
京都らしさのある町家の玄関にかかる青い暖簾が目印。


『ビストロ シック』のコンセプトは「国産ジビエ×自然栽培野菜」。
「ポルトガル料理店でジビエ料理に携わったのが最初。その後に勤めた飲食店でも提供する機会が多々あり、突き詰めていくほどにジビエの魅力にハマっていきました」と石橋さん。
同店で主に扱うジビエは、京都美山産の鹿や猪。時には岩手県産のツキノワグマや国産のウサギやハト、鴨も加わる。独自のルートより骨付きの状態で仕入れているが、石橋さんにとってジビエの魅力は"扱いにくさ"にあるとか。
「野性味ある赤身の味わいがジビエの魅力ですが、クセが強すぎると皆様に敬遠されますし、和らげすぎると個性がなくなってしまうため、バランスを考えながら調理しないといけません」。

「ここでは骨付きの状態でドライエイジングさせますが、ウェットエイジングで保湿。不必要な水分を蒸発させて、必要な水分を内側へ閉じ込めることでパサつきを軽減するようにしています」と石橋さんは語る。
そんな自家熟成させたジビエと自然栽培の野菜を合わせ、初めての方にも食べやすいフランス料理を提供する『ビストロ シック』のメニューを、夜のコースからいくつかご紹介していこう。

鮪は、日本酒に梅干を入れて煮詰めた煎り酒に、鮎の魚醤、ナツメグ、バルサミコ酢を加えたタレを使用。さっぱりとした風味は、料理のスターターとして、また暑い季節に食欲が落ち気味な人にもぴったりだ。黄緑色が美しい丹波産えんどう豆は、日本料理の技法を取り入れて魚のジュレで巾着風に。ほくほくした食感と爽やかな味わいをジュレが包み込み、山芋のソースと一緒になってつるんとお腹に入っていく。



コースを通して、口に入っていきやすいさっぱりとした後口のもの、食欲を刺激するうまみの強いものと、バランスも考えられて構成されており、食べ終わったあとの満足感はひとしお。「分かりにくい場所にありますが、僕にしか作れない調理を追求していくことで、‟あえて”足を運んでいただける店にしていきたいですね」。

<メニュー>
お昼のコース 3,500円~
夜のコース 6,000円~
※価格はすべて税別
bistro Chic
〒603-8205 京都府京都市北区紫竹西高縄町10-1075-406-7402
ランチ:12:00~14:00、ディナー:17:00~21:00
不定休日あり

https://r.gnavi.co.jp/4b14ja610000/
この記事の筆者:茶野真智子(ライター)
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