今も昔も『お口の恋人』
ロッテといいますと、『お口の恋人』のキャッチフレーズ(ドリフターズの故・仲本工事さんのお母様が考案・応募したといわれています)でお馴染みの菓子メーカーですね。
シニア世代は、玉置宏さん司会で「一週間のご無沙汰でした」で始まる歌番組『ロッテ歌のアルバム』や、ビリー・バンバンのCMソング『小さな瞳』が懐かしいのではないでしょうか。
現在の若者世代ですと、BTS、吉沢亮さん、浜辺美波さん、森七菜さんなど旬のタレントを起用したCMなど、今も昔も青少年をターゲットとした商品展開を行っています。

さて、そのロッテから8月22日に復刻板ガムとして、『スウィーティガム』と『マスカットガム』の2品が発売されました。これはロッテが最近シリーズ化している、復刻板ガムシリーズの一環として発売されたものです。
マスカットは秋が旬、海外産スウィーティも秋から冬が旬なので、このタイミングでの発売なのでしょう。
コンビニでのPOP

筆者の近所のコンビニの店頭では、現在、ガムの自動販売機を模したPOPで販売されていました。ネットオークションでも、卓上ガム自動販売機やたばこ屋の店頭に置いてあったガムスタンドが出品されていることがあります。
懐かしの板ガムが大集合!

筆者が2022年秋に入手した復刻板ガムの写真がありましたので、紹介します。『梅ガム』と『ブルーベリーガム』は現行の『歯につきにくいガム』を復刻パッケージ化したものです。『クイッククエンチ-Cガム』、『マスカットガム』、『ジューシー&フレッシュガム』はダイソーで販売されたときに購入しました。
ロッテのオンラインショップでは、『なつかしの復刻ガムセレクション第2弾』として、現在スーパーやコンビニで販売されている『マスカットガム』、『スウィーティガム』、『ブルーベリーガム』、『梅ガム』に加え、『スペアミントガム』、『マンゴスチンガム』、『アセロラガム』、『コーヒーガム』を加えた8種類セットが販売されています。
スウィーティのドリンクもあった!

かつてロッテが、ソフトドリンクの自販機事業を行っていたときには、ガムと同じフレーバーのソフトドリンクも販売されていました。スウィーティのドリンクは数年継続して販売されていたので、飲んだことのある方も多いのではないでしょうか。
ガムメーカー大手ならではの香り、味、噛み心地

さて、開封して中身を確認してみます。最近、ロッテの板ガムの包み紙にはフレーバーや商品名がレイアウトされるようになり、『ロッテおりがみ部』として、包み紙で折り紙遊びができるようになっています。写真の通り、包み紙は柄が全て違っていました。
スウィーティもマスカットも開封した途端にふわっと香り、口に入れる前に嗅覚で楽しめます。口に入れてからも味はすぐに消えることはなく、噛み疲れるまで長い時間楽しめました。
また、ロッテのガムの売りというと噛み心地でしょうか。適度な柔らかさが快く、口の中でガムがボロボロと崩れて、うまくまとまらずにストレスになってしまうようなこともなく、最後まで心地よく噛み続けることができます。ガムを約70年も製造販売しているロッテの技術ならではの噛み心地といえます。
最近のガムはどのメーカーも粒ガムが主流で、スーパーやコンビニ店頭で販売されている板ガムはわずかになりましたが、商品の希少感がより記憶を強くさせるかもしれません。
この復刻版ガムをきっかけに、シニアのみなさんは青春の思い出を懐かしみ、若者世代のみなさんは新しい味にチャレンジしてみる、というのはいかがでしょうか。
子どもの頃に食べた「懐かしのあの味」から現代のコンビニ商品まで、幅広く実食しているコレクター。約2万1000本のジュース缶を所蔵する清涼飲料史研究家。
執筆者:久須美 雅士(コンビニグルメガイド)