達の間でこちらの店は「本場のバインミーよりおいしい!」とクチコミで評判が広がり、取材が殺到。瞬く間に超人気店となった。
本店からすぐ近く、姉妹店としてカフェ併設のベトナム雑貨店をオープン

現在、バインミーは『333』のみで販売している(ただし本店で食事をする場合は、『333』で購入したバインミーを店内で食べられる)。
『333』は 21時で閉店だが、本店は24時まで営業しているので(日曜のみ23時まで)、『333』がクローズした後は本店でもバインミーを注文できる。夜営業でもオーダーストップの時間まではテイクアウトが可能なのもありがたい。
本場よりうまい!と、うならせるバインミーの秘密
さて、気になるバインミーの紹介といこう。
もっちり・ふんわりしている「オリジナルバインミー」と、ふすま(小麦の表皮部分)が入っていて香ばしく、しっかりした噛みごたえの「プレミアムバインミー」(1日15本限定)の2種類がある(バインミーは全てプラス200円で「プレミアムバインミー」へ変更可能)。

「ベトナムのバインミーのパンは米粉を使っているのでサクッと軽い食感ですが、うちのバインミーに使っているパンは本場よりもおいしいと思いますよ」と、いたずらっぽく微笑む白井さん。確かにこのパンのたまらない香りだけでもおいしい予感がして、期待が高まる。

このレバーパテは店内で提供している自然派の赤ワインをたっぷり使って臭みを抜き、やや甘めの味付けをしてクリーミーに仕上げている。

「このハムは、エマルジョンソーセージ(中身の肉を細かく挽き、よく練って乳化させたソーセージ)の中身をハム状に仕上げたものなので、とても舌ざわりがいいんですよ。甘めのレバーペーストとのバランスを考え、スパイスを効かせてピリッと仕上げています」(白井さん)。

「ディルを使うのがうちのバインミーの特徴のひとつです」(白井さん)。

最初に感じるのは、パリッと焼けたパンの表面の香ばしさと、かみしめた時の小麦粉特有の甘み。次の瞬間にはレバーパテの甘み、ハムに仕込まれたスパイスの刺激、なますのフルーティな酸味、ハーブの爽やかな苦みと真夏の青草のような香りが口いっぱいに広がる。それら具材のすべてが混然一体となった完璧なバランスに驚く。
手間ひまかけた米&麺メニューも、手抜きなしの本格派!



ヒットメニュー・牛ほほ肉のシチューのフォーも必食!



発見! この店のバインミーは一晩寝かせるとさらにおいしくなる
フォー以外のメニューはテイクアウト可能。白井さんによると同店のバインミーは一晩おいて朝食に食べてもおいしいとのこと。
姉妹店『333』との相乗効果で、より一層ベトナムを感じられるお店へ

パティシエでバリスタの笹原智美さん(通称:みやちゃん)がバインミーとともに、ベトナムカカオを使った焼き菓子やチェー(ココナッツミルクを使用したベトナムのスイーツ)、オリジナルブレンドのベトナムコーヒーなど、ベトナムを感じさせるカフェメニューを提供している。


小さな店だからこそ、手抜きしたくないんです

「小さい店だからこそ、お料理は手を抜かず、ちゃんとやろうと決めていたんです。なのでスープの鶏ガラも、朝、バキバキ骨を折るところから自分でやっています」(白井さん)。
女性の一人客が多いのは、白井さんの作り出す居心地のよさ、そして自分の好きなものをとことん探求する姿勢への憧れもあるのだろう。
料理上手でセンスのいい友達の家のように気軽に立ち寄れる、こんな店がある近所の住人がうらやましい。
【メニュー】
オリジナルバインミー 780円
プレミアムバインミー 980円
鴨肉のチキンライス 950円
生米麺 シチューフォー 930円
ベトナムチョコのマフィン 450円
※ワインの価格はスタッフに確認を
※価格はすべて税別
スタンドバインミー
〒152-0004 東京都目黒区鷹番3-15-18 パレス#10403-6451-0827
月・水~金 11:00~14:30 月・水~金 18:00~24:00 土 11:00~24:00 日 11:00~23:00
毎週火曜日
https://standbanhmi.com/
https://r.gnavi.co.jp/9dk2e2a40000/
333(バーバーバー)
〒152-0004 東京都目黒区鷹番 3-18-303-6412-8866
11:00~21:00
火曜日
https://333store.jp/
この記事の筆者:桑原恵美子(ライター)
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