
『やきとり まさ吉』のオーナーシェフが2店舗目「焼鳥割烹」を池尻にオープン
東京から神奈川県の内陸部を横断し静岡県沼津市に続く国道246号線。都内・池尻にあるその国道上の三宿交差点から東へ3分。小さな看板を目印に階段を上がると、真新しい暖簾が悠々と揺れる。それが『やきとり 児玉』だ。


前菜からデザートまで、おまかせコースをゆっくり味わう!
『やきとり 児玉』の醍醐味は、児玉さんの技をすべて詰め込んだコース料理。「焼鳥割烹」と呼びたくなるような皿が順に運ばれ、2時間30分ほどかけてゆっくりと味わうスタイルだ。
「甘酒は乳酸菌。まずは消化を助ける身体に優しい一品からどうぞ」。

自慢の鶏は115日飼育の「にいがた地鶏」
新潟県出身の児玉さんは、故郷が誇る食材を選りすぐって使っている。主役の鶏肉は県内のみで消費される飼育量が極めて少ない「にいがた地鶏」だ。また塩、醤油、味噌など調味料も新潟産のもの。
焼きながら話す児玉さんを見て、あれ?と、気づいた。焼鳥屋なら通常ある焼き場の前にガードがない! しかも、焼き続けているのに店内に煙がまったく流れていない!

使う炭は「紀州備長炭 細丸」。これは「焼鳥屋を開業するから使いたい」と言っても容易に入手できるものではない。『やきとり まさ吉』からのつながりがあってこそだという。そして何より、児玉さん流の炭の使い方がある。
炭を起こしたら、必ず一旦温度を下げるのだ。通常は強い火力を求めるため、「一旦温度を下げる」のは、火力を弱めるので真逆の行為。なのに児玉さんはあえてそうする。その理由は? 「焼鳥は燻製料理だと思っています。強い火力で焼くというより、燻したいから、温度を下げて落ち着いた炭が必要なのです」。
トップバッターはふわっと焼き上げた、ささみ焼き!






「にいがた地鶏のだし、最高級の羅臼(らうす)昆布と白煮干しのだし。時間をかけてとったこれらの2種を合わせるスープです」と児玉さんは説明するが、その仕込みたるやまるでラーメン店! 全粒粉を使った支那そば麺を美しくまとい、すでに満腹でもするする食べ進む。
「他の鶏と比べると、融点がぐっと低いのがにいがた地鶏の特徴で、身体に優しいスープになるんです」。

「この雰囲気だと、ジャズが流れていそうでしょ? それは絶対に嫌だったんです。このオーダーメイドのアンプで、僕が好きな音楽を流しています」。
新しい感覚の焼鳥の世界へ、ぜひお早めに!
【メニュー】
コース 6,000円
八海山生ビール 850円
日本酒1合 880円~
グラスワイン 800円~
ボトルワイン 4,800円~
※価格は税別
やきとり 児玉
〒154-0001 東京都世田谷区池尻1-11-12 パレ・ド・ジュネス2-A03-5787-8606(予約の電話は12:00~17:00に)
18:00~23:30(L.O.23:00)
日曜、他に月2日ほどあり

この記事の筆者:松井一恵(文筆家)
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