浅草といえば言わずと知れた観光地ですが、実はさまざまな動物カフェが軒を連ねるエリアでもあります。

その浅草に隣接する地域にある「温もりカフェ」もまた、犬に会えるカフェの1つ。日頃の犬不足を実感している筆者としては、ぜひとも行きたい場所でもありました。
実際に訪れてみたところ、想像以上にモフらせてもらうことができました!

とうきょうスカイツリー駅から徒歩約8分、大通りに面した建物の1階に「温カフェ」(おんかふぇ)こと「温もりカフェ」はあります。
お店に入れば、店長犬のレオンと、4匹の保護犬が迎えてくれます。そう、ここは保護犬カフェ。店長の鳥海さんは子どもの頃からたくさんの犬に囲まれて暮らし、彼らの存在が精神的な支えになっていたといいます。

そんな犬たちに恩返しをしたいという思いも込めて「おんかふぇ」という愛称を店名に込め、保護犬を飼育しています。
2019年の8月25日にオープンして以来、16匹もの保護犬が、こちらのお店を卒業し、新しい飼い主さんの下で暮らしています。
お客さんは犬と暮らしている人、犬が好きな人が中心ですが、時には修学旅行生が勉強のために来店することもあります。
店内の保護犬はお迎えすることも可能です。飼い主さんとの面談を経て、お迎え前に2週間のトライアルを実施。
先住犬がいる場合は、トライアル前にお迎え予定の保護犬と先住犬の相性を自宅で確認できるので、安心ですね。
保護犬・保護猫の譲渡先として、家族であること(飼い主が複数人いる)ことを条件に掲げている保護団体や保護カフェも少なくありませんが、こちらでは一人暮らしの人でも、お迎えOK。

その浅草に隣接する地域にある「温もりカフェ」もまた、犬に会えるカフェの1つ。日頃の犬不足を実感している筆者としては、ぜひとも行きたい場所でもありました。
実際に訪れてみたところ、想像以上にモフらせてもらうことができました!
犬に恩返しをしたいとカフェをオープン

とうきょうスカイツリー駅から徒歩約8分、大通りに面した建物の1階に「温カフェ」(おんかふぇ)こと「温もりカフェ」はあります。
お店に入れば、店長犬のレオンと、4匹の保護犬が迎えてくれます。そう、ここは保護犬カフェ。店長の鳥海さんは子どもの頃からたくさんの犬に囲まれて暮らし、彼らの存在が精神的な支えになっていたといいます。

そんな犬たちに恩返しをしたいという思いも込めて「おんかふぇ」という愛称を店名に込め、保護犬を飼育しています。
2019年の8月25日にオープンして以来、16匹もの保護犬が、こちらのお店を卒業し、新しい飼い主さんの下で暮らしています。
お客さんは犬と暮らしている人、犬が好きな人が中心ですが、時には修学旅行生が勉強のために来店することもあります。
人懐っこさにびっくり!
店内の保護犬はお迎えすることも可能です。飼い主さんとの面談を経て、お迎え前に2週間のトライアルを実施。
先住犬がいる場合は、トライアル前にお迎え予定の保護犬と先住犬の相性を自宅で確認できるので、安心ですね。
保護犬・保護猫の譲渡先として、家族であること(飼い主が複数人いる)ことを条件に掲げている保護団体や保護カフェも少なくありませんが、こちらでは一人暮らしの人でも、お迎えOK。
新しい家族を待っている保護犬たち
2023年9月現在、新しい家族を待っているのは、こちらの4匹です。

まずは、ダックスフントのハッピー。人が大好きで、初めて会った筆者にも積極的にお腹を見せてくれます。
もし、雑誌「wan wan」があったら、おむつを脱ぎ、表紙を飾ってくれるでしょう。

続いては、ミックスのトキ。さまざまな犬種の血筋を引いているようで、「何犬かな?」と、見ながら想像するのも面白いですね。
そして、トキもやっぱり人間が大好き!

チワワのナナは、鳥海さんのことが大好きです!
もちろんお客さんのお触りもOKで、ふわふわの毛は、ずっとなでていたくなるような触り心地。小さいながらに元気もいっぱいです。

最後に紹介するのが、テラ。人間や他の犬がちょっと苦手ではありますが、だからこそお迎えしたときに仲良くなる甲斐があると言えるでしょう。
お触りNGの動物カフェが多い中、こちらでは犬に対するマナーを守れば、触れてもOK。というより、むしろ犬たちの方から寄ってきてくれる……! おかげで筆者も無事に犬不足を解消できました。
ワンちゃんだけじゃない「温もりカフェ」の意外な魅力
「温もりカフェ」のオープン前は、飲食店で働いていた経験もあるという鳥海さん。それもあって、飲み物がとても本格的。他の動物カフェと差別化を図るために、ドリンクには力を入れているといいます。
筆者はジンジャーエール(甘口)を注文。かわいい容器に入っているから、テンションも上がります! こちらの容器はプラスチック製で、フタも付いています。これは、万一落としてしまったときでも、犬がケガをしたり、飲み物を口にしてしまったりしないように配慮しているからです。

他にも温もりカフェの手挽きコーヒー、紅茶、生の果物を使用した生絞りドリンクなどがあり、メニューも充実しています。
オーナーが過度な愛情を与えすぎないよう意識するワケ
鳥海さんはお店にいる犬たちのお世話をしっかりしつつも、過度な愛情を与えすぎないように意識しているそうです。
「私の下で犬たちの幸福度をピークにするよりも、お迎えされた先で最も深い愛情を受けることの方が重要だからです」(鳥海さん、以下同)
鳥海さんの強いプロ意識を感じますね。
また、「正直なところ、お客さんよりも犬ファーストです。トラウマになってしまうので、犬が嫌がるようなことは控えて頂ければ……」というお願いも。
これから訪れる人は、「犬からおもてなしを受ける」ではなく、「犬をおもてなしに行く」くらいの気持ちの方が、犬にとっていいかもしれません。
そして、鳥海さんにはもっと多くの保護犬を助けるアイデアがあるようです。
「お客様の中には、保護犬のいるカフェを開きたいという方もいらっしゃいますが、実際に開いたという話を聞いたのは一人だけです。
資金がない、店舗が見つからないという問題以外に、信用性が低いことから保護犬を譲ってもらえないということも理由としてあると思います。
当店は譲渡元からのルートの確保ができていますので、希望する方は当店の2号店としてオープンしてもらうこともできます」
確かに「温もりカフェ」がもっとあれば、より多くの犬が新たな飼い主さんと出会えそうですね。
浅草散策の後に足を延ばしてみては
鳥海さんの気持ちと、保護犬の両方から温もりを感じられるカフェでした。
「保護犬は性格や病気がわかる、しつけがされているというのがいいですね」と鳥海さんが言う通り、保護犬ならではのメリットもあります。
保護犬に興味のある人も、単に犬に触れたいという人も、浅草散策後にちょっと足を延ばし、「温もりカフェ」を訪れてみてはいかがでしょう?
【温もりカフェ】
X(旧Twitter):@orangeinu
Facebook: nukumoricafe.on
<文/写真 増田洋子>
増田洋子
2匹のデグー、2匹のラットと暮らすライター。デグーオンリーイベント「デグーサロン」を運営。愛玩動物飼養管理士2級を取得。Twitter:@degutoichacora
(エディタ(Editor):dutyadmin)