
ドラマのような急展開で、美容師からピッツェリアに転身

もともと接客や、人を喜ばせることが好きだった川瀬さんが最初に選んだ道は美容師であった。ある時その接客力を買われて、とあるレストランから「働いてみないか」という誘いを受ける。それが永福町の超名店、『ミシュランガイド東京 2014~2018』の5年連続でビブグルマンに輝くナポリピッツァの店『ラ・ピッコラ・ターヴォラ』である。
サービスとして働いていたところ、たまたまピザ職人だったイタリア人が辞めてしまったことをきっかけに行われたスタッフ内のテストで、川瀬さんはピザ職人に抜擢された。元美容師というだけあって手先が器用な川瀬さんはグングン成長し、ピザ職人のヘッドの位置まで昇りつめたという。その評判を聞いた今のオーナーから声がかかり、2017年12月『sola pizza(ソラピッツァ)』をオープンした。
店が移動可能なトラックなのに、イートインスペースもあるナポリ風ピッツェリア
店に来てまず疑問なのが「なぜピザ釜がトラックの中に?」であろう。『sola pizza』はもともとテイクアウト専門店としてオープンしたのだ。トラックをおける場所を借り、そこでピザを販売するスタイルだったが、座って落ち着いて食べられるようなところも作りたいと目の前のビルにイートインスペースを併設した。

イタリアから取り寄せた具材のみで作った絶品ピザ
「具材にはこだわりたい」という川瀬さんは、可能な限りの材料をイタリアから輸入している。
ソースの隠し味にはバジルのつぼみをミキサーで砕いたものを少量入れ、香りをのせている。修業時代にイタリア人から学んだ技だ。またチーズの焦がし具合もこだわり、通常のものと水牛のモッツァレラチーズを使用したものでは若干火加減を変えている。使用するオイルは有機オリーブのエキストラバージンオイルに限定するというこだわりようだ。
緻密な計算から生まれたバランスが絶妙で、マルゲリータ=シンプルという概念が覆される。「マルゲリータやマリナーラなどのシンプルなピザほどピザ職人の腕が問われると思って焼いています」と川瀬さんが言うのも納得だ。




他にも様々なオリジナルメニュー溢れる『sola pizza』。川瀬さんの感性から生まれるピザの絶妙な味わいに、一瞬で『sola pizza』の虜になってしまうだろう。
【メニュー】
マルゲリータ 900円
水牛のモッツァレラチーズを使ったブッファリーナ 1,300円
ビスマルク 1,300円
Sola pizza 1,200円
※価格は全て税込
sola pizza(ソラピッツァ)
〒1150-0001 東京都渋谷区神宮前2-19-5 1F、4F070-4510-0992
11:30~15:00
土曜、日曜

この記事の筆者:片岡力也(ライター)
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