女優やモデルに絶大な支持を得る、ヨガクリエイター・ayaさん考案の「ayaヨガ」。ayaさんご自身が、ヨガによって自分史上最高の体を作り上げたのは有名な話です。
最新著書『くびれ革命 ラクして-10㎝おなかやせ!』(主婦の友社)では、悩み多きおなかまわりのシェイプ法に特化した、独自の「くびれ覚醒メソッド」を公開しています。
ウエスト51㎝の著者。やせるのではなく、体をデザインする
40代に突入したayaさんのウエストは、驚異の51㎝。しかも細いだけではない、しなやかで女性らしいカーヴィさも併せ持つ、究極なくびれです。
「くびれ覚醒メソッド」のコンセプトは、「おなかまわり全体をデザインし直す」こと。ただやせるだけではない、美しいくびれをつくるその方法とは?
なぜ「くびれ」がないの?
筋トレや食事制限をどんなにがんばっても、理想の体が手に入らない。部分的にひきしめるのが難しい。年齢を重ねると、ダイエットも一筋縄ではいかなくなります。そもそもなぜ、くびれがなくなってしまうのでしょう。
「大人の女性の場合、おなかまわりのたるみの原因は、『肋骨のつぶれ』と『肋骨の開き』」とayaさん。「肋骨のつぶれ」と「肋骨の開き」の最大の原因は、姿勢の悪さだといいます。猫背や反り腰などを改善せずにいると、年齢とともに肋骨が重力に負けて、「つぶれ」や「開き」が起こるのだとか。

結局は年齢が問題なのね、なんてあきらめないで。体に正しい姿勢を記憶させ、次に「くびれ筋」を鍛えれば何歳からでもくびれづくりは可能。実際「3週間でおなかまわり-11センチ」を叶えた猛者もいるのです。しかも「たった2つのラクちんなメソッド」を続けただけ。鮮やかに変身したBefore・Afterに、驚くのではないでしょうか。
「何もしなければ誰でもずん胴一直線」というのが厳しい現実。私もさっそく、埋もれかけたくびれを掘り起こそうと思います。
スタイルアップだけじゃない、「くびれ覚醒メソッド」の効果

「くびれ覚醒メソッド」の効果は、くびれをつくるだけではありません。体験談では、「おしりがきゅっと上がった」「姿勢がよくなって腰痛が改善された」「便秘が解消」など、あらゆる面でプラスの変化が起こったことが報告されています。
さらに、くびれを徐々に取り戻すことが自信につながり、メンタルのコンディションまでも急上昇。美しいくびれをきっかけに、人生がポジティブに回りだすのです。
いざ目覚めよ、MYくびれ!
同書から「くびれ覚醒メソッド」をひとつ紹介します。目的は、「肋骨にすき間をつくって引き上げる」。そうすることで、「埋もれたくびれを掘り起こし、加齢や日々のクセで積み重なった体のゆがみを修正」。そして「正しい姿勢をキープできるベースをつくる」というわけ。

☆くびれ掘り起こし体操
1~2
足をそろえて立つ。腕を頭の上に伸ばし、手をクロスして合掌、肋骨を高く上げる。反り腰にならないようおなかを引き締め、骨盤を立てて。右足を左後ろに引き、つけ根から左足とクロス。つけ根にすき間ができないように注意して。
3~4
肋骨を引き上げたまま、息を吐きながら上半身を後ろに引いた足の方向にゆっくり倒す。このとき、右足をぐっとふんばって左手で右手を倒すイメージで、目線は斜め上に。1の姿勢に戻り、今度は左足を右後ろに引いてクロスし、上半身を右に倒す。1~4を10回繰り返す。1日10セット。
いかがですか。これ、かなり気持ちいいのです。私は座りっぱなしの仕事なので、休憩時間に伸びをする感覚でやってみたのですが、単純な動きなのに全身がよろこんでいるのがわかりました。体が生まれ変わった!みたいな感覚です。
効率アップのポイントは?
せっかくエクササイズを行うなら、ポイントをおさえて効率的アップを狙いましょう。

☆Point1
手をしっかり組んで腕・肩を開く
ひじが曲がると背中が丸くなり、反り腰になりがち。クロスできない場合は合掌だけでもOKですが、ひじはできるだけ曲げずに。
☆Point2
重心はかかと!前のめりにはならない
前のめりになると肋骨が開いて下がり、呼吸も浅くなって効果半減。床をぐっと押すイメージでかかとに重心をかけると、肋骨がしっかり閉じて引き上がります。
体をひねると、バランスがくずれがちになります。伸ばす部分はしっかり伸ばしつつ、グラつかないように重心を安定させましょう。
くびれとともに、心と体が進化する!
「くびれ掘り起こし体操」に慣れてきたら、上級編に挑戦しましょう。
上級編☆効果UP!「くびれ掘り起こし体操」の姿勢で歩いてみる
「くびれ掘り起こし体操」を行いながら歩いてみると、動いた時でも正しい姿勢がキープされるようになるうえ、おなかにさらなる刺激を加えられます。
ポイントは、背骨を意識すること。さらに、骨盤を安定させると、おなかの筋肉がしっかり刺激されるので、歩くたびにくびれに近づく、とのこと。なにげない一歩一歩でくびれがつくれるなんて、うれしい限り。
「くびれ覚醒メソッド」は、広いスペースや特別な道具は必要ありません。美しくくびれた曲線ボディは、女性の永遠の憧れ。あなたもayaヨガで、憧れのボディを手に入れませんか。
<文/森美樹>
森美樹
1970年生まれ。少女小説を7冊刊行したのち休筆。2013年、「朝凪」(改題「まばたきがスイッチ」)で第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)を上梓。Twitter:@morimikixxx
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