道路脇でグッタリしていたお腹の大きな猫。9匹の子猫を育て上げた“現在の姿”に感動 | ビ

時刻(time):2023-10-07 16:53源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
【 今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.125】 動物の命を保護する時は、責任と覚悟がいるもの。保護猫アメさん( @amechan_amenbo )はある日、道路脇で妊婦猫のアメちゃんを発見。 【画像をすべて見る】⇒ 画像をタップすると次の画像が見られます お腹にいる子猫たちも幸せにしてあげたいと思い、出産をサポートしました。 道路脇に横たわる成猫を

今日のにゃんこタイム~○○さん家の猫がかわいすぎる Vol.125】

 動物の命を保護する時は、責任と覚悟がいるもの。保護猫アメさん(@amechan_amenbo)はある日、道路脇で妊婦猫のアメちゃんを発見。

アメちゃん
【画像をすべて見る】⇒画像をタップすると次の画像が見られます

 お腹にいる子猫たちも幸せにしてあげたいと思い、出産をサポートしました。






道路脇に横たわる成猫を発見


 アメちゃんと出会ったのは、朝の通勤時。車を運転していたところ、自宅近くの道路脇で横たわっていたのです。

 危ないと思いつつも、その時は時間がなく、渋々通り過ぎることに。しかし、帰宅時にも、アメちゃんは道路脇に横たわっていたそう。気になり、そばへ駆け寄るも、アメちゃんは逃げず。抱っこをすると、だらんと脱力したため、具合が悪いのだと思い、保護を決意しました。

アメちゃん

保護当時

「お腹が膨れていることには保護時に気づいており、腹水が溜まる病気か妊娠のどちらかだろうと思っていました」






やはり妊娠猫だと判明


 動物病院でレントゲンを撮ると、妊娠が判明。かねてから、自分の手が届く範囲に保護が必要な猫がいる時は絶対に助けると決めていた飼い主さんは、アメちゃんが妊婦猫であることを知っても動じませんでした。

アメちゃん

実際のレントゲン写真

「以前にも10匹ほど野良猫や子猫を保護し、良い里親さんに繋げることができたので、今回もなんとかなるだろうという思いもありました」













段ボールの産室を設けて8匹の子猫が誕生!


 アメちゃんは保護時から人を怖がらず、物怖じしない性格でしたが、飼い主さんは無事に出産ができるよう、ストレスを感じない暮らしを意識。専用の部屋を用意し、先住猫たちとは接触させないようにしました。

アメちゃん
「獣医さんに、いつ産まれてもおかしくないと言われたので、段ボールの産室を用意し、安心して出産できる環境づくりをしたんです」

 用意した産室に初めて入ってくれた翌日、アメちゃんは出産。8つの小さな命が、この世に誕生しました。

アメちゃん

おっぱいをあげるアメちゃん

 飼い主さんは、出産直後に人間がかまいすぎると、母猫が育児放棄をすることがあるという情報をネットで得ていたため、産室のタオル交換やペットシーツの交換など、必要最低限のお世話をする程度に留めていたそう。






さまざまな人に子猫を引き取ってもらった


「でも、アメちゃんはそこまで神経質ではありませんでした。産後2週間くらいは構いすぎないようにして、もう大丈夫と判断した後はアメちゃんも子猫も毎日、ナデナデさせてもらいました」

 最低でも2ヶ月は、親子一緒に過ごさせてあげたい。そう考えた飼い主さんは里親さんに、生後2ヶ月以降での引き取りをお願い。里親は友人や職場の同僚、以前猫を引き取ってくれた里親さんからの紹介など、知り合いのつてを頼って見つけることができました。

アメちゃん

全員集合の家族写真

「里親さんは、みなさん本当にいい方たち。今でも全員とLINEやSNSで繋がっています」













我が子ではない赤ちゃん猫の母親にもなってくれた


 育猫中には、微笑ましい裏話も。実は飼い主さん、アメちゃんの出産後、動物病院の待合室で出会いから、臍の緒がついたまま保護された子猫(通称:チビッコ)を育てることに。

アメちゃん
「アメちゃんが一緒に育ててくれるかも?と少し期待していました。もし、無理だったらミルクで育てようと思って、家に連れて帰ったんです」

 帰宅後、チビッコちゃんを見せると、アメちゃんは匂いを嗅いで遠ざける仕草を見せたため、子育てを任せるのは難しいかもしれないと思いましたが、試しに、おっぱいに近づけてみると母乳を飲ませてくれたそう。

 そして、その後、体重を測ろうとチビッコをスケールに乗せたところ、アメちゃんは驚くべき行動に! なんと、心配をし、チビッコちゃんを咥えて産室へ連れて行ったのです。


「一緒に育ててくれるんだなと、とても感動した忘れられない場面でした」






子猫を分け隔てなく育てるアメちゃんに感激


 それから、しばらく経った頃、またもや予想外の出来事が。自力では移動できないチビッコちゃんが、なぜか部屋の隅で転がっていることが多くなったのです。もしかして、アメちゃんは育児放棄してチビッコちゃんを隅に追い出したのだろうか……。飼い主さんはそんな不安を募らせましたが、その裏にはあまりにも優しい真相が。

 実はチビッコちゃん、他の子猫たちとは2週間差の小さな体であったため、オッパイ争奪戦に勝てず、母乳が飲めていなかったよう。そのことに気づいたアメちゃんは部屋の隅にチビッコちゃんを連れて行き、ゆっくり母乳が飲めるようにしていたのです。

アメちゃん

チビッコちゃんに母乳を飲ませている時

「アメちゃん自身の子どもたちとは大きさも違いましたが、我が子と分け隔てなく育ててくれて、本当に感謝しています。この子も里親さんのおうちへ旅立ちました」














我が子が幸せになった後に自身のニャン生を謳歌


 子育て中は母の顔を見せていたアメちゃんでしたが、子猫がみな里親さんのもとへ旅立つと、再び、飼い主さんに甘えるように。

アメちゃん
「ツンデレなのに、撫でてほしい時は横にきてお尻を向け、叩けとアピールしてきます。あと、先住猫のグリちゃんをライバル視。かわいがっていると、必ず割って入ってくるんです(笑)」

 現在、アメちゃんは3匹の猫仲間や2匹のうさぎ家族と同居中。うさぎたちと交流を図ろうと、遊び場に入って寝転んだり、サークルの外からスキンシップを取ったりするも、今のところは片思いのままです。





厳しい環境で生きる野良猫が減るように



 そんな日常を微笑ましく見守りつつ、飼い主さんは今、近所にいる野良猫の避妊・去勢手術を少しずつ進め、厳しい環境で生きる野良猫や悲しい思いをする子猫が少しでも減るよう、行動しています。

アメちゃん
「もし、アメちゃんが野良猫のままで出産していたら、ご飯の確保や病気のケア、8匹の子猫のお世話などで、アメちゃん自身も子猫たちも厳しい生活になったと思います。野良猫が妊娠出産することは命懸けだと実感しました」

 できる範囲で動いていきたい――。飼い主さんのその言葉を聞くと、自分にできる「猫助け」も考えたくなります。

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<取材・文/愛玩動物飼養管理士・古川諭香>
⇒この著者は他にこのような記事を書いています【過去記事の一覧】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291











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