「結婚前から、うちの夫はマザコンっぽいなと思っていましたが、まさかこれほどひどかったとは……。すごくびっくりしましたし、引きましたね」
そう話すのは、結婚4ヶ月目の佐藤愛理さん(仮名・31歳)。愛理さんは夫の行き過ぎたマザコンっぷりにうんざりしており、離婚も頭に浮かぶといいます。
結婚前に感じた“夫のマザコン臭”
愛理さんはマッチングアプリで知り合った、4歳上の翼さん(仮名)と結婚。交際中から、翼さんとお母さんの距離感に違和感を覚えてはいましたが、親孝行な人なのだと自分に言い聞かせていました。
「デートでいい感じの店に行くと、毎回『今度、母もここに連れてきてあげたい』と言いました。でも、義母はシングルマザーで夫を育て上げたので、そのお返しがしたいと思っているのかも……と、違和感に蓋をしたんです」
しかし、結婚式の時に聞いた打ち明け話で夫がマザコンであることを確信します。それは、挙式前に2人で控室にいた時のこと。
甘い答えを期待して、愛理さんが「なんで私と付き合ったの?」と尋ねたところ、翼さんは「母に、この子ならいいよって言われたから」と満面の笑みで答えたのです。
母親の意見を飲み結婚相手を選ぶ考えが普通であると思っていることに、愛理さんは驚き、「マザコンと結婚してしまった……」と少し後悔しました。
体調不良の妻よりも自分の母を気遣う夫
「でも、結婚して数ヶ月間はマザコンであるからといって困ったことなど起きませんでした。だから、母親への愛がただ深いだけだと捉えればいいんだと思っていたんです」
ところが、結婚生活がスタートして2ヶ月が経つ頃、ショッキングな出来事が。ある週末、翼さんの母親も交え、3人で外食をしようと予定していた愛理さんは急なめまいを感じ、ベッドに倒れこみました。
今日は外食、やめたほうがいいかも……。そう思ったため、翼さんに事情を説明し、「お義母さんには謝るから、別日にしたいって連絡してもいい?」と尋ねました。すると、翼さんの口から信じられない言葉が。「なんで?母はすごく楽しみにしてたんだから、愛理が無理していけばいいんじゃない?熱があるわけでもないんでしょ」と冷たい顔で言ったのです。
「その瞬間、背筋に寒いものが走りました。もしかしたら、私はこの先、ずっと夫からお義母さんよりも大切にしてはもらえないのかもしれないと思ったから……」
結局その日、愛理さんは翼さんに言われた通り、無理をして外食へ。外食後、体調を一切気遣わず、「今日は楽しかったな!母の口に合ったみたいだから、またあの店、行こうな」とウキウキする夫を見て、愛理さんは涙がこぼれそうになりました。
妊娠のタイミングまでも義母の意見に委ねる夫にドン引き

愛理さんは、さらに衝撃的な体験をすることに。なんと、翼さんは義母と相談し、妊娠のタイミングまで決めていたのです。
ある日、翼さんは「子ども、いつ作る?」と突然尋ねてきました。そこで、愛理さんが「1年くらいは、まだ夫婦2人だけでいたいな」と願望を伝えると、翼さんの表情は険しいものに……。
そして、「母がこの前、占いに行ったら、今が一番いいタイミングだって言われたんだって。だから、今日から子ども作ろうよ」と言ったのです。
その言葉に驚き、「こんな大事なことまで、お義母さんの言うことを聞くの?」と愛理さんが聞くと、翼さんは「大事なことだから、母の意見を聞くんじゃないか」と言い返してきたそう。この一件以来、愛理さんは夫にとって自分がどんな存在であるのか分からなくなってしまいました。
「人生の決定権をすべて親に委ねる夫の気持ちが理解できませんし、ついていけません。結婚して間もないですが、もっと苦しむことは目に見えている。離婚したほうがいいのかもしれないと悩んでいます」
親孝行と親に依存することは、まったくの別物。人生は自分の足で歩んでいくしかないことに、翼さんが気づく日は来るのでしょうか。
悶々とした結婚生活を送る愛理さんには、自身が窮屈な思いをしない決断を下してほしいものです。
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<取材・文/古川諭香>
古川諭香
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291
(エディタ(Editor):dutyadmin)
