
挽きたての小麦で作ったおいしいパン、が麺づくりのヒントに
一般的にラーメンを評するとき、まず要(かなめ)とされるのはスープだろう。スープと麺の相性だったりスープと具とのバランスだったり。そんな暗黙の了解を見事に覆すのが、新選組ゆかりの地である京都・壬生(みぶ)に開店した『自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲(らくちゅうそのさき)』。店名の通り、石臼挽き・手打ちの“麺を食す”ラーメンだ。
麺の素材に着目したのは、偶然、石臼で挽きたての小麦で作ったおいしいパンに出逢ったから。「添加物に頼らないなら素材が大きなよりどころになる」と再認識し、国産小麦を使うことに決めた。そして小麦の挽き方や打ち方はそば・うどんの技術を学びに行った。
「石臼で挽くとき高速だと熱を持ち小麦の風味をなくしてしまいます。ですからうちでは低温でゆっくりゆっくり挽いています」。麺作りには、貴船神社の御神水を分けてもらい使っている。こうした作業を市原さんひとりでやっているので大量には作れず、必然、11時~15時の営業となった。

何通りもの楽しみがあるサプライズな「つけ麺」

麺は昆布水に浸してあるので、まずはそのまま麺のみを軽く塩で食し、つるつるっとしたのど越しと小麦の香りを楽しむ趣向。次にスープとそばつゆでそれぞれ味わい、最終的にスープをつゆで割って味わうこともできる。このときの割り方で味が変わるので、食べる人の好みで楽しめる。

見たこともないほどの超極太麺は思わずクセになる
取材の日の麺は他に2種類。ハルユタカ多加水もみ麺と、もち麦を独自にブレンドした今まで見たこともないような超極太麺。スープは地鶏ベースの塩味かしょうゆ味のどちらかをチョイスする。



ラーメンの作り手としての自負をカタチに
「これからも自然な素材のみでおいしい一杯を目指して手作りしていきます」と市原さん。手作りや無化調無添加で厳選素材にこだわるラーメンは手間ひまやコストの面でおおいなるチャレンジといえるが、「ラーメンの作り手としての僕なりのひとつの答え」と語る。
撮影:合田慎二
【メニュー】
石臼粗挽きつけ麺 1,000円
極太もち麦地鶏しょうゆらーめん 800円
ハルユタカ多加水地鶏塩らーめん 800円
自家製粉石臼挽き小麦 洛中その咲(らくちゅう そのさき)
〒604-8805 京都府京都市中京区壬生馬場町24-4非公開
11:00~15:00
火曜、月に2~3回不定休有り

この記事の筆者:dressing編集部
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