洋菓子のギフトブランドとして長年愛され続けているヨックモック。最近、X(旧Twitter)にて、とあるモノの登場が大きな話題になっていました。そう、ヨックモックの自動販売機です!

こちら、大ロングセラー商品「シガール」を中心とした品揃えで、ラゾーナ川崎プラザに設置されている模様。
これでお店がやってない時間であっても、誰からも喜ばれるステキな手土産を持参できるってなもんですよ。
なぜ今、自販機?ヨックモックに直撃取材!

でも待って。なんでここに来て自動販売機?
幼い頃から「ヨックモック=お中元やお歳暮で貰わないと食べられない高級品」というイメージを抱いていた40代ライターからすると、ちょっぴり不思議な感じがしました。
そこで、どうせならヨックモックさんに直接いろいろと聞いてしまおうと、直撃取材を決行。
なぜ自動販売機を開発したのか、広報担当の友弘さんにお話を伺いました。
――ヨックモックといえば、有名ギフトブランドの老舗。どういう経緯で自動販売機の開発を企画したのでしょうか?
「もともと、ヨックモックは対面販売を基本としており、主戦場は百貨店でした。
しかし、もっとより手軽に、贈答品だけでなく自分で食べるためにお求めくださるお客様のために、自動販売機という新しい形での販売を企画いたしました」

――なるほど! その発想はなかった。確かにヨックモックのお菓子って美味しいですけど、あんまり自分で買って食べた記憶がないんですよね……。
「そういう声も多くいただいております。贈答用の印象が強かったお客様からも、この意外性は喜ばれました。『手軽に買えて嬉しい』という声も挙がっています。
そういえば、サラリーマンらしき男性がじーっと自販機を見つめて購入していったという話を聞いたんですよ。
もしかして、自分用に店舗で購入することが恥ずかしい人も実は多いのかもしれない。自動販売機にしたことで、そこのハードルは下がっているのかもしれません」
――自分のためのヨックモックという概念が広がっていく期待感がありますね。
「他にもお子様連れのファミリーが通りかかって、お子さんが面白そうと近づいてきて購入してもらえたり。
これも百貨店での販売ではあまり見られなかった現象なんですよね。アトラクション感覚で楽しんでいただいているようですね」
「自販機によって客層が広がった」

――自販機により客層の幅が広がった、と。現在設置されているのは、ラゾーナ川崎プラザの一台のみですよね。
「設置前にいろいろな場所を検討したのですが、ラゾーナ川崎プラザは、それこそサラリーマンや学生、ファミリー層まで集まる、地元のランドマーク的な場所であることが決め手になりました。
ヨックモックの店舗もすでに入っていましたし、より幅広い層に購入してもらうためにも適していたと思います」

――ヨックモックは海外からの人気も高いですよね。インバウンドのニーズが高いターミナル駅や観光スポットへの設置は考えていますか?
「その付近は検討段階でも候補には入っていました。
自動販売機も今はどんどん進化しているので、設置場所の特色に合わせて『シガール』以外のお菓子も届けられるようにしたいと思っています」
ヨックモックがコラボやイベントに積極的なワケとは?

――近年、ヨックモックはコラボレーションも積極的に行っているようですね。
「ブランド的に接点を取りづらい層へのアプローチの一環ですね。
コラボをするにあたっては、コラボ先にヨックモックのブランド価値を体感していただけるのか、ブランド同士の親和性はあるのかを大事にしています」
――草間彌生美術館とのコラボなんて、すごくステキでしたよね。カボチャ柄の缶にカボチャのシガール、これはときめきましたよ!
「ありがとうございます。現在は草間彌生美術館でご購入いただけます。」

――その他にも「ヨックモックフェスタ」なるユニークなイベントも企画していますね。
「ヨックモックフェスタはブランドの新しい体験の場として行っています。今年も8月に丸広百貨店川越店にて『ヨックモックフェスタ #笑顔をつなぐ』が開催されました。
お菓子って召し上がってもらうだけではなく、触ったり香ったり、さまざまなものが付随するものなんです。体験を通じてお菓子を楽しむことで、お客様が笑顔になる瞬間を創りたいと考えているんです」

――関東での開催がメインのようですが、さらに規模を広げていく予定はあるのでしょうか?
「そうですね。今後は関東だけでなく日本中を笑顔にしていきたいです」
――ヨックモックという老舗ブランドが、これからどんな新しい展開を見せてくれるのか、がぜん楽しみになってきました。
「私たちも、これまでのお客様にもご愛顧をいただきつつ、20~30代の若いお客様にも召し上がっていただく機会を随時考えているところです」
大人気の「シガール自販機」今後は?
――自販機も今後どんどん増えていく可能性がありそうですね。
「お問い合わせを多数いただいているので、もう一台くらいは今年中にどこかに設置できればと……。
川崎の自販機は『自分用に買って手軽に召し上がって欲しい』がベースになっていますが、『お世話になった人への贈答に』や『大切な人へのプレゼントに』を求められる場所もあるはずなので、設置場所によって形を変えた展開をしていきたいと思います」
――ありがとうございました!
<取材・文/もちづき千代子>
もちづき千代子
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。度を超したぽっちゃり体型がチャームポイント。Twitter:@kyan__tama
(エディタ(Editor):dutyadmin)