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真夏の夜に出会った浴衣姿の私と、コート姿の“いかにも”露出狂な男。猛ダッシュで駆け

時刻(time):2023-09-21 19:21源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
コロナ禍の行動制限も解除され、今年からお祭りなどが再開され始めましたね。 久々の人出にみな心が躍りますが、人出が増える分さまざまな人も外に出てきます。 お祭り、からの浴衣で大はしゃぎ 写真はイメージです(以下、同じ) 友人たちと地元の大きなお祭りに行くことになった荒井ありささん(仮名・35歳)。浴衣を着て、みんなでにぎわう夜店を楽しみ、ビール
コロナ禍の行動制限も解除され、今年からお祭りなどが再開され始めましたね。

久々の人出にみな心が躍りますが、人出が増える分さまざまな人も外に出てきます。








お祭り、からの浴衣で大はしゃぎ


浴衣を着た女性たちが生ビールで乾杯

写真はイメージです(以下、同じ)

友人たちと地元の大きなお祭りに行くことになった荒井ありささん(仮名・35歳)。浴衣を着て、みんなでにぎわう夜店を楽しみ、ビールを飲んで盛り上がり、帰りに居酒屋で二次会をすることに。

「この地域では有名なお祭りで、人出がすごいんです。その分、夜店がたくさん出ていて、いろんな食べ物を買ってビールを飲みながらお祭りを楽しめます。最近はB級グルメだけでなく、有名イタリアンのテイクアウトも販売していて、お祭りと言ってもいろんなグルメまで楽しめるんです。久しぶりの友人とも合流して、居酒屋になだれ込み、大盛り上がりでした」





終電に滑り込み!そこにいたのは…真夏のコート男


そんな楽しい時間を過ごし、すっかり帰りが遅くなってしまった荒井さん。慌てて終電に滑り込んだそうです。

「酔っぱらって楽しい気分のまま終電に滑り込みました。お祭りはもっと早めに終わっていたので、わたしの家の最寄り駅に降りたときはすでに人気もなかったですが、上機嫌で歩いていました」

そんな荒井さんですが、地下から駅の階段を上って地上に出ようとした瞬間、何かがいるのを感じ、目を向けました。

すると、駅から地上にあがる階段の脇に、夏なのにコートを着た男性が立っていたそうです。












絵に描いたような露出狂に、猛ダッシュ


フードをかぶり、マスクをつけた怪しい男性
「何だか異様な雰囲気だったので、早く立ち去ろうと知らんふりをして通り過ぎようとしました。すると、その男性はわたしにコートを開きながら近づいてきたのです。なんとその男性は、コートの下に何も着ていない、いわゆる『露出狂』だったのです!」

あまりに驚いて悲鳴もあげられず、とにかく人目のある場所で助けを呼ぼうと地上にあがる階段を急いでかけ上がりました。そのまま走って駅前のコンビニに駆け込んで様子を見ると、追いかけてきている気配はありませんでした。

「もう心臓がバクバクして、生きた心地がしませんでした。コンビニの人もわたしの形相にビックリしたようです。とにかく追いかけてこなかったので良かったですが、念のため交番に寄って伝えてから帰ろうと思いました」






警察官から衝撃の一言が


駅前の交番で、露出狂に遭遇したことを伝えた荒井さん。すると警官は『たまに夏に露出狂が出るらしいんですけど、見せるだけが趣味で追いかけてくるわけではないようです。とにかく無視していれば危害は加えないようです』と言われたのだとか。

「いつも利用する駅ですし、できれば今すぐ捕まえてほしいのですが、実害がないと捕まえることもできないようで……もう遭遇したくないので、次からはその出口を使わずに、別の出口を利用しようと思いました」

楽しかったお祭りの記憶も、露出狂のせいで気分は台無し。なんとなく怖いのでその日は駅から自宅までタクシーで帰宅したそうです。

後日近所の人にその話をすると、同一人物であろう露出狂を目撃した知り合いが何人かいました。交番でも聞いた通り、危害を加えたり追いかけたりするわけではないのだけれど、温かい季節にはときどき立っているそう。

「いったい何がしたいのかわかりませんが、とにかくもう出会いたくないの一心でした。しばらくして引っ越すことになりましたが、それは露出狂が怖いというのも理由の一つです」

夜遅くに人気のないところに行くのは、できるだけ避けたほうが良いと思ったと話してくれました。

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<文/塩辛いか乃>
塩辛いか乃
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako




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