【7月8日~】『エリック・サティとその時代展』で芸術としての音楽に触れて
普段どんな音楽を聴きますか?たまには20世紀という転換期の西洋音楽を嗜んでも良い。2015年7月8日から『エリック・サティとその時代展』が渋谷で開催します。美術館で行われる作曲家の展覧会。それには彼の生き方が関係していました。芸術としての音楽に触れて。
どんな音楽聴いてますか?
出典: weheartit.com
普段どんな音楽を聴いていますか?
ポップス?ロック?
西洋音楽界にはかつて
大きな影響を与えた異端児、
エリック・サティという作曲家がいました。
エリック・サティとその時代展
そんなエリック・サティと
彼が生きた当時の世界についての
展覧会が開催されることが決定しました。
美術館で作曲家の展覧会とは
一体どのようなものなのでしょうか。
■異端の作曲家、エリック・サティ
出典: ja.wikipedia.org
20世紀の転換期に活躍したエリック・サティ。
常識や流行にとらわれることなく
全く新しい技法で作曲を続けたことが
音楽界の異端児と言われる理由の一つです。
それまでの調性音楽のあり方が膨張していた時代に、彼は様々な西洋音楽の伝統に問題意識を持って作曲し続け、革新的な技法を盛り込んでいった。
出典: ja.wikipedia.org
彼は芸術にも興味を示していて、
あのピカソとも親交が深かったんだとか。
そして彼の才能から芸術家たちは
大きな影響を受けていたようです。
サティは芸術家たちが集い自由な雰囲気をたたえるモンマルトルで作曲家としての活動を開始し、その後生涯を通じて芸術家との交流を続けたという。
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エリック・サティの交友関係は
こんなにも広かったんです。
素晴らしい才能を持った人たちと
交流を深めることでより彼の才能も
磨かれていったのかもしれません。
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これはエリック・サティが書いた譜。
音楽をやっていた人ならわかるはず。
小節線や終止線、調号などがないんです。
ここが革新的な部分とも言えますよね。
この楽譜をよく見ておいてくださいね。
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そしてこのマルタンという画家が描いた絵。
さっきの楽譜と少し似ている気がしませんか?
これは絵の構図がそのまま楽譜になったと
言われているものなんです。
音楽についてよく知らなくても
見てるだけですごいって思っちゃいます。
■展覧会について
開催される展覧会では
エリック・サティと才能を刺激し合った
芸術家たちの作品を通して
彼の新しい一面を浮かび上がらせます。
まず第一章はエリック・サティが
モンマルトルへ移り住んでから常連になった
キャバレー文化やその環境について。
自由な発想を持った芸術家たちが
同じ場所に居場所を見出したようです。
その後彼は秘境主義の思想家から
薔薇十字会の聖歌隊長を任命されました。
第二章では、その薔薇十字展に関連する作品や
資料、メトロポリタン芸術教会での
サティの活動についての展示です。
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1898年にパリ郊外に移住して以降、
音楽学校に入学し直したり
音楽教室を開催するなど
多くの活動をしていて、そこで
挿絵と楽譜の出版の話が舞い込みます。
第三章ではその頃の彼の活動と
世間からの評価について紹介されます。
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展覧会は全部で第五章。
関わった舞台の制作に関するデッサンなどを
展示する他にも、
没後の音楽会への影響についても
学ぶことができるようになっています。
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〈期間〉
2015年07月08日(水)~2015年08月30日(日)
〈休館日〉
開催中無休
〈時間〉
10:00~19:00
※金・土曜日は21:00まで
入館は閉館30分前まで
〈入場料〉
一般 1400円
大学・高校生 1000円
中学・小学生 700円
〈会場〉
Bunkamuraザ・ミュージアム
芸術としての音楽に触れて
出典: weheartit.com
たまには音楽に親しむのも素敵。
「エリック・サティとその時代展」で
芸術としての音楽について知ってみませんか?