女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「恋愛」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2020年11月2日 記事は取材時の状況)
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私立学校の場合、卒業生が教員として戻ってくるケースは珍しくありません。
公立高校とちがって数年おきの異動も少ないため、かつての恩師たちと同僚として長く一緒に仕事をすることも。
坂口奈緒さん(仮名・32歳)は元私立高校教諭。大学卒業後、自分の母校に赴任しますが、先輩教師との不倫が学校にバレてしまい、わずか3年で辞める結果になってしまいました。

写真はイメージです(以下、同じ)
大学卒業後、教師として母校に赴任するが…
「建前上は“一身上の都合”ですが、それは大ごとにしたくない学校側の意向です。実際には教頭先生から『坂口先生も社会人なんだし、責任の取り方はわかってますよね』と遠回しに辞職を促されました。
私にとっては単なる職場ではなく母校でもあります。自分のことで学校に迷惑をかけるわけにはいかず、その年度末で学校を去ることにしたんです」
教師の中には保護者と不倫する者もいるので、それに比べればマシかもしれませんが、相手は彼女が赴任する前年に結婚したばかり。新婚だったことは当然知っていたはずなのに、なぜ不倫に走ってしまったのでしょうか?
「高校時代、私が所属していたバスケ部のコーチだったんです。イケメンって感じではなかったですが面倒見がいい先生で生徒からも慕われていて、私も在学中はすごくお世話になりました。好きという感情はありましたが、それは恋愛対象としてではなかったんです。
けど、私が新任教師として母校に戻ってくると、授業の準備や生徒のことなんかでいろいろと相談に乗ってくれて、気がついたら男性として意識するようになっていました。それでも彼は既婚者だから胸に秘めておこうと思ったんです。ですが、彼のほうから告白されて、いけないと思いつつも自分を抑えることができませんでした」
元先生と元教え子という関係性が、禁断の恋へと発展させてしまったのかもしれません。
先輩教師として親身に相談に乗ってもらううち関係が深まった
「昔、お世話になった方で赴任後もまだ残っていた方は何人もいましたけど、彼は当時から担任教師よりも親しくしていた先生でした。しかも、私と同じ科目の担当だったこともあり、職員室とは離れた場所にいる教科準備室で2人きりになれる時間も多かったんです。
さすがに学校で抱き合ったりとかはないですけど、仕事終わりにホテルに行くことはありました。教師は残業の多い仕事ですし、帰りが遅くてもそこまで怪しまれないと思ったので」
いきなり彼の妻から電話が…!
赴任からおよそ8か月後にスタートした2人の関係は約2年間続きます。ですが、ある日彼からの着信だと思って電話に出ると、「いつも主人がお世話になっています」という声の主は彼の妻。不倫関係は妻にバレていたのです。
「最初は否定しましたが、『今だって主人の携帯から電話しているんですよ。証拠を持ってないと本気で思っているんですか?』と冷たい口調で言われ、もう無理だと思って不倫したことを認めました。すでに学校にも報告されていて、週明けの月曜日、教頭に呼び出されました」
しかし、体裁を気にする私立校だったのと、生徒や保護者にバレたわけではなかったこともあり、学校から正式な処分は下されませんでした。ただし、仕事以外での彼との接触を一切控えるように厳命されてしまいます。
「同じ教科でも2人きりにならないように、私だけ教科準備室への立ち入りは禁止。でも、それは一時的な措置で、最初にお話ししたように年度末で学校を辞めるように暗に言われました。授業のシフトなどもあるので急に辞めれば混乱を招くし、それは避けたかったのだと思います」

2人とも学校を去ることに
奈緒さんはすぐに辞表を提出。年度末まで教壇に立ち続けますが教職員の間では不倫が知られてしまい、送別会も行われなかったそうです。
「そういう雰囲気でもなかったですし、私から辞退しました。彼は辞めませんでしたが、翌年度から姉妹校に異動になりました。連絡は取っていないので辞めた後のことは知りません。ただ、離婚はしなかったと聞いています」
学校を去った後は、教職とまったく関係のない一般企業に就職。もう教員に復帰するつもりはないとか。
「先生として生徒の前に立つ資格なんかないですよ。私が生徒や保護者の立場ならそんな人に教えてほしいとは思わないですから」
また、高校時代のクラスメイト、バスケ部の仲間との交流も避けるようにしているといいます。
「部活のOB会は彼も参加するだろうし、同窓会にも同じ部活のクラスメイトが何人もいたので毎回欠席です。今後も出ることはないと思います」
恩師との不倫は高校時代の楽しかった思い出にも影を落とすことになってしまったようです。
―禁断の恋に狂った私―
<文/トシタカマサ イラスト/カツオ>
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トシタカマサ
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
(エディタ(Editor):dutyadmin)