ダイエットといえば、エクササイズや食事制限といった外からの働きかけを思いつきますね。でも、脂肪を落とすには、体の内側の働きも重要な役割を担っているのです。
人の体は本来、不要なものを排出する働きを持っています。不摂生をしていない限り、余分な脂肪や水分などは、内臓機能がしっかりと働いて体の外へと追い出してくれるはず。ところが、腸をはじめとする内臓の働きが鈍っていると体の外から中に入ったものがどんどん体内に蓄積されてしまいます。いかに腸をきっちりと働かせるのが大切か分かってきますね。
1.一にも二にも水分補給
基本は「水」です。人の体は水で満ちています。少しでも足りなくなると体の中を満たして常に流れ続けているはずの水分が濁って流れにくくなってしまいます。これが腸の働きを徐々に弱めてしまうのです。腸を常に活発に働かせるためには、たっぷりの新鮮な水が必要です。甘さも味もない「水」を1日最低でも1リットル、できれば2リットル、もしも便秘気味なら3リットル飲みましょう。
2.おトイレ習慣をつける
まるで乳幼児のようですが、決まった時間にトイレに座る習慣を持ちましょう。もちろん催した時に行くのがベストですが、感じるものがなくても、定期的にトイレにいく時間を作っておきます。そして、時間と心と腸に余裕を持たせることが腸の働きをサポートしてくれるのです。
3.しっかり食べる
ダイエットのために食事を制限しすぎると、腸を通過するものの絶対量が減り過ぎてしまい、腸に怠け癖がついてしまいます。人と同じで一度怠け癖がついた腸はなかなかその活動をもとに戻すことができません。消化しやすいものもしにくいものも、いろんなものをしっかりと食べて腸に仕事を与えてサボらせないようにしましょう。
4.下腹部を温める
冷やしたほうがキュルキュル~と腸が動き出すようなイメージですが、確かに腸が働いていてもそれは働きすぎのサインです。腸を健康的に働かせるには、温かい環境を整えてあげる必要があります。冷えると腸は緊張してこわばってしまい、自然に収縮して排出するという働きが鈍くなってしまうのです。温めることで緊張が取れて、体内に入ってきた食べ物から不要物を選り分けて排出するための活動がスムーズになるのです。
5.腸が刺激される軽い運動
激しい運動が必要なわけではありません。腸が軽く揺れたり伸びたりするような刺激を与える軽い運動が、腸をより元気にしてくれます。年齢とともに体が硬くなってくるように、腸も動きが鈍くなります。一種の老化現象ですね。それを予防するには、筋肉や関節と同様に腸にも適度な運動が必要なわけです。
いかがでしたでしょうか?
腸は薬やサプリがなくても、その持ち主がちょっと気づかってあげるだけで、頑張ってダイエットを助けてくれるありがたい存在です。
その姿を見ることも形に触れることもできませんが、なんといっても自分の体の一部。適度にいたわり適度に働かせてご褒美も与える。そうしておけば、ちょっとした食べ過ぎや飲み過ぎは腸がカバーしてくれるようになり、太りにくい体を作ってくれますよ。(エディタ(Editor):dutyadmin)

