
老若男女に愛される料理を柱に据えたいと考えたとき、自然とハンバーグにたどり着いた
九州随一のマンモス校、福岡大学がある福岡市城南区七隈に店を構えるが、大学からとくに近いわけではない。学生向けに激安やボリュームで勝負する店でもない。メディアへの露出も控えめで、PRに注力しているわけでもない。でも休日平日問わず、昼時ともなれば並ぶことがざらの、郊外の注目店。じゃあ、何がそこまで人を惹きつけるのか。それは、純粋に名物として掲げるハンバーグだ。屋号もシンプルに店主の高﨑聡(さとし)さんが営むから『タカサキハンバーグ』。そんな同店の魅力とは?

肉汁があふれ出る「ハンバーグ」はサイズとソースをセレクト可。とくに4種あるソースはどれも秀逸!


とくにソースのクオリティは高く、ショウガの香りが食欲をそそる「ジンジャーソース」、手間ひまかけてじっくり煮込んだ「デミグラスソース」、季節限定だったがグランドメニュー化した山椒がアクセントの「バルサミコソース」など4種を用意。もともと高﨑さんは約20年前にフレンチから料理のキャリアをスタートさせただけに、どのソースも味わいのバランス感が抜群だ。
ハンバーグに、チキン南蛮、エビフライなどが付くセットメニューもあるので、ちょっと贅沢したい人はぜひ。

一方、チキン南蛮はジューシーな鶏モモ肉を使用し、上にのる卵たっぷりの自家製タルタルソースも美味。なお、すべてのハンバーグメニューには、ご飯、味噌汁orコンソメスープ、サラダが付く。ご飯は大盛り無料の上、おかわりも1回限りサービスだ。
基本に忠実に、一つひとつ丁寧に。スチームコンベクションオーブンでパンを焼くようなイメージで膨張させる
注文後にミンチを成形し、焼き上げていくという、時間は要するが王道の作り方を徹底している。「牛と豚の合挽き肉の比率を微調整したり、卵やパン粉といったつなぎの量を変えたりしますが、それは特別なことでもありません」と控えめに話す高﨑さん。焼き方はまず肉汁が逃げないようにハンバーグの表面を焼き入れ、そこから低温~中温調理が可能なスチームコンベクションオーブンで焼き上げていく。成形から完成まで約15分を要するというから、じっくり火を入れていることがわかる。
焼き上がったハンバーグは、見るからに肉汁が閉じ込められているパンパンに触れ上がった状態で、熱々の鉄板上でジュージューと音を立てながら、目の前に登場。立ち上る香り、鉄板上でソースが煮え立つビジュアルなど、五感から食欲をそそられる。

ちなみにご飯も炊きたてを提供したいと、営業中もこまめに炊飯。とにかく、手間を惜しまず、おいしさを追求する姿勢が好印象。


店内のしつらえもシンプルに、子ども連れでも利用しやすい
店はテーブル席をメインに全24席。幼児向けにキッズチェアや絵本をはじめ、ミニハンバーグ、エビフライ、フライドポテトなどが付く「お子さまごはん」をワンコインで準備する。高﨑さん自身も子育て世代で、自分の経験上、子ども連れでも行きやすい店をつくりたかったそうだ。


特別凝ったことはしていないし、奇をてらった料理で注目を集めているわけでもない『タカサキハンバーグ』。「ここのハンバーグがおいしいから」という純粋な理由で、ファンを増やしていることが、同店のすべてだ。特別用事がないと行くエリアではないと先に述べたが、「ハンバーグを食べに行く」という理由は大いにありだろう。
【メニュー】
オリジナルハンバーグふつう180g 920円
オリジナルハンバーグ大きめ210g 1,030円
オリジナルハンバーグ2個150g×2 1,360円
月見ハンバーグ 1,020円〜
チーズハンバーグ 1,120円〜
ハンバーグ&クリームコロッケ 1,190円〜
ハンバーグ&チキン南蛮 1,190円〜
チキン南蛮定食 850円
カレーライス&ハンバーグ 1,090円
※価格は税込
タカサキハンバーグ
〒814−0133 福岡県福岡市城南区七隈5-7-13092-863-7717
11:00〜15:00(LO.14:00)、18:00〜22:00(LO.21:00)
日曜

この記事の筆者:諌山 力(ライター)
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