40代になり、年々下がっていくお尻。ブラジル在住の私は、キュッと上がったお尻のブラジル女性を見ながら、「遺伝子から違うのでは? ジムで鍛えているから?」と無理矢理納得させつつ、自分の後ろ姿の写真を見てはため息をついていました。
ブラジルで発見!お尻補正ジーンズ
何か変えなければとジムに入るもお尻は全然変わりません。そんな時知ったお尻補正ジーンズ。下着で補正は聞いたことはあるけれど、ジーンズで!? すぐにネットで購入し、翌日到着。(ブラジルも翌日配送があるんです)
箱を開けて中身をみると、なんと肩パットならぬお尻パットが付いているではありませんか。ウェストもコルセットのようにボタンできつく絞る形。恥ずかしながら、1回目はお腹が閉まらず。何回も伸ばし伸ばしようやく履けました。
お尻補正ジーンズと普通のジーンズの違いは?
お尻パットの威力はどれほど? コルセット効果は? 履いてみると、あら不思議。お尻が上がった気が。平坦だったお尻にボリュームが!
ハイウェストのコルセット効果でお腹の出っ張りが見えなくなりました。一石二鳥とはこのことよ。お尻、お尻といいつつ、1番自分が見るのはお腹の出っ張り。お腹も引き締めてくれるのも何気に嬉しい変化。
ハイウェスト気味なので、脚長効果もあり、短いTシャツを着てスタイルも良くなった気分に。(ブラジル女性スタイルは、チビTにハイウェストジーンズ)お腹がチラ見えするスタイルなので、まだ私にはハードルが高いですが……。
ブラジルでなぜこんな商品が生まれたのか
なぜこんな商品が生まれたのでしょうか。それはブラジル人女性の美しさで重要視される、「お尻が大きくプリッとしていること」に関係しているとみます。
毎年8月に、お尻美女NO.1を決める大会、ミス・ブンブン・コンテスト(ブンブンとはポルトガル語で美尻を意味する)まであるほど。13回目の今年は、ブラジル全土から2万人が応募し、決勝には15名がお尻をアピールしたダンスなどを披露。優勝者には日本円でおよそ300万円の賞金と雑誌への掲載の特典も。
大会以外の日常、例えば海では際どい水着を着ていかにプリッとしたお尻を見せるかに懸命なブラジル人女性たちをみます。インスタグラム利用率世界NO.1と言われるブラジル。そこかしこの海辺で撮影タイムが繰り広げられています。
友達が日本で買った水着でいたところ、「お尻を出さないその水着はむしろ恥ずかしい! お尻を出せ!」と日本ならセクハラまがいの言葉を見知らぬおじさんから言われるほど。
お尻を強化するため、スポーツウェア、補正下着の進化も凄まじいです。それだけにとどまらず、補正ジーンズにまで進化してきました。まだ若者を中心に履いていますが、40代の私も履き始めたのでこれからブームになるかも?
「お尻を上げる」がコンセプトの商品も
他にもブラジルで流行っているお尻に関連した商品。
お尻に対して並ならない感心、購買意欲を持っているブラジル人女性。その女性たちに今流行っているのが、お尻をキュッと上げるクリーム。その名も「BRASILIAN BUM BUM CREAM」。
このクリームのコンセプトはブラジル女性のようなお尻になること。
成分もブラジルのアマゾン由来のグアラナ(コーヒーの5倍のカフェイン)を使用し、カフェイン効果により肌を引き締める効果があるそうです。ブラジルの会社が作ったのかと思いきや、アメリカの会社の商品。
ブラジル人が良く使う通販サイトMercado Livre(Amazonのようなサイト)では、240mlのクリームがR$499(日本円で約1.5万円。2023年10月22日時点)ほどしますが、即完売になる勢い。ブラジル人の平均月収がR$2,265(日本円で6.7万円。2021年6月ブラジル地理統計院(IBGE)調べ)のため、お尻への投資意欲の高さが見れます。
「売っているのはブラジルだけなのでは?」と思った方もいるかもしれません。実は最近日本でも「ブラジルジーンズ」として購入可能!
楽天市場にもブラジルジーンズのバナーがあります(2023年10月22日時点)物は試しで、お尻をキュッと上げたい、ウエストを絞りたいと思ったそこのあなた、試してみてはいかがでしょうか?
<文・写真/三浦梓>
(エディタ(Editor):dutyadmin)






