
扱う肉は牛、豚、鶏、羊、鴨、馬、鹿などバラエティに富んでいる!
黒い縦格子が配された和の趣が漂う店構え。通行人が、何かと気になり格子から中を覗き込んでいる。こちらは神戸トアウエストに2017年6月10日にオープンした『NIKU SPECIALITE Carma.』(ニク スペシャリテ・カルマ)だ。
『カルマ』はすぐ近くにある『NIKU SPECIALITE Macra』(ニクスペシャリテ・マクラ)の2号店。「『カルマ』も『マクラ』も思いは同じ。牛、豚、鶏、羊、鴨、馬、鹿などあらゆる肉を、様々な調理法で、ちょっとずつ、いろんなワインと共に味わっていただくことを大切にしています」と語るのは、オーナーシェフの柳政宏さんだ。

厳選したお肉はビジュアルだけでもおいしそう!

鹿肉はサシが一切入っていない、これぞ赤身!というビジュアル。宝石のように輝く艶感、持つとやわらかくしなる弾力に、肉質のよさが感じられる。
神石牛は広島県にある『なかやま牧場』で育てられた黒毛和種。高い標高にある牧場は、風通しがよく、ストレスのない環境でのびのびと育てられているとか。トウモロコシが多く配合された飼料により、甘めの肉質が楽しめる。
一方、桜井和牛は、甘みとやわらかさ、さっぱりとした脂が特徴だという。
肉を多彩な調理法で鮮やかにアレンジ
1号店ではアラカルトもそろえるが、2号店の『カルマ』は、おまかせコースのみを扱うのが大きな違い。コースは「龍」と「桜」の2種があり、前菜、握り、揚物、煮物、焼き物、〆などで構成されている。
周りには、パルミジャーノでとっただしに葛でとろみをつけた白いスープがたっぷり。口に入れた瞬間、ローストビーフと赤ウニがとろけ、肉の甘みと芳醇な磯の香りが広がる。
続いて、スープを飲むとパルミジャーノの濃厚な風味が混ざり合い、絶妙なバランスを奏でる。「ホースラディッシュではなくワサビで和風に仕上げましたが、ワインに寄り添うようにチーズのだしにしました」と柳さん。
こちらにはフランス・ブルゴーニュのドメーヌ『レイモン・デュポン・ファン』のシャルドネとどうぞ。「ほどよい樽感、コクがあり、肉の赤身と熟成したチーズの味を引き立ててくれますよ」と柳さん。
広島の「神石牛サーロイン」の握りとキャビアのバランスがたまらない!

サーロインの口でとろけるような繊細な甘さ、濃厚な黄身醤油が引き立て、プチプチとしたキャビアが口の中で弾けて…あぁうまい!
ワインはフランスアルザス地方より、『エミール・ベイエ』のリースリングをチョイス。甘みがあって、握りの肉の甘さと卵の濃厚さと相性抜群。「でもリースリングはすっきりしているので、握りの邪魔をしないですよ」とのこと。

牛タンにはフランス・ブルゴーニュの『リュシアン・ミュザール』のピノ・ノワールを合わせて。「熟成した香りが、牛タンの香りと好相性です。タンニンは優しく、甘みもあるので、貴腐ワインと合わせたマスタードのソースともマッチしますよ」(柳さん)。
肉の塊を華麗に、香ばしく焼きあげる調理ワザもおいしさを引き立てる


こちらには、カリフォルニア・ナパバレーの『Sixteen by Twenty』のカベルネ・ソーヴィニヨンをチョイスしよう。「果実味が濃く、渋みが少ない、樽香があり、フィレの繊細な甘みを引き立てます」(柳さん)。
ワインは約70~80種! ペアリングを楽しむのがツウ
ワインは様々な生産国から約70~80種を、『カルマ』の肉料理、構成に合うようラインナップ。グラスワインは常時8~10種あるので、今回ご紹介したように、コースに合わせてペアリングを楽しむのもよさそうだ。
(メニュー)
コース 龍 8,500円
コース 桜 5,500円
グラスワイン 1,100円~
※価格は税別
(文・取材/茶野真智子 撮影/前田博史)
NIKU SPECIALITE Carma(ニク・スペシャリテ カルマ)
〒650-0012 兵庫県神戸市中央区北長狭通2-7-12078-599-7523
18:00~24:00 ※ランチタイムは予約のみ対応可能
不定休
https://www.kobe-carma.com/
この記事の筆者:茶野真智子(ライター)
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