みなさんは、八重山諸島でしか出会えない「ゲンキくん」を知っていますか? 八重山諸島では誰もが知っていると言っても過言ではないゲンキくんとは、いったいどんなご当地キャラクターなのか? 今回は、その素顔から人気のキャラクターグッズまで詳しくご紹介します。
ゲンキくんは八重山ゲンキ乳業のキャラクター

ゲンキくんとは、株式会社八重山ゲンキ乳業のキャラクターです。実は「ゲンキ坊や」というのが正式名称なのですが、八重山諸島では皆さん愛着を込めて「ゲンキくん」と呼んでいるそうです。
ゲンキくんは、八重山ゲンキ乳業の前身、ゲンキ乳業八重山支店が創業した昭和32年当時にはすでにキャラクターとして存在しており、それ以来ご当地キャラクターとして親しまれてきました。

八重山ゲンキ乳業は石垣島初の乳業メーカーで、石垣島の牧場でとれる牛乳や、牛乳を使った加工品を販売しています。かつては、島の給食の牛乳にもなっていたことがあり、島の人たちにとってはとても身近な存在。そして、そのシンボルでもあるゲンキくんは、地元で愛され続けている“ご当地キャラクター”なのです。
八重山諸島でしか味わえないご当地ドリンク

ゲンキくんのキャラクターがかわいい、八重山ゲンキ乳業の商品は「ゲンキクール」「ゲンキ牛乳」「ゲンキカフェ」「ゲンキさんぴん茶ミルクティー」の4品。
中でも人気が高いのが「ゲンキクール」です。いわゆる乳酸飲料なのですが、その甘みとさわやかな飲み口の絶妙なバランスにハマります。石垣島をはじめ八重山諸島では、スーパーやコンビニ、商店でも売っている、「いつも飲んでいるアレ」的な商品ですが、実はこれ、八重山諸島でしか購入できない“超ご当地ドリンク”。
八重山ゲンキ乳業の商品は、基本的にはすべて八重山諸島でしか販売されていません。そのため、「島の空港に到着したら、まずはゲンキクールを飲む」という島旅リピーターもいるほど。八重山諸島のご当地ドリンク、ぜひ一度、味わってみてくださいね。
ゲンキくんはキャラクターグッズとしても大人気!

ゲンキくんは、キャラクターグッズとしても人気を博しています。石垣島の中心地にある「石垣さかい商店」は、ゲンキくんグッズの専門店。ここではさまざまなオリジナルグッズが販売されています。

一番人気はTシャツ。ファイルや御朱印帳なども人気がありますが、筆者のおすすめは、ゲンキクールグミ。あのゲンキクールがそのまま食べられるという衝撃的な味わいに感動し、島を訪れたら箱買いしてしまいます!

どの商品もネット販売などはしておらず石垣島でしか購入できませんので、ぜひ石垣土産に手に入れてください。こちらの店舗のほかに、新石垣空港内にも店舗があります。
石垣さかい商店
住所:沖縄県石垣市美崎町9-1
営業時間:10時~21時30分
定休日:なし
ゲンキショップ 南ぬ島石垣空港店
住所:沖縄県石垣市白保1960-104-1 新石垣空港 国内線ターミナル 1階 南側
営業時間:7時30分~20時
定休日:なし
ゲンキくんはパンやスイーツにも!

2023年8月にオープンした「石垣島の牛乳屋さんのお店 ゲンキみるく」では、ゲンキくんのキャラクターがキュートにあしらわれたスイーツやパンを味わうことができます。

石垣島の酪農家さんが丹精込めて作るおいしい牛乳を使ったジェラードやみるくプリン、みるく食パンなどは、購入はもちろん店舗でいただくこともできます。新たに生まれた、石垣島でしか味わえない逸品たち。こちらも見逃せません!
石垣島の牛乳屋さんのお店 ゲンキみるく
住所:沖縄県石垣市美崎町3-3
営業時間:11時~21時
定休日:不定休
今回は八重山諸島のご当地キャラクター、ゲンキくんについて紹介しました。ゲンキくんは、八重山諸島で長年愛され続ける牛乳屋さん、八重山ゲンキ乳業のキャラクターです。ゲンキくんのいるところには、現地でしか出会えないグッズやおいしいものがあります。ぜひ八重山諸島で、ゲンキくんを探してみてくださいね。
大手出版社で情報誌編集に携わり、退社後シンガポールへ。現地日本人向け情報誌編集部を経て、帰国後は沖縄へ移住。シンガポール、沖縄での経験を生かして、2007年よりフリーランスの編集&ライターとして、主にアジアと沖縄をテーマとしたガイドブック・雑誌・書籍・ウエブ媒体などで活躍中。All About シンガポール・沖縄ガイド。
執筆者:稲嶺 恭子(ライター/エディター)