
ルーツはパスタ! イタリアンシェフの「真鯛らぁめん」
東急田園都市線・駒沢大学駅から徒歩約10分のところにある『真鯛らぁめん まちかど』。

「僕はイタリアで2年間、イタリア料理の修行を積んだんですが、その時にボローニャの店で最初に教えてもらったのが『鯛のソースのパスタ』だったんです」(荒木さん)
その思い出のメニュー「鯛のソースのパスタ」は2018年初頭から店でも出しており、お客さんにも好評だったそう。しかし、もともと同パスタはラーメンとよく似ていたため、「これはラーメンに応用できるんじゃないか」と感じ、“スピンオフメニュー”としてラーメンを出してみようと考えたのが始まりだった。そして半年間研究した末、ようやくできたのが「真鯛らぁめん」だ。
濃厚なのにさっぱりとしたスープのうまさに感動!

「真鯛のラーメンと聞くと、クリアなスープに細麺を想像する人が多いですが、『真鯛らぁめん』は濃厚なのにさっぱりしたスープです」(荒木さん)
なるほど、スープの味は濃厚だが、脂っこさがなく、飲みやすい。

確かに一口飲んでみると、その言葉の意味が分かる。味に透明感がありながら、しっかりだしが出ていて、最後まで汁を飲み切りたいと思わせる。

「鯛の昆布締め炙りカルパッチョ」だが、これがまたラーメンとよく合う。箸だとほろりと落ちてしまうので、麺と一緒にレンゲでいただく。すると、あっさりとしながらもしっかりとした味わいのカルパッチョのうまさが口の中に広がり、思わず幸せな気分になる。
スープに絡む麺は、パスタでおなじみの「デュラム・セモリナ粉」入り

イタリアで修行をしたシェフのラーメンというと、バジルや生ハムをのせるなどビジュアルで“イタリアン”を強調しそうなものだが、荒木さんの場合は麺にこだわるなど、食べてこそ分かる“イタリアン”をラーメンに取り入れている。
こちらも食べたい!「真鯛つけ麺」
同店では、「真鯛らぁめん」のほか、「真鯛つけ麺」も用意している。トッピングは「真鯛らぁめん」と同じもの(夏はナスがプラスされる)。

真鯛らぁめんと合わせて食べたい「特製鯛ばってら」
同店ではサイドメニューとして「特製鯛ばってら」(写真下)も取り入れている。
濃厚な味の「真鯛らぁめん」と合わせて食べてみると、ばってらのスッキリ感がマッチしていて、両方がいい相乗効果を醸し出している。あっさり味のばってらを食べて濃厚なスープを飲み、もちもちの麺をすする、そしてまたばってらを食べる…このローテーションはたまらない。
新メニュー、真鯛らぁめん専門店…これからの「まちかど」

イタリアにいたころには思いもよらなかった、ラーメン作りを始めた荒木さん。心に秘めた野望はさまざまなメニューを生み出すアイデアとなって広がっていきそうだ。
撮影:岡本寿
【メニュー】
真鯛らぁめん 950円
真鯛つけ麺 1,050円
特製鯛ばってら 300円
※価格はすべて税込
真鯛らぁめん まちかど
〒154-0012 東京都世田谷区駒沢2-40-10090-4453-0253
日・月・火 12:00~15:00 (L.O.14:30) 18:00~22:00 (L.O.21:30)
水曜日~土曜日

この記事の筆者:北舘和子(ライター)
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