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空き巣被害にあった家に“大人のアレ”が散乱! イケメン警官がとっさに隠したものは…/

時刻(time):2023-10-01 16:57源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2023年1月28日 記事は取材時の状況) ========== 年末のある日。オランダに住む私がいつものようにSNSをチェックしていたところ、地元警察のFacebook投稿が目につきました。「警官は時々、驚くような状況に出くわす。そんな時
 女子SPA!で大きな反響を呼んだ記事を、ジャンルごとに紹介します。こちらは、「びっくり体験」ジャンルの人気記事です。(初公開日は2023年1月28日 記事は取材時の状況)

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年末のある日。オランダに住む私がいつものようにSNSをチェックしていたところ、地元警察のFacebook投稿が目につきました。「警官は時々、驚くような状況に出くわす。そんな時でも、我々はとっさに行動しなければならない」という書き出しの投稿と共に、イケメン警官が何やら誇らしげに微笑んでいる写真が。でも記事の内容をよく見たら、日本ではちょっと考えられないものだったのです。








空き巣被害の家で、ベッドルームに散らばっていたものは……


空き巣

※写真はイメージです

とある住宅街で、住民から「近所に泥棒が入ったのでは」という通報が入りました。

近くを巡回していた警官2名が現場に駆け付けたところ、ドアの鍵は壊され、家の中はあらゆるものがひっくり返された状態。まさに空き巣被害の現場でした。

ちょうどそのとき、外に車が停まる音が。その家の住人たちが旅行から帰ってきたのです。それは父親と母親、二人の子どもたちでした。

きちんとした身なりの礼儀正しい家族。彼らは警官の1人から空き巣にあったと説明を受け、顔面蒼白。

子どもたちはすぐさま自分たちのものが何か盗まれていないか確認しに、3階にある子ども部屋へと駆け上がっていきました。

その頃、2階のベッドルームの現場検証をしていたもう1人の警官のジムさんは、何やら柔らかいものを踏んづけます。

何だろう?と思って、じっくり見てみると……なんとそれは「大人のおもちゃ」だったのです。それもいくつも!

どうやら厳重にしまわれていたそれらも泥棒はひっぱりだし、箱ごとベッドルームの床にぶちまけたようでした。





子どもたちの足音が!


部屋ジムさんがあっけに取られていた時、子ども部屋から戻ってくる子どもたちの足音が!

彼は大急ぎで床に散らばった「大人のおもちゃ」類を素手でかき集め、箱に詰め込みました。間に合うか!?

そしてクローゼットの奥に押し込み、ギリギリセーフ!

おかげで両親たちは子どもたちから「これなーに?」と、恥ずかしい質問を受けずに済んだのでした。

めでたし、めでたし。













しっかり手を洗ったよ(にっこり)


さて、市民の名誉と家族の平和を守るために、とっさの判断で素晴らしい「隠ぺい工作」をした警官のジムさんですが……やはり彼にとっても、ちょっとびっくりな事件だったよう。

「私たちは署に戻って、思わず大笑いしてしまいました。こんなことは滅多に起こることではないからです。

泥棒があの中からお気に入りを見つけて盗んでいったかはわかりません。でも誰でも自分の物を他人に触られるなんて嫌なことです」と、投稿につづられていました。

実際の投稿写真がこちら。

ジムさん

投稿に添えられたジムさんの写真。「本日の任務:大人のおもちゃの上に立ちました」

一仕事終えたジムさんの誇らしげな写真は、「親御さんたちの秘密はしっかり守ったぜ!」という感じでしょうか。

でも最後には「もちろん、署に戻って、最初にしっかり手を洗いましたよ」なんてコメントも。





市民の反応は?


市民の反応「えー、警察の公式Facebookページでこんなこと書いちゃうの? でもさすがにアウトなんじゃ……?」と思いつつ恐る恐るコメント欄を見ると、なんと一般市民たちも大ウケ。

もちろん中には「こういうことは胸の内に留めておくべき」というお叱りのコメントや「なんであなたはそれが大人のおもちゃだってわかったの?」などという意地悪なツッコミも。

それに対してジムさんは「まあ警官をやっているといろんな経験を積むんですよ」というボケを返していました。












性に寛容な国、オランダ


実はオランダはわりと性に寛容な国。

同性婚が世界でいち早く合法化され、観光地アムステルダムのど真ん中には「飾り窓地区」と呼ばれる、国が営業を認めている売春店が立ち並んでいます。

(しかもいかにもそれらしいエリアにあるというわけではなく、普通に街歩きをしながら駅に向かっているだけなのに、いつの間にかそういうお店の前にいたということも起こります。)

飾り窓地区

夜になると怪しい雰囲気を醸し出す「飾り窓地区」(写真はフリー素材から)

街のどこにでもあるドラッグストアのチラシを見ていても、「大人のおもちゃ」の類は普通の化粧品やオムツやお菓子と並んで、堂々と載せられています。

また同じ店のウェブサイトでは、お役立ち情報コラムに「大人のおもちゃの楽しみ方」といった記事が、花粉症やらダイエットやらと同じようなノリで紹介されています。

ですが、たとえ日本と比べてわりと一般的なアイテムだったとしても、この事件の内容にも、警官が事の顛末を公式Facebookに載せるということも、警察上層部からも何も言われず、年が明けた今も投稿が残っていることも、日本じゃ考えられなくてびっくり。

「さすがいろいろ自由な国、オランダだなぁ……」と思った一件でした。

ちなみにジムさんが勤務する警察署に「このFacebook投稿、日本のメディアで紹介してもいい?

ジムさんイケメンだから写真も載せていい?」と問い合わせたところ、ご本人から「いいよ! うちのSNSの宣伝にもなるしね!」とお返事もらいました。ありがとう、ジム! 

<取材・文/藍田千晴>
藍田千晴
アラフォー主婦ライター。アムステルダムのはじっこに生息中。世界100ヵ国以上の現地在住日本人ライターの組織「海外書き人クラブ」会員




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