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「月12万円」で豊かに暮らす54歳女性の“食事の工夫”3つ。節約しながら心も満たす | ビュー

時刻(time):2023-12-18 15:40源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
50歳を前にして移り住んだ築50年越えの団地で、日々節約や時短、インテリアの工夫を楽しみながらひとり暮らしをする54歳のブロガー・きんのさん。老後を見据えて、「月12万円」で暮らすためのさまざまな工夫をしているそう。 ここでは、きんのさんの著書『 54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし 』より、月12万円でも豊かに暮らすための食事の工夫を抜

50歳を前にして移り住んだ築50年越えの団地で、日々節約や時短、インテリアの工夫を楽しみながらひとり暮らしをする54歳のブロガー・きんのさん。老後を見据えて、「月12万円」で暮らすためのさまざまな工夫をしているそう。

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし
ここでは、きんのさんの著書『54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』より、月12万円でも豊かに暮らすための食事の工夫を抜粋・再編集してご紹介します。

【前回の記事】⇒老後のお金=カツカツと思ってない?「月12万円」で幸せに暮らす54歳の“リアルな支出”に驚き






おうちごはんに“お楽しみ”をちりばめて


「食べることは生きる楽しみのひとつ。日々の食事や晩酌は人生を彩る大切なものだと思います」と話すきんのさん。とはいえ、月12万円生活では外食費にあまりお金はかけられないため、おうちごはんをラクに美味しく楽しむための方法を考えて工夫しているそう。


1つ目の工夫は、休日に作り置きする「自炊の素」。自炊の素とは、野菜とひき肉の塩炒めで、いろんな料理にアレンジできるそう。「仕事で疲れた夜も、これさえあれば自炊が簡単にできるんです。コンビニ弁当を買うよりも節約できて健康的です」

2つ目の工夫は、体と心に美味しい食材を選ぶこと。安く手に入り、美味しくて栄養価も高い旬の食材や、なるべく国産のものを選ぶようにしているそうです。調味料も基本のものしか揃えていませんが、ちょっといいものを使うように。毎日食べるご飯を玄米ともち麦のミックスにすることで、便秘知らずです。

3つ目の工夫は、ちょっとリッチな食材でおうちレストラン気分を味わうこと。ときどき、フランスの高級冷凍食品「picard(ピカール)」や、デパ地下グルメの宅配「ISETAN DOOR」でお取り寄せをしているというきんのさん。「それぞれ少しお高いですが、外食するよりは安く済みます」

さらに、テレビやSNSでバズった簡単レシピを再現するのも楽しみなんだとか。最近ハマっているというのが、キッチンでの燻製作り。「安いチーズが高級チーズの味わいに変わるんです。お気に入りの音楽をかけ、ムーディな間接照明で燻製をつまみにワインを嗜むひととき……。お金はかかってないけれど、至福の時間です」






冷凍おにぎり&冷凍野菜でいつでも健康ごはん


朝はコーヒーだけの生活を長く続けていましたが、団地に引っ越してからは母と2人分の朝食を作っているというきんのさん。

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし
なにもないときでも、焼きおにぎりと具だくさんの味噌汁は作れるように準備。ご飯は多めに炊いて普段の食事用に冷凍保存し、それとは別に、じゃこやふりかけ、梅干しなどを入れて冷凍おにぎりにしています。

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし
買った野菜は全てその日にカットして、味噌汁の具用の“自家製冷凍ミックス野菜”に。野菜ミックスに必ず入れるのが、玉ねぎ。いい出汁が出る上に、血液サラサラ効果もあるので外せないそう。













300円弁当、始めました



お弁当箱は機能重視。左上は保温ジャー、左下は食べたあと小さくたためるジャバラ式お弁当箱。右は下にご飯、上に具材を入れられる丼専用のお弁当箱。

きんのさんが、物価上昇対策と節約を兼ねて実践しているお弁当生活。弁当作りのルールは3つ。

(1)予算は300円以内
(2)調理時間は10分以内か、レンチンなどの時短メニュー
(3)お弁当用に食材を買い足さないこと

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし

サラダそば弁当。丼専用お弁当箱の下に具と麺を、上につゆを入れました。

仕事場のお昼はコンビニ弁当を買わずに、この300円弁当で節約。お弁当生活に慣れてきた際、レシピがマンネリ化してしまったこともあったそうですが、スープジャーを購入したところメニューの幅が広がったんだとか。








「レンチンレシピや前日の夕食の残りを利用して作るお弁当は手軽」と話すきんのさん。あまり気負わず、ルールをクリアするゲーム感覚で楽しみながら取り組むことが、長続きする秘訣のようです。

54歳おひとりさま。古い団地で見つけた私らしい暮らし』では、団地での月12万円生活の工夫などをたっぷり紹介しています。さらには、老後の不安やおひとりさまの不安を解消するためのお金の備え方や、困りごとや気持ちを整理する「じぶん会議」のやり方、介護士だからこそ分かった高齢の親との付き合い方なども収録。これからの暮らしを豊かにするためのヒントが詰まった一冊です。

【前回の記事】⇒老後のお金=カツカツと思ってない?「月12万円」で幸せに暮らす54歳の“リアルな支出”に驚き

<構成/女子SPA!編集部>
きんの
1969年生まれ。49歳の時、80代の母の介護をきっかけに都内の新築で購入したマンションから築50年越えの団地に引っ越し、母の介護をしながら自身も少し早めの老い支度を開始する。2020年、51歳で開設したブログ「団地日記」で、団地の魅力や年金暮らしを想定した月12万円生活、節約アイデア、時短家事や料理、趣味のことなど、日々自分と向き合いつつ、50代の今を楽しく快適にするための工夫を発信。37歳で離婚を経験。50歳で転職を決意し介護専門学校に入学、介護福祉士の資格を取得して52歳で正社員として介護の仕事に就く。現在は、同じ団地で別居する母親の介護、更年期障害、ストレスと闘いつつも地味で豊かな50代おひとり様生活を満喫している。




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