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いくつもの素材、香り、食感が見事に調和する魅惑のイタリアン 護国寺『Adosi dal 2017』

時刻(time):2018-04-18 04:39源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
ソムリエの資格を持つ夫婦による、アットホームなリストランテ オーナーシェフの礒田伸一さんとマダムの礒田優香さんの共通点は「ソムリエ」であること。 前職である大手町のイタリアン『Winebar&Trattoria OrchestraVino(ワインバー アンド トラットリア オルケストラヴィーノ)』で二人は出逢った。和食の板前経験もありソムリエの資格を持つ優香さんの、サービスの質に
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ソムリエの資格を持つ夫婦による、アットホームなリストランテ

オーナーシェフの礒田伸一さんとマダムの礒田優香さんの共通点は「ソムリエ」であること。

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前職である大手町のイタリアン『Winebar&Trattoria OrchestraVino(ワインバー アンド トラットリア オルケストラヴィーノ)』で二人は出逢った。和食の板前経験もありソムリエの資格を持つ優香さんの、サービスの質に驚き「この人となら理想のレストランができる」と感じたという。その後、夫婦となって独立を決心、2017年12月18日、自身の店『Adosi dal 2017(アドジ)』をオープンした。

覚えてもらいやすい店名にしたく、自分たちの苗字「Isoda」を逆さにして、イタリア語的な発音にさせたことが『Adosi』の名前の由来だ。

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礒田シェフは25才のとき、当時同僚だったイタリア人の友人の勧めでイタリアに渡る。イタリア北西部ロンバルディア州で2年間修業の日々。現地の『ミシュランガイド』に名を連ねるようなレストランや高級ホテルで修業することで多くの調理技術を学んだ。「イタリア人の郷土愛や家族愛の強さを肌で感じた経験は、大きな影響を与えられた貴重な経験です」と礒田シェフは言う。

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夫婦で経営するアットホームな雰囲気と、礒田シェフの地元で採れる野菜へのこだわりなど、イタリアでの経験がそこかしこに生かされている。

想像力を掻き立てられ、味と食感の複雑性を楽しむ料理

料理が運ばれてくると、まずそのビジュアルに驚く。

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「ポレンタのフラン ゴルゴンゾーラ うずら卵の半熟、黒トリュフの香り」(写真上)はガラス製の卵型の器で登場する。中身はうっすらとしか見えず、開けるまで何が入っているかわからない、という演出だ。

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蓋を開けると、黒トリュフの強く芳醇な香りが一気に広がる。黒トリュフの下にはウズラの卵で作られた半熟卵、更にその奥にはポレンタのフランにゴルゴンゾーラと、全部で4層になっている。トリュフの香り、ゴルゴンゾーラの塩味とうまみ、温泉卵の濃厚な舌触り、ポレンタの甘みが口の中で複雑に交わることで、なんとも奥深い味となる。

卵の器の中身は月変わりという。何が入っているかは当日のお楽しみだ。

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次の皿は「パフェ仕立てのサラダ」(写真上)。今度は中身が全て見える細長い容器で運ばれてくるが、見ただけでは分からず、一口すくって口に運んでみても、やはり使用されている食材全てを当てることは難しい。これもまた礒田シェフが大切にしている「想像力を掻き立てる味」と「奥深さを生むための複雑性」を象徴するメニューである。

使用されている野菜は、青山在来里芋、矢島かぶ、本紅赤丸蕪、菊芋、紅心大根など珍しいものばかり。この珍しい野菜の味や食感のハーモニーを計算し尽くしたうえで組み合わせるのが『Adosi dal 2017』流だ。カブの苦みと菊芋の甘み、コウシン大根のパリパリ感と蕎麦の実のプチプチ感、更にはトロッとしたガスパチョをソースに見立てることで、味と食感に複雑性を生み出している。

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メイン料理は「漢方和牛タンのバルサミコ煮込みとスパイス香るフォワグラ、縮みほうれん草と、キャベツのクロッカンテ添え」(写真上)もまた複雑性の賜物である。数種類の漢方を食べて育った和牛に7種類のスパイスで調理されたフォワグラが贅沢なほどに乗せられている。隣に添えたキャベツのクロッカンテを合間に食べることで、その程よい苦みが、フォワグラの甘み、漢方和牛のうまみ、ソースの酸味と調和してより一体感が出る。

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礒田シェフの料理は「複雑性」がテーマなため、思いを詰め込むとどうしても名前が長くなってしまう。メニュー名、料理は単純に直観で感じてもらいたいとの思いから、メニューは優香さんの絵で表現した。

優香さんは“中国茶”にも精通しており、コース料理に合わせた中国茶とのペアリングがある。「イタリアンと中国茶の組み合わせは聞きなれない方も多いかもしれませんが、味わいや香りもワインと同じように多種多様なので、料理によく合うんですよ」と優香さん。お酒が飲めない方もペアリングを楽しむことができるのは嬉しい。

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料理はただ空腹を満たすだけのものではない。アットホームな空間で、本場イタリア仕込みの創作イタリアンを心の底から楽しんでみてほしい。

【メニュー】
コースメニューのみ 
・ディナーコース 7,500円
・ランチコース 3,500円
ペアリング 
・ディナーコース ワインペアリング8種 7,000円
・ディナーコース ティーペアリング8種 5,000円
※価格は全て税別

Adosi dal 2017(アドジ ダル 2017)

〒112-0015 東京都文京区目白台2-13-3
03-6677-8580
ランチ 12:00~15:00 (最終入店13:30)、ディナー 18:00~23:00(最終入店20:30)
不定休
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https://www.adosi2017.com

この記事の筆者:片岡力也(ライター)


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