
ワインとマリアージュさせる「現代割烹」とは?
2017年9月にオープンした『現代割烹Terra(テラ)』。六本木交差点から芋洗坂に降りたすぐ左側、まさに「東京の中心」とも言いたくなる絶好の場所に店を構える割烹料理店だ。和食とワインとの融合、マリアージュをテーマとしている。
「シドニーベストヤングシェフ」を獲った逆輸入シェフ


シドニー屈指の和食の名店『Yoshii(ヨシイ)』に見習いとして入り、半年後に料理長に大抜擢された直後のことだった。
まだ十分な英語も習得していなかった寺本シェフだったが、他の4人の受賞者(いずれもオーストラリア人)とコラボし、言語的な壁を乗り越えコースを作った経験は大きな財産となった。
また、受賞により、インドネシアの大富豪のためのバースデーディナーを担当する、オーストリアのレストランでの期間限定シェフをオファーされるなど、数多くの経験を積むことができた。若いシェフにもどんどんチャレンジをさせる風土がある、海外だからこその貴重な体験だったと彼は言う。

「でき立て」を一番おいしいタイミングで供するおもてなし
では、コースの中から寺本シェフが腕をふるう料理を紹介しよう。どの料理も見た目が鮮やかで、特注の皿や器も美しい。
ウニ、卵、干し椎茸の鼈甲餡というところまではありそうな組み合わせだが、これを器に敷いたカダイフにかけるという素晴らしいアイデア。ウニと卵のセクシーな舌触りにカダイフの心地良い香ばしさと食感が加わり、適度なボリュームも出る。





その瞬間、そのタイミングでしか味わえない最高の味にこだわる、寺本シェフの熱き想いが表れたデザートである。
枠にとらわれない自由な料理。それが「現代割烹」
寺本シェフはオーストラリア・シドニーのレストランに約8年勤務したが、欧米文化圏では「料理人の地位が高い」ということを痛感。料理そのものに関しても、自由な発想で表現することが許された。寺本シェフの料理は、そんな空気に育まれてきた。日本でも、枠にとらわれない自由な表現をしたい。そんな気持ちを「現代割烹」という言葉に込めた。若き「逆輸入シェフ」が東京のメインステージへ。今後の活躍が楽しみだ。
【メニュー】
コース 8,000円、10,000円、15,000円(要予約)、ベジタリアンコース8,000円
現代割烹Terra(テラ)
〒106-0032 東京都港区六本木5-1-1 丸正小林ビル B1F03-6447-1630
18:00~翌4:00
日曜

この記事の筆者:Yayoi Ozawa(フリーライター)
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