
アメ横に来たら絶対行きたい! どんな世代にも愛される正統派ラーメン「淡麗 醤油」
「おいしいラーメン」と聞いて、思い浮かべるラーメンが誰しも一つはあるはず。昔おばあちゃんと中華屋さんで食べた懐かしい味、疲れた身体に染み入るあの味。だしを効かせた混じり気のない澄んだスープに、つるつるの麺。今日食べても、また明日も食べたくなる味。
それぞれ違いはあれど、多くの人が思い描く「おいしいラーメン」とは、やはり醤油ラーメンのような正統派ラーメンのことなのかもしれない。
そんな正統派ラーメンで、今話題の店がある。上野からほど近い御徒町に2018年4月誕生した『案山子(かかし)』である。

清潔感溢れる店内には観葉植物が飾られ、壁に描かれているウォールアートは間接照明に照らされている。ガラス製のウォーターサーバーにはレモン水が完備されており、ラーメン店というよりもカフェのような雰囲気が漂う。


トッピングにはカボチャ、水菜、レンコン、赤唐辛子、チャーシューが彩り豊かに盛り付けられている。
水菜とレンコンのシャキシャキとした歯触りと、カボチャのほんのりとした甘みは、だしの効いたスープに引き立てられ、おもしろいアクセントとなっている。

化学調味料不使用・合成保存料無添加の『寺岡有機醸造』の醤油を贅沢に使用し、絶妙なバランスで配合することで程よいコクを感じさせる。

「淡麗 醤油」は中太麺で提供しているが、他にも細麺と太麺があり、食券購入時に選べるようになっている。
※つけ麺は太麺での提供のみ
※「淡麗 醤油」以外の麺メニューでは、要望があれば食券購入後に中太麺に変えられる。

肉の具合を見て煮込み時間を調整することで、ジューシーで柔らかい仕上がりになる。濃い目で甘辛い味付けのタレがしっかりと染み込んでいる。

ご自身の作るラーメンを「ありきたりのラーメン」と言い切る和田さん。その言葉に、50年の重みを感じる。
「ラーメンもチャーシューも毎日の積み重ね。特別変わったことはしていない」という言葉通り、食材は至ってシンプルだ。

そんな”ありきたり”のラーメンは、必要以上の個性を出したり主張をしなくても、心にじんわりくるほどおいしい。どこにでもありそうなのに絶対に真似できない、まるで家庭料理のような愛に溢れたラーメンだ。
夏にオススメ! 清涼感がたまらない、すっきり「淡麗 塩レモン」
『案山子』では、「淡麗 醤油」以外の期間限定メニューもおすすめだ。
スライスレモンのインパクトと水菜に添えられたエディブルフラワーがなんともフォトジェニック。
レモンは搾らず添えるだけなので、酸味は控えめで爽やかな香りを楽しめる。つくねは軟骨入りでコリコリとした食感を残している。

新感覚でありながら、どことなく懐かしさを感じるところに『案山子』らしさが出ているようだ。

栄養価の高いことで人気の全粒粉入りの麺が、さっぱりとした丸鶏スープの塩ラーメンによく合う。一般的なラーメンを食べた後に感じるような罪悪感はなく、むしろ身体の調子を整えてくれそうなすっきりとした味わいだ。
もちもちのタピオカ麺と麦ご飯で二度おいしい! すりごまと麦味噌の「冷や汁つけめん」
夏に嬉しいメニューはこれだけではない!
麺、スープとともに運ばれて来るのは、たっぷりのゴマが入ったすり鉢。こちらのメニューは、お客自身でゴマをすってつけ汁を作る斬新なスタイルが魅力である。

すり鉢は大きめで、底が平らになっているので、ゴマがたっぷりと入っていてもすりやすい。

また、このつけ汁には、浅草の老舗味噌店から仕入れた甘口の麦味噌をベースとして使用している。ゴマの香りを引き立てる穏やかな甘みが特徴だ。

そして、冷や汁として両者が合わさると、まさに相性抜群。麺にスープがよく絡み、箸が止まらないおいしさだ。また、冷や汁であるため、ゴマと麦味噌の芳醇な味わいがすっきりと堪能できる、夏に嬉しい一品である。
楽しみはまだ終わらない。

冷や汁のベースである麦味噌と相性がいいのは言うまでもなく、プチプチとした麦の食感とキュウリ、シソ、ミョウガなどの薬味野菜の清涼感がたまらない、最高のシメとなっている。
どのラーメンも、進化をしながらも、根底にある古き良きスタイルが見え隠れする『案山子』のラーメン。食べる人によって新しさを感じたり、懐かしく思ったり、いろいろな受け止め方ができるのがおもしろい。
老若男女が集い、外国人観光客も多く見られる御徒町だからこそ、そのブレない職人技で多くの人に愛されるラーメンを作り続けてほしいと願っている。
【メニュー】
淡麗 醤油 850円
淡麗 塩レモン 780円
冷や汁 つけ麺 950円
※価格はすべて税込
案山子(かかし)
〒110-0005 東京都台東区上野6-2-1103-5826-4066
11:00~23:00 (L.O.20:30)
年中無休

https://r.gnavi.co.jp/gzmc69340000/
この記事の筆者:Kyoko Maruyama(ライター/フードアナリスト)
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