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「野菜を食べない子どもに果物を」はアリ?免疫力を高めたいなら食べたいフルーツ2つ | ビ

時刻(time):2023-10-27 15:33源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
果物の力を信じよう。 風邪やインフルエンザが心配な季節。子どもに果物を食べさせるなら、何がいいのでしょうか? こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。 これまでに多くの方々から相談されるのが、「野菜を食べてくれない問題」。「野菜

 果物の力を信じよう。

風邪やインフルエンザが心配な季節

風邪やインフルエンザが心配な季節。子どもに果物を食べさせるなら、何がいいのでしょうか?

 こんにちは、食文化研究家のスギアカツキです。『食は人生を幸せにする』をモットーに、「一生モノの能力を養う食育」についてさまざまな実践法を提案しています。

 これまでに多くの方々から相談されるのが、「野菜を食べてくれない問題」。「野菜を食べないからしょっちゅう風邪をひいてしまうのでは?」と心配する親御さんは少なくありません。

 私はこれまでのコラムでも“今すぐ無理やり食べさせる必要はないのでは?”というアドバイスをしてきました。確かに野菜は栄養面での長所は多く、食べられる料理が広がるなどのメリットもあります。

 しかし、子どもには野菜を嫌う科学的理由もありますから、他の手段で無理なく解決していこうというのが私のスタンスです。そこでオススメしたいのが、果物。

【過去記事】⇒「子どもが野菜を食べてくれない」には“意外な理由”が。親のストレスにならない克服法3つ

 ひとくくりに果物と言っても、「じゃあ、どんな果物を食べさせればいいの?」と疑問を持つ人もいるでしょう。そこで今回はこれからの季節の健康対策にオススメしたい優秀な果物を2つご紹介したいと思います。






インフル大流行の今年、真っ先にオススメしたい果物2選


柿
 厚生労働省が発表している「インフルエンザの発生状況」によると、最新のインフルエンザ報告数(10月9~15日)は5万4709と、昨年同時期の約564倍となっています。

 このような状況下において考えたいのが、疲労やウイルスに負けないために、「免疫力を高める」ということ。実は子どもが食べやすい果物でも十分に効果を期待することができます。






おすすめ果物①キウイフルーツ


キウイフルーツは、グリーン(緑)とゴールド(黄)が主流になっています

キウイフルーツは、グリーン(緑)とゴールド(黄)が主流になっています

 日本では年中購入することができるようになっているキウイフルーツ。

 食物繊維をはじめ、ビタミンCやビタミンEなどのビタミン類、ミネラル類をバランスよく含むため、免疫強化に必要な栄養素をまとめて気軽に摂取することができる強みがあります。

 免疫強化を考える上で特に重要なのが、ビタミンC。ビタミンCにはストレスを感じた際に体内で抗ストレスホルモンを分泌する役割があります。

 また、体内に備わる免疫システムの中心的役割を担う白血球には高濃度ビタミンCが含まれているため、白血球中のビタミンC貯蔵量を一定に保つことが重要だとされています。

 そこで子どもにオススメなのが、グリーンよりも酸味が少なく驚くほどトロピカルでジューシーな甘さが特長のゴールドキウイ。

 キウイの生産と販売を手がけるゼスプリによれば、ゼスプリ・サンゴールドキウイは1つで1日に必要なビタミンCを摂取できるそう(含有量 グリーン88mg、サンゴールド152mg/キウイフルーツ100gあたり)。。毎日手軽にビタミンCを補うのに適した食品と言えます。

 同量のビタミンCを野菜で摂取しようとすると、ブロッコリー140mg、パプリカ(黄)150mgとなりますから、いかにキウイが優れているかが理解できるでしょう。














おすすめ果物②リンゴ


リンゴには、ポリフェノール「プロシアニジン」が豊富に含まれています

リンゴには、ポリフェノール「プロシアニジン」が豊富に含まれています

 続いては、子どもからの人気が高い果物「リンゴ」です。

「1日1個のりんごは医者を遠ざける」というイギリスのことわざに代表されるように、食物繊維やカリウムなどの栄養素が豊富に含まれています。

 そして今回特筆すべきは、リンゴに含まれるポリフェノールである「プロシアニジン」という成分です。

 ここですこし整理を。免疫力向上を考える上で重要なのは、2つ。腸内環境を整えることと、体内の活性酸素を取り除くことです。

 この活性酸素を退治するために重要なのが、抗酸化力。ポリフェノールは強い抗酸化力を持ち、体の組織や細胞を障害から守り、免疫機能を高める作用があります。

 ポリフェノールといえば、緑茶の「カテキン」や、赤ワインなどに含まれる「レスベラトロール」が一般的にもよく知られていますが、「プロシアニジン」はそれらよりもさらに抗酸化力に優れていることが明らかになっています(※アメリカ農務省(USDA)で開発された抗酸化力評価ORAC法による)。

 そしてもう一つ、りんごの甘味をしっかり味わうための工夫と保存方法についてです。

 リンゴなどの果物に多く含まれる果糖(フルクトース)には低温で甘みが増すという性質があるため、冷やして食べるとより甘みを強く実感できます。

 また、リンゴは暑さが苦手。涼しい場所であれば室温保存でも大丈夫ですが、秋・冬でも暖房などの入った室内に置いておくよりは冷蔵庫に入れるべき。ポリ袋などに入れて、しっかりと口を閉じて保存しましょう(リンゴから発生するエチレンガスが他の野菜・果物に及ばないために)。





甘くて美味しいフルーツで免疫力をアップしよう


 最後にまとめると、キウイには食物繊維とビタミンC、リンゴには食物繊維とプロシアニジンが豊富であることから、免疫力を高めるパワーが期待できるということ。

 どちらも子どもに人気の果物ですし、購入しやすさも魅力ですから、お子さんと一緒においしそうなリンゴやキウイを探してみるところから楽しんでみるのも素敵ですね!

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12











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