
自由が丘の街角に登場した、「チャルダ」の専門店


トスカーナ地方の婚礼菓子だったという、素朴な焼き菓子
「チャルダ(Cialda)」というお菓子を知っている人は、日本人はもちろんのこと、イタリア人でも少数派かもしれない。お菓子通でも首を傾げる人が少なくないだろう。まずは、チャルダというお菓子についてうかがった。「イタリア・トスカーナ地方に14世紀以前から伝わる焼き菓子です。主に婚礼用の引き菓子として使われていました」と解説してくださったのは、同店を運営する『株式会社オネスト』代表の飯田尚志さん。ゴーフルやワッフル、ウエハースなど、このチャルダに似た姿のお菓子があるが、古くはキリスト教の聖体拝領のミサでパンとして使われていたものが、宣教師の巡礼によってヨーロッパ各地に伝わり、素材や姿、味が変わって今の形になったとされている。
イタリアから取り寄せた焼き型で、一から手作り




オリジナルのスプレッドで、広がる味のバリエーション

そのままでもおいしいが、『ラ・チャルダ』では、フルーツやナッツなどをブレンドしたオリジナルのスプレッドを7~8種類用意。おすすめは好みのスプレッドをその場で2枚のチャルダに挟んだ「スプレッドサンド」。


自由が丘の貴重なくつろぎスポットとしても
このチャルダ専門店をオープンしたきっかけは、飯田さんがイタリア帰りの友人からお土産としてチャルダを贈られ、その素朴なおいしさと、ストーリーの奥深さに魅了されたこと。日本にまだチャルダを売る専門店がなかったこともあり、本業のIT企業を経営するかたわら、試行錯誤して同店をオープンさせた。「チャルダは歴史の長いお菓子ではありますが、肩肘張らず、ゆっくりくつろぎながら楽しんでもらえる場になれば」と飯田さん。バリスタの経験のあるパートナー・栗山雅光さんとともに店頭に立ち、少しずつリピーターを増やしている。
店内ではこのほか、厳選されたイタリア産のオリーブオイルやバルサミコ酢などの食材やパスタなどのイタリア食材が並ぶグローサリーコーナーも併設。コーヒーを片手にチャルダを頬張ると、どこか懐かしい味わいにほっと肩の力が抜ける。自由が丘でのショッピングの合間の休憩スポットとしても、覚えておきたい一店だ。
撮影:岡本 寿
【メニュー】
プレーンチャルダ S(直径12cm)194円、L(直径18cm)378円
チーズチャルダ S(直径12cm)194円、L(直径18cm)378円
スプレッドサンド・リコッタとドライフルーツ 540円
ギフト用チャルダ プレーンS 3枚セット 583円
ギフト用チャルダ プレーンS 5枚・チーズS 5枚のギフトボックス 2,160円
キアッケレ(約80g) 324円
カプチーノ 486円
エスプレッソ 324円
※価格はすべて税込
※ギフト用チャルダは、ご希望枚数でのセットが可能です
La Cialda(ラ・チャルダ)
〒152-0035 東京都目黒区自由が丘1-25-9 自由が丘テラス1F03-5726-9622
11:00〜19:00
木曜

この記事の筆者:糸田麻里子(ライター/エディター)
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