恋に悩めるすべての女性へ。
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立場の違う恋愛、長く続く片思い。
誰かに相談したくてもできなくて、
自分の気持ちを言葉にしようとしても
話せば話すたび、本当の気持ちじゃ
ないような気がしたり…。
そんな、恋に悩めるすべての女性に、
呼んでほしい小説があります。
■言葉から選ぶ小説。
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今回セレクトした物語たちは、
ひとことひとことが恋にむ女性の心に刺さる、
とても美しい共感できる小説です。
言葉にできなかった思いが、この小説たちに
つまっているかも。
さあ、あなたを物語の世界にご案内します。
正しいのか分からない恋を抱えたあなたへ。
どうしようもない想いってあるよね。
その思いを守るために、人から見たら、
ばかだなぁと思うようなことを
してしまうことも、あるよね。
■運命に翻弄される恋の物語。
第42回野間児童文芸賞を受賞した、運命に翻弄される
2人の淡い恋を描いた作品です。
ファンタジー小説ですが、恋愛の物語として
共感できる点が本当に多く、吸い込まれるようにして
一気に読んでしまいます。
夕暮れの枯野を火色の毛皮を光らせて駆ける子狐はふしぎな娘に出会った。“あわい”に生まれ、使い魔として生きる野火。“聞き耳”の力を受け継いでしまった小夜。そして、森陰の屋敷に幽閉されている少年小春丸。彼らは、隣り合うふたつの国の、過去の因縁と呪いの渦に巻きこまれていく。孤独でまっすぐな二つの心の物語。
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■“誰かのために”と思う気持ち。
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あまりにも置かれた立場が違う恋愛。
周りに止められても相手を思うあまり、
全てを投げ出してでもその恋に向かって
いってしまった経験。
そんな経験は、あなたはありますか?
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この小説の主人公たちは立場が違うとわかっていても
愛する人を守ろうと必死で困難に立ち向かっていきます。
周りからみたら、ばかだなあと思われてしまうことも
沢山しながら、それでもお互いの気持ちに正直に
真っすぐに向き合っていきます。
「このまま好きでいていいのかわからない」
「誰かを傷つけてしまうことになるかもしれない」
そんな風に思ったことがあるなら、
ぜひこの小説を読んでみて下さい。
今のあなたの背中を押してくれる、
ヒントが詰まっているかもしれません。
言葉にできない思い持つあなたへ。
言葉にした瞬間に、私の言いたかったこと
言ってみようとしたこととは
違う何かになってしまう
■ひとことひとことを繰り返し読みたくなる。
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江國香織さんの小説は、その独特の言葉遣いや
言い回しが特徴です。
そのため私自身もはじめそうだっのですが、
中には苦手かも…と思ってしまう人も
いるかもしれません。
ですが小説を読み進めていくうちに、
この言葉はこんな意味かも、この言い回しが
本当に綺麗だな、なんていうポイントを
見つけられるようになっていきます。
ひとことひとことを噛みしめて読みたくなる作品です。
私はたぶん泣きだすべきだったのだ。身も心もみちたりていた恋が終わり、淋しさのあまりねじ切れてしまいそうだったのだから――。濃密な恋がそこなわれていく悲しみを描く表題作のほか、17歳のほろ苦い初デートの思い出を綴った「じゃこじゃこのビスケット」など全12篇。号泣するほどの悲しみが不意におとずれても、きっと大丈夫、切り抜けられる……。そう囁いてくれる直木賞受賞短篇集。
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■言葉にできない気持ちって、あっていいと思うんです。
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楽しかった思い出を相手に話すときだったり、
その時感じた思いを伝えようとするときだったり、
時に言葉にできない経験や、どう伝えればいいか
分からない思いって、誰にでもありますよね。
でもそれって、言葉にしなくてもいかようにも
伝えることができるんじゃないでしょうか。
例えばぎゅっと抱き着いてみたり、
キスをしてみたり、手をつないでみたり。
言葉にしようとするあまり、自分の気持ちを
見失ってしまうのは、一番悲しいことだと思います。
そんなことがあったときは、
別の手段で表現してみてはいかがでしょう。
この小説のテーマとは違いますが、
初めに紹介したフレーズをみて、
こんなことを思いました。
何かに諦めようとしているあなたへ。
行けるとこまで行こうや。だって二人のことやん。
二人とも降りたくなったら降りたらええやん。
■言葉の大切さを教えてくれる小説。
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こちらの小説は、言葉の大切さを教えてくれる本。
聴覚に障害を持っているからこそ、
大事に大事に言葉を使うヒロインひろみと
その姿勢に惹かれた主人公が、障害の壁を越えて
むすばれていく純愛小説です。
きっかけは「忘れられない本」。そこから始まったメールの交換。共通の趣味を持つ二人が接近するのに、それほど時間はかからなかった。まして、ネット内時間は流れが速い。僕は、あっという間に、どうしても彼女に会いたいと思うようになっていた。だが、彼女はどうしても会えないと言う。かたくなに会うのを拒む彼女には、そう主張せざるを得ない、ある理由があった―。
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恋をする上で、何か障害となっているものがあって、
自分の思いを諦めようとした経験はありませんか?
例えば歳の差、立場の違い、両親の反対…。
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考えて考えて、諦めることを選んだのなら
それでいいと思います。
ですが、その諦める、という選択を、
自分ひとりで決めてしまってはいないでしょうか。
例えば、彼はすでに覚悟を決めていたとしたら。
あなたの諦めるという選択はただ彼を
深く傷つけてしまうだけかもしれません。
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だからこの小説を読んで、もう一度目と目を合わせて
話してみて下さい。
そうしたら、また新しい選択肢が見つかるかも。
私の勝手な意見ですが、
自分の気持ちに正直になって
自分の思いに真っすぐに生きることって、
恋が絡んでいなくてもその人を輝かせてくれる
素敵なことだと思います。
自分の中の“一番大事な思い”を思い出して。
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共感できそうな小説はありましたでしょうか。
小説は、自分の思いをリセットさせると同時に、
相手のことも考えることが出来る
素晴らしいツールだと思っています。
これらの小説を読んで、自分がいま、
一番大事にしたい思いって何なのか、
もう一度見つめなおせるきっかけになればと思います。


