美容ライターの遠藤幸子です。美容感度の高い女性から絶大な支持を集める、田中みな実さんや美容家の神崎恵さん。彼女たちがおすすめするコスメは、ついつい使ってみたくなるという方が多いのではないでしょうか。
筆者もその1人で、先日バイユア「セラムフィット フルカバー グロー クッション」3,960円(税込)を購入しました。

現在46歳の筆者の肝斑や毛穴、目の下のクマはどこまでカバーできるのか、実際に試してみたレビューをお届けします。
ByUR(バイユア)って、どんなブランド?
ByUR(バイユア)は、韓国生まれのナチュラルコスメブランド。スキンケアからベースメイクまで展開していて、乾燥した毛穴にうるおいを与えて目立たなくすることに特化しています。
ドン・キホーテやドラッグストア、バラエティショップでも購入でき、比較的お求めやすい価格であることもその人気を後押ししています。
「セラムフィット フルカバー グロー クッション」って、どんな商品?

バイユアからクッションファンデは3種発売されています。カバー力の高さは3種に共通するところですが、「セラムフィット フルカバー グロー クッション」は透明感のあるツヤ肌に仕上がるのが特徴的です。
2023年9月7日にリニューアル発売されましたが、カバー力はそのままに、より薄く軽やかな仕上がりになりました。
また、毛穴管理(乾燥した毛穴にうるおいを与えて目立たなくすること)に着目した商品ですが、美容成分を新たに3種配合。よりパワフルな毛穴アプローチ効果が期待できます。
さらに、紫外線防止効果も従来品よりパワーアップし、SPF50+/PA++++という最高値を叶えています。このほか、ロングラスティング処方で、肌に密着して汗や皮脂、摩擦による崩れを防ぎます。
肝斑、毛穴、目の下のクマ…。46歳の肌悩み、どこまでカバーできる?
現在46歳の筆者の肌悩みは、頬骨にうっすら浮かぶ肝斑、頬と鼻筋で部分的に気になる毛穴、目の下のクマです。いつもはコンシーラーやコントロールカラーを駆使してカバーしていますが、ファンデでもある程度カバーできると毎日のメイクが楽になると期待。
その一方で心配なのが、カバー力が高いゆえ、厚塗り感が出てしまうのではないかということ。そのあたりについて詳しくレポートしていきます。
付属のパフにジュワッとファンデを染み込ませて、ポンポンと軽く叩き込むようになじませていきました。ムラにならずに均一に伸び広がる印象で、使用感は好印象でした。
また、パフの形状が先端部分が三角になっていて、目の下や小鼻周りに塗りやすくなっているのも使いやすく感じられました。

最も感動したのは、カバー力が高いこと。いつもならファンデだけだと肝斑が気になるのに、いつものファンデよりもカモフラージュできている印象で、嬉しくなりました。

毛穴もそれ専用の下地を使って凹凸を埋めることが多いのですが、それがなくても、少し目立たなくしてくれる印象。ただ、完全に凹凸をなくすにはやはりそれ専用の下地の必要性を感じました。また、目の下のクマにもやはりコンシーラーが必要でした。
そして、最も心配した厚塗り感も、ツヤの効果で塗り立ては特に気になりませんでした「このファンデ、最強かも!」そんな感動を持って使用したファンデは、数年ぶりだと感じています。
ここだけ注意して!時間の経過による変化と使用量、色選び

厚塗り感が出ないのをいいことに、少しずつファンデの使用量を増やしてみました。私はおそらく一般の方よりもファンデを薄く塗る傾向にあり、パフの4分の1程度で半顔を仕上げています。それを通常量と思われるパフの半分程度を半顔に使ってみました。
すると、塗り立ては感じなかった厚塗り感が、時間の経過とともに感じられるようになりました。朝塗って夜には夕方くすみと相まって、能面のような不自然さを感じました。使用量は気持ち少なめにすることを個人的にはおすすめします。
また、難しいのが、色選び。3色展開ですが、通常のファンデよりも明るめだと感じました。筆者は普段標準色よりも2段階ほど明るい色のファンデを愛用していますが、標準色(#21 ナチュラルベージュ)と最も明るい#17 フェアの中間の肌色。そのため#21 ナチュラルベージュを選び、化粧下地はトーンアップ効果の高いものを組み合わせて調整しています。
できればオンラインなどで購入せず、直に試されることをおすすめします。
<文・撮影/遠藤幸子>
遠藤幸子
美容ライター/エイジング美容研究家 スキンケア・アンチエイジング両アドバイザーの資格を保持。Webを中心に美容に関するコラムを寄稿するほか、テレビ、ラジオ、新聞、雑誌、インフォマーシャル、広告などにも出演。Instagram:@sachiko_en
(エディタ(Editor):dutyadmin)