麻婆豆腐を作る時に使う豆腐は、木綿でも絹でも美味しい。しかし、さいの目に切るのが地味に面倒だったり、絹豆腐を使うと崩れてしまったりとやや不便な面もある。
すでに切れている鍋用豆腐

そんな悩みを持っている人にぜひ使って欲しいのが、すでに切れている鍋用豆腐。普段スーパーでよく見かける「鍋八」は、麻婆豆腐に使うと非常に便利なのだ。

今回は中村屋の麻婆豆腐の素を使い、実際に調理してみることに。
美味しく作るポイント

基本的にはパッケージのとおり作ればよいのだが、絹豆腐よりやや硬めなのであまり崩れることなく調理可能。ただ、少しさいの目よりも大きなサイズに切れているため、調理用スプーンなどで加熱中に半分に切るとほどよいサイズになるだろう。

美味しく作るポイントとしては、切らずに大きさを残した豆腐と、半分に切って小さめにし、ソースが絡んだサイズの豆腐を作ること。こうすることで豆腐の味とソースの味、どちらかが強い具を作ることができるのだ。
とろけ具合が絶妙に

また、鍋用豆腐は加熱することでとろけ具合が絶妙になるため、硬さがあるのに木綿のようなざらつきもなく、スムースな食感も楽しめる。
包丁いらずで簡単美味しく麻婆豆腐に使用できる鍋用豆腐、今年の冬にぜひ試してみてほしい。
(取材・文/Sirabee 編集部・熊田熊男)