50歳からYouTuberデビューし、現在の登録者数38万人の美容系YouTuberであるSHOKOさん。メイクアッププロデューサーであるSHOKOさんは、“好きなことを生涯現役で楽しく、老化に負けない。じぶん史上最高を更新し続ける美容法”をコンセプトに、40代・50代の女性に向けたエイジングケアやメイク法などを「SHOKO美チャンネル」で発信しています。
今回はそんなSHOKOさんに美容に関してインタビューをさせていただきました。ドラッグストアで気軽に買えるプチプラコスメと、デパートで販売されている少しお高いコスメ、通称デパコス。40代~50代はどのようなポイントを気にして使い分ければいいのでしょうか?
【ポイント1】ベースにはお金をかける

――近所のドラッグストアで手に入るプチプラコスメは、種類も豊富でつい買ってしまいがちなのですが…、やっぱり40代以降はデパコスのほうがいいのでしょうか……?
SHOKO「プチプラコスメは使い方次第ですし、その方の肌の状態にもよります。肌の悩みが少ない方はプチプラでも大丈夫な場合がありますし、たるみやシワ、乾燥などの肌トラブルが気になる方には、潤い成分が多いデパコスのほうがオススメです。
また、プチプラコスメは若い年代の方向けの商品が多いので『乾燥肌向け』と書いてあっても、それは若い方で乾燥肌の方向けということなので、40代~50代の乾燥肌とはまた別なのです」
――確かに、年々乾燥が特に気になるようになりました。
SHOKO「あと、プチプラコスメは、お化粧した瞬間はキレイでも、数時間後には崩れてしまうということも多いのです。デパコスは化粧のモチがいいものが多いですね。
40代~50代が気をつけたいお化粧のポイントは、“ベースメイクにお金をかける”ということ。少し値段が張っても美容成分が多く含まれていて保湿力が高いベースメイクを選ぶことで、乾燥してシワが目立ってしまったり、化粧崩れしてしまったりするのを防げます。」
【ポイント2】“棒もの”はプチプラをじゃんじゃん使う
――アイメイクなどはどう選べばいいでしょうか?
SHOKO「アイシャドウは、プチプラだと粒子が粗かったりラメが大きかったりするものも多いので、そうするとラメがシワに入り込んでしまったりして使いにくいことも多いです。粒子が細かいもののほうが自然な仕上がりになります。
一方でアイラインやマスカラは乾きやすく痛みが早いため、デパコスよりもプチプラの商品をじゃんじゃん使って悪くなったら新しく買う、という方法もオススメです。プチプラのほうがデパコスより落ちにくいのもポイントです」
【ポイント3】口紅は潤いを気にして

――プチプラコスメの口紅で、気をつけることはなんでしょうか?
SHOKO「プチプラの口紅は、特にマットなものだと、時間と共に縦じわになってしまうので注意が必要です。リップクリームなどである程度潤いを与えてから使うなどの工夫をすると失敗しにくいでしょう。
その点、ティントはツヤも出しつつ薄っすら色付くのでメイク初心者にもオススメ。ヴィセやオペラなどのアイテムは安くて使いやすいです」
【ポイント4】広告のキャッチコピーをチェック
――プチプラは選び方が難しいです。若い女性がターゲットなのか、自分の年代でも使えるのか、判別できるポイントはありますか?
SHOKO「そのブランドのキャッチコピーや、広告で起用しているモデルさんをチェックするといいですよ。キャッチコピーで、どのような層をターゲットにしているかがわかります。また、メイクしたモデルさんの仕上がりが自分の好みかどうか、自分がしてみたいメイクなのかどうかも目安になります。
例えば、セザンヌやキャンメイクはキラキラしたイメージのポスターが貼ってありますよね。キャッチコピーも『恋するなんとか…』みたいな感じだったり。一方でケイトなんかはクール系です。ちふれは少し落ち着いた印象で、上の世代の方も使いやすいブランドだと思います」
<取材・文/まなたろう>
多岐にわたって興味があるアラフォーライター。コーヒーが好きで資格を取得中。海外に12年ほど住んでいたため、英語はそこそこ堪能。
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