


眺めて、食べて「ほっ」。日本を感じる「おばんざい」


とりあえずの1杯、ハートランドの生ビール650円で口を潤しつつ、お通し(たとえば、ズッキーニとツナの和え物)を突きながら品定めといこう。迷い過ぎるなら「おまかせコース」3,500円がおすすめ。当日でもOKだ。
「お酒に合いますように」と手間ひまをかけて作る

きれいに面取りをした後、下茹でしたダイコンを、アゴだしでコトコトと約6時間煮込む一品だ。身と骨がすっと離れる手羽元、だしが染み込んだダイコンを合わせて口へ運ぶと、ジュワ〜とだしと醤油の風味が口中に広がって、「ほっ」。

「和食とワインを気軽に楽しめる店がない! ならば作っちゃえ」の発想が、開店の根っこにある。ワインのラインナップは、フランスやイタリアを中心に輸入ワインが7割、日本ワインが3割。自然派ワインは、全体の3〜4割を占める。
「開店してしばらくは自然派ワインを中心に揃えていましたが、自然派でなくてもおいしいものを揃えるようになりました」と吉田さんは語る。吉田さんは、ソムリエの有資格者だ。セレクトの基準は、「料理を食べながら飲んでおいしいワイン」。ボトルは3,900円〜、グラスは750円〜(赤と白各1種類)、いずれも主張しすぎないテイストが揃う。
看板料理は牛ハラミを使う肉ジャガ

ジャガイモを皮ごと火入れし、甘辛く炊いた牛ハラミと最後に合わせて、赤ワインを注いで絡めて仕上げる。煮込んでいないので、お箸でつまみやすい。赤ワインを使っているから、赤ワインと合わせるのは鉄板だが、「芋焼酎もいいですよ」、と吉田さんが提案。

鮮度の高い旬の魚は、すぐ近くの築地から


「庭のうぐいす」は4種類常備

「庭のうぐいす」は、蔵元とオーナーが友達というつながりがあり、ほかにも、「本醸造 おうから」、「特別純米」、「純米吟醸」と4種類常備。飲み比べしたくなる。
秋が近付くと、キノコをどっさり使った料理が登場。シンプルに醤油味でまとめる「しいたけソテー」は秋の定番。魚はもちろんサンマを用意。「塩焼きはもちろん、コンフィもおすすめです」と吉田さん。そしてワインは、ボジョレー・ヌーボー。日本酒は、「秋あがり」など秋限定酒が、待ち遠しい。
【メニュー】
ポテトサラダ 600円
レンコンのきんぴら 500円
にらたま 650円
ハンバーグ 1,200円
鶏レバ―赤ワイン煮 650円
皿うどん 1,350円
お通し代 400円
コース料理(全6品/2人以上) 3,500円
※価格は税込
OBANZAIYA KIZUKI(オバンザイヤ 喜月)
〒105-0004 東京都港区新橋2-15-10 石橋ビル2F03-6206-1231
月・水18:00〜24:00(L.O.23:00)、木・金18:00〜翌2:00(L.O.翌1:00)、土15:00〜23:00(L.O.22:00)
日曜・祝日
http://shinbashi-kizuki.com/
この記事の筆者:松井一恵(文筆家)
【Not Sponsored 記事】