
メニューはたった2つだけ! しみじみうまいと感じる定食店が札幌市内に登場
2017年11月、札幌市内に“しみじみうまい定食”のお店がオープンした。食事メニューはたった2つ、「もの凄い鯖 定食」と「焼き穴子丼 定食」だ。やさしく深い味わいの「もの凄い鯖」や「焼き穴子」は食べる人を魅了すること間違いなし! わざわざ食べに訪れたい、本気でうまい定食店である。

1971年から使い続ける漬け汁が編み出す「もの凄い鯖」


さらに驚くことに、この漬け汁には自然の酵母菌と乳酸菌が多数。「もの凄い鯖」の加工場にはこれらのさまざまな菌が棲みついているためか、鯖の調理で内蔵を取り扱うにも関わらず、加工場内に生臭さなどは一切感じないという。
長い時を経た漬け汁は、積年のうまみが凝縮しつつ今も日々成長している伝統の結晶。化学調味料では決して作ることのできない、滋味溢れる深い味わいを鯖から引き出している。
干物とは思えぬふっくら感!「もの凄い鯖 定食」で噂の鯖をじっくり味わう
『定食屋 亘』では、「もの凄い鯖」を小鉢や味噌汁付きの定食で楽しめる。

ほどよく脂がのった身からまろやかな塩気がじわじわと湧いてきて舌の上に広がり、口の中がうまみで包まれていく。青魚特有の臭みは全く感じることもなく、未だかつて食べたことがない鯖の味。やさしく深い味わいがたまらず、思わず笑みがこぼれてしまう。
これは、艶やかでやや粘り気のあるごはんが進む! ごはんのおかわりができるので、ついつい食べすぎてしまいそうだ。
付け合わせに大根おろしがあるが、醤油なんていらない。心地よい塩加減の鯖の箸休めにピッタリだ。添えられている卵焼きも絶品! 北海道の料理ではありがちな、スイーツかと思うほど砂糖をたっぷり使った甘い玉子焼きではなく、出汁を感じる上品な味わい。
“もの凄い”という所以、食べてみればきっと誰もが納得するはず。これは本当に“もの凄い”。
淡路島で人気の穴子を、キリッとしたタレとワサビで味わう


タレが絡んだご飯は決して濃い味ではなく、炊き込みご飯のごとくやさしい風味で、穴子のうまさを引き立てている。じんわりと口の中で広がっていく穴子のうまみ。この穴子も間違いなく“もの凄い”。くどさがなく上品な味わいで、最後までじっくりとうまさを堪能できる丼だ。
脇役も“もの凄い”! 小鉢や味噌汁が一流料亭の味


訪れた日は、「もの凄い鯖 定食」にはゴマ油がききつつもさっぱりとしたキンピラ、「焼き穴子丼 定食」にはまろやかな味わいを感じるインゲンの白和え。ともに小鉢にとどめておくのがもったいないくらい、上品な味わいである。
この小鉢と味噌汁があるからこそ、すべてを食べ終えると“しみじみうまい定食”だったと感じるのかもしれない。まさに主役を支える名脇役だ。
メニューはたった2つでも、わざわざ食べに行きたくなる定食屋。どちらをオーダーしようか悩みどころだが、ともに弁当としてテイクアウトもできるので、一方を店内で昼食に、もう一方をテイクアウトして夜の楽しみに、ということも可能。
“もの凄い”素材がプロの技でより上質な味わいに昇華した定食。思わず人に自慢したくなること間違いない。ぜひその“もの凄い”味わいを堪能してみてほしい。
【メニュー】
もの凄い鯖 定食 1,000円
焼き穴子丼 定食 1,500円
※価格は税込
定食屋 亘(ワタル)
〒060-0042 北海道札幌市中央区大通西14丁目1-13 北日本南大通ビルB1F080-4043-8172
11:00~17:00
土日祝
https://www.facebook.com/wataru.sapporo/
この記事の筆者:川島信広(トラベルライター)
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