先日、友人の子どもが登下校中に家の鍵を無くしてしまうという事態が発生。近隣のマンションの落とし物コーナーへ行くなどしてみんなで探したものの、結局最後まで出てきませんでした。
そこで話題にのぼったのが、「やっぱりスマートトラッカーって必要だよね」ということ。
スマートトラッカーは「忘れ物/落とし物防止タグ」「紛失防止タグ」などとも呼ばれていて、大切な持ち物の紛失防止に役立つアイテムです。詳しい機能は後述しますが、無くしたくない持ち物につけておけば、見当たらない時に音を鳴らしたり、GPSで取得した位置情報をもとに探し出したりできるという仕組み。
数あるスマートトラッカーの中でも私は米国発の「Tile」を推しているのですが、その理由をご説明します。
出かける直前の「アレがない!」をスマートに解消
「Tile」は、世界195の国で利用されているスマートトラッカーのパイオニア。冒頭の「鍵紛失事件」をきっかけに、筆者も持っているTileを友人に勧めようと久々に情報をネットで検索してみたところ、軽く驚きました。機能性がアップしているだけでなくいつの間にやらファッション性の高いおしゃれなカラー&柄のアイテムが多数登場しているではありませんか……!
Tileにはスタンダードモデル「Mate」(3,980円/税込・以下同)の他に、ハイスペックモデルの「Pro」(5,780円)、薄型カードタイプで財布やカードケースに仕込んでおける「slim」(5,780円)、裏面がシールになっていてリモコンや自転車などに貼り付けられる「Sticker」(4,680円)があるようです。使いたいシーンに合わせて形を選べるのは嬉しいですね。
以前に筆者が購入した時はシンプルなモノトーンの製品のみだったのですが、今ではセージやサンド、メルローといったトレンド感たっぷりのカラーも登場していて、選択肢が増えていました。
あまりの可愛さにテンションが上がる
友人のために見ていたはずが、思わず家族用に新しいものも買ってしまいました。今回筆者が選んだのは、「Mate」と「Slim」がセットになったスターターパック。Tileダイレクトストア限定デザインの「インディゴ パレス」という柄です。
そして、届いた実物のあまりの可愛さにテンションアップ。小学生の息子の鍵につけるつもりだったけど、これは自分で使いたい……!
「Slim」は初めて手にしたのですが、想像より遥かに薄い&軽くてびっくり。財布やカードケース以外にも、手帳やPCケースなどさまざまな場所に入れておけそうです。
初期設定も簡単で、すぐに使える
Tileは初期設定も簡単です。まずはTileのアプリをダウンロード。iOS、Androidの両方でアプリを提供しています。SiriやGoogle Home、Alexaの音声操作にも対応していて、ユーザーを選びません。
あとはアプリ画面の指示に従って操作していけば、あっという間にTileの登録が完了します。アプリ内のアイテムごとのアイコンは、自分で撮った画像などに変えることも可能です。
スマホが見当たらない時にはこんな使い方も
幅広いアイテムに取りつけられるのが魅力のTileですが、筆者の気に入っている便利な機能は他にもあります。
①本体に直接カラビナなどをつけられる

「Mate」と「Pro」は本体に穴が開いているため、ケースなどを使用しなくても、キーリングやカラビナを直接通すことができます。穴の直径が大きく、太さのあるしっかりとしたキーリングでもOK。
②防水だから急な水濡れも安心

多くの機種でIP67(完全防塵、30分間の水没に耐えられる防水性能)を取得していて、その他のモデルも、いずれも生活防水以上。水場での使用や突然の雨でも問題なし!
③Tileを使ってスマホを探せるのも便利

スマホを使ってTileを探すだけでなく、Tileを使ってスマホを探すことも可能。家の中のどこにスマホを置いたかわからなくなってしまった時にも、Tileボタンを素早く2回押すことでスマホから音楽が流れて、すぐに見つけることができます。
旅行や出張、遠方で無くしたものも見つけられる
Tileをつけた持ち物をBluetoothの接続圏外で紛失してしまうと、音を鳴らすことができません。ですが、Tileネットワークの助けを借りて位置情報を知ることができます。
どういう仕組みかというと、Tileを使っている人が紛失したTileの近くを通ると、その位置情報がクラウド上に送信されて、自分のTileアプリに通知が届くというもの。
クラウド経由なので個人情報が他人に知られてしまうこともなく安全。この機能により、出張先など遠方でうっかり落とし物をしてしまった場合にも、世界中のTileユーザーの協力のもと見つけることができます。
ユーザー同士で探し物のお手伝いができる機能も
Tileは、誰かが落とし物を見つけると持ち主へお知らせしてくれる、Tileコミュニティーを利用したネットワークサービスも展開。
「Sticker」以外のTile裏面にはQRコードが記載されていて、紛失したTileを見つけた人がそれをスキャンすると、登録した連絡先から持ち主へお知らせができるという仕組み。スマホを持っている人であれば誰でも利用でき、世界中の人が探し物を見つけるお手伝いをしてくれます。
寿命は電池交換できるもので1年、電池交換不可のものは3年
「Pro」のみ電池交換可能で寿命は約1年、それ以外の製品は電池の交換はできないものの寿命は約3年となっています。
最新モデルは、筆者が4年ほど前に購入した前モデルよりも最大接続距離が伸び、音もより大きくなってグレードアップ。カラーや柄の選択肢が増え、選ぶのも楽しくなりました。
自分や家族の持ち物管理に役立つスマートトラッカー。外出前の時間や、出先で「アレがない!」と時間をロスしたり、大事なものを無くしてしまったりするのはできるだけ避けたいですよね。みなさんも、いざという時に備えてみませんか?
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<写真・文/鈴木美奈子>
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鈴木美奈子
雑誌の読者モデルから2児のママに。現在はライターとして、コスメ・美容、家事コツなどの記事を執筆。
(エディタ(Editor):dutyadmin)







