女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2019年9月3日 記事は取材時の状況)
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全面禁煙を導入する飲食チェーンが増えるなど、喫煙者にとっては、肩身が狭い世の中になっている昨今。

画像はイメージです(以下同じ)
入院のお土産に欲しいのは「たばこ」
「元カレの涼太は、数年前、私の勤める会社に派遣社員として入ってきた、年下の男性でした。涼太は、どことなく母性本能をくすぐるタイプのイケメン。私は母子家庭育ちで、父はイケメンだけれども、いわゆる“だめんず”でした。母娘で男性の好みが似てしまったのかもしれませんね…」
涼太さんは些細なミスを毎日連発し、その度に咲さんがカバー。涼太さんのことを放っておけなくなった咲さんは、自らアタック。2人は付き合うことになり、交際は数年間続きました。ところが……
「今年に入ってから、持病の悪化が原因で、涼太が入院したんです。涼太に『寂しいから、お見舞いに来られる日は必ず来てほしい』と言われたので、行ける日は行くようにしていました」
仕事が多忙な中、それでも涼太さんのお見舞いを欠かさなかった咲さん。ある日、涼太さんに、「たばこを買ってきてほしい」と言われました。
吸い殻を池に投げ込む
「その病院は全面禁煙でしたし、入院患者が喫煙することは、好ましくないですよね。それはできないと言いましたが、泣き落としされて。私も最低だとはわかってはいますが、次のお見舞いのときに、たばこを持っていってしまったんです」
涼太さんは久しぶりのたばこに、テンションが最高潮。病院内の鯉が泳いでいる池は人目が少ないからと、そこに行き、ものすごい勢いでたばこを吸い出したそうです。
「一心不乱という感じで、私が何を言っても、涼太は聞いていませんでした。ジュースの缶を灰皿がわりに、あっという間に1箱吸い終わると、わざわざ鯉がいる池の中に缶ごと捨てて…。涼太がこんな非常識な行動をしたのも、私が煙草を渡してしまったからだと、激しい自己嫌悪に陥りました」
母との初めての顔合わせで
その後、涼太さんは無事に退院。しかし、会社は諸事情でクビに。無職になってしまった涼太さんですが、「俺、咲のお母さんと会いたい」と言ってきたそうです。
「無職になったタイミングで?とは驚いたものの、悪い気はしませんでした。母には『今は事情があって無職だけど、それまでは一緒に働いてきた人だから』と、涼太のことを説明しました」
咲さんのお母さんは3人で会うことを承諾し、3人で、レストランに行くことになりました。しかし、咲さんのお母さんは、煙草がとても苦手で、副流煙でも激しく咳き込んでしまう人でした。
「母は煙草の煙がどうしても無理なことは、事前に涼太に伝えていました。涼太は、最初のうちは煙草を我慢してくれていたのですが、ほんの10分もしないうちにソワソワしだして。『もう我慢できない!』と言って、煙草に火をつけると、母のほうに煙を吹きかけたんです。わざとではなかったかもしれないですが、母はとても苦しがっていました」
「簡単な営業」発言に絶句する母
この時点で、雰囲気は最悪に。咲さんのお母さんは、それでも「次はどんなお仕事をしようと考えているんですか?」と涼太さんに質問したそうです。
「涼太は、ドヤ顔で『簡単な営業とかをやろうと思っています』と言い出して。母は、営業の仕事で苦労して私を育ててくれた人。営業の厳しさはよくわかっています。涼太のこの発言には、私も母も絶句するしかありませんでした」
食事後、咲さんのお母さんは、「あなたが選ぶ人なら私は反対しないけど、涼太さんの態度はありえないし、簡単な営業なんて存在しないから」とため息をついたそうです。そこで、ようやく目が覚めた咲さん。涼太さんに別れを切り出すことにしたそう。
何故か彼から別れを切り出される
「そうしたら、なんと涼太のほうから先に、『咲のお母さん、あんなに煙草が無理なら、俺も無理だわー』とLINEが送られてきて。それから数ヶ月間、お互い連絡をとっていません。なので、正確には別れたというか、自然消滅の形です。しばらく男性はこりごりですけど、次に付き合う人は、とにかく慎重に考えます……」
涼太さんの一番の問題点は喫煙者であること…ではなく、自分に対して甘々なその性格。どちらかが我慢をしいられるような交際は避けたいものですね。
―シリーズ「気になる男性・彼・夫の意外な一面」―
<文/ビューティーガール編集部 イラスト/やましたともこ>
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