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週2日だけオープン! 大人気「流しのカレー屋」による絶品創作カレーにファン殺到 - ビュー

時刻(time):2018-10-09 00:56源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
「流しのカレー屋」をご存じだろうか? これは、店舗を持たずに他の飲食店で間借り営業をしたり、イベントに出店したりしながらカレーを販売するスタイルのことだ。「and CURRY(アンドカリー)」という名で流しのカレー屋として注目を集める阿部由希奈さんが2018年7月8日、京王井の頭線・新代田駅から徒歩約5分のところに、『kitchen and CURRY(キッチンアンドカリー)』
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「流しのカレー屋」をご存じだろうか?

これは、店舗を持たずに他の飲食店で間借り営業をしたり、イベントに出店したりしながらカレーを販売するスタイルのことだ。「and CURRY(アンドカリー)」という名で流しのカレー屋として注目を集める阿部由希奈さんが2018年7月8日、京王井の頭線・新代田駅から徒歩約5分のところに、『kitchen and CURRY(キッチンアンドカリー)』をオープンした。

そう、流しのカレー屋がついに自身の拠点を持ち、そこでカレーの提供を始めたのだ。

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『kitchen and CURRY』がオープンするのは週2日のみ。ファン待望の実店舗、さらに 営業日が少ないこともあって、オープン当初は2時間待ちになるほど、大勢のファンが押し寄せた。そこで現在は記帳制を導入している。これは1時間毎の枠から訪問したい時間帯を選んで記名するもの。記帳の開始は当日10時から。

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店内は木調のひさしがあったり、カウンターにはチュニジア産のタイルが貼ってあったりと、多国籍な雰囲気だ。内装のデザインにも阿部さんのこだわりが詰まっている。席数は10席。

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▲食器やカトラリーなどの色やデザインにもこだわりをみせる

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▲余談だが、阿部さんは大の猫好き。店内では、猫のシールを販売している。売上の50%は、猫の保護活動に寄付する

珍しい食材を使った日替わり創作カレー! おすすめは2種のあいがけ

メニューは日替わりで、1日に3種類のカレーを提供する。おすすめは、2種の「あいがけ」だ。

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この日提供していたのは「ひよこ豆とおかわかめのカレー」と「ねばねばポークカレー」のあいがけ。

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「ひよこ豆とおかわかめのカレー」(写真上・手前)は、ひよこ豆のホクホク感と、ワカメに似たオカワカメの食感が生きたコクのあるカレーだ。ちなみにオカワカメとは海藻ではなく、つる性植物の葉のこと。

作り方は、ホールスパイスのシナモン、チリ、クミンで油に香りをつけてから、タマネギを投入して炒める。そしてパウダースパイスのコリアンダー、ターメリック、カルダモンで味や香りを調え、そこに水で戻しておいたひよこ豆を合わせて煮る。仕上げにバターを入れてコクを出し、提供する直前に茹でたオカワカメを入れるという。

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オカワカメを含む野菜たちは、契約農家から送られてきたもの。

実は同店で使う食材は、『中里自然農園』(高知県)や『わらふぁーむ』(青森県)などの複数の契約農家から週1回程度おまかせで送られてくるため、阿部さんも段ボールを開けるまで中身がわからない。同梱されている“おすすめの食べ方”が書かれたメモをヒントにカレーに加えていく。そうして他店にはないオリジナリティ溢れる『kitchen and CURRY』のカレーが誕生する。カレーのレパートリーは、これまでに約70種類あるというから驚きだ。

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「ねばねばポークカレー」(写真上・手前)は、角煮のように分厚くカットされた豚バラ肉がゴロリと入ったカレーだ。後からチリのピリっとした辛さがやってくる。

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独特の苦みとほんのり甘さを感じるスパイス・カロンジ(ニゲラ)と、チリ、クミンのホールスパイスで油に香りをつけて苦みを立たせてから、タマネギを投入して飴色になるまでしっかり炒める。パウダースパイスは、フェネグリークやチリなど数種類使用。その後、豚バラ肉を加えて煮込んでから、仕上げにモロヘイヤととろろ昆布を入れている。とろろ昆布は煮溶けていて目では見えないが、これがカレーのコクになっているという。

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副菜も日替わりだ。この日は写真上・左から「スパイスを効かせたサラダ」「紫ジャガイモのスパイス炒め」「ヨーグルトのサラダ」がのっていた。ご飯は、契約農家の『わらふぁーむ』(青森県)が作っている「まっしぐら」の五分つき米を使用。玄米と白米の中間である五分つき米は、ほどよくパラパラ感がある。

そしてカレーと副菜、ご飯を混ぜ合わせながらいただく。2種類のカレーは味が混ざり合うように、あえてカレーソースが重なるように盛り付けている。混ぜ合わせることで変化する味を一口ごとに楽しみたい。

季節を感じるドリンクやデザートも一緒に

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季節限定の「プラムソーダ」(写真上・左)は、プラムの甘酸っぱさとソーダ水の清涼感が心地いい一杯だ。これはプラムをきび砂糖とシナモン、クローブで一晩漬け、出てきた果汁をソーダ水で割ったもの。「チャイ(HOT)」(写真上・右)は、スターアニスやシナモンなど5種類のスパイスが穏やかに香り、食後の一杯にピッタリだ。

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〆のデザートには、アイスクリームの「ブルーベリーとクリームチーズときどきカルダモン」(写真上)を。こちらは『おざわ農園』(神奈川県)のブルーベリーをたっぷり使った、濃厚な味わいだ。食べる箇所によってはプチっとカルダモンの清涼感が広がる。

週2日しか営業しない理由とは? 今後の展望も聞いてみた

流しのカレー屋として活動していたのに、なぜ拠点を持ったのだろうか?

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▲店主の阿部由希奈さん

「今までひとり暮らしの自宅で試作・撮影をしていましたが、スペースに限界がありました。以前からキッチンスタジオのようなキッチンを持ちたいという夢があったので、このタイミングで思い切って借りてみたんです」と阿部さん。つまりお店ではなく、キッチンが欲しかったのだ。そこで“キッチン開放日”として週2日のみ営業している。とはいえ、常連さんや近隣のオフィスで働く人々からは「毎日営業して!」とお願いされているという。

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「実はカレー以外の仕事もしているんです」と阿部さん。『kitchen and CURRY』のほかも、フリーランスで人事やウェブディレクターの仕事に携わる“複業スタイル”を続けている。

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多忙な阿部さんは、『kitchen and CURRY』がオープンしてから休みがゼロだという。今後の展望を尋ねてみると、最初は「今は1カ月先のことしか考えられないです(苦笑)」と答えた。

しかし、その後に「キッチンを持ったことでカレーを作る機会、量ともに増えました。今後はカレーの面白さを全国に広めるためにも、地方のイベントに参加していきたいです。また農家の人たちとも知り合って、そこの野菜を使ったカレーを東京で販売するなどの活動もしていきたい。カレーの研究のために海外にも行きたいですね」と夢を語った。

『kitchen and CURRY』とは別に、流しのカレー屋としての活動も続けるという。すべてにおいてアクティブな阿部さん。今後も彼女の活動から目が離せない。

撮影:千々岩友美

【メニュー】
ねばねばポークカレー 1,100円
ひよこ豆とおかわかめのカレー 1,000円
あいがけ(2種) 1,300円
アイスクリーム 400円
プラムソーダ 500円
チャイ(ICE/HOT)300円
※価格はすべて税込

kitchen and CURRY(キッチンアンドカリー)

〒156-0042 東京都世田谷区羽根木1-21-24 亀甲新い52
【木曜】11:30~15:00、18:00~21:00(※ただし売り切れ次第終了)【日曜】11:30~売り切れ次第終了
月曜、火曜、水曜、金曜、土曜(※イベント出店により営業日が変わる可能性があるので、ホームぺージをご確認ください)
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http://www.andcurry.com/

この記事の筆者:名久井梨香(フリーライター、カレー愛好家)


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