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<漫画>“列車事故の現場”で遭遇した不気味な男の正体とは…。恐怖体験をした作者を取

時刻(time):2023-09-06 16:48源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
FODで絶賛配信中のオリジナルドラマ『憑きそい』(主演・山田真歩)がフジテレビで25時25分(放送時間は予告なく変更される場合があります)から地上波(関東ローカル)にて毎週水曜日深夜放送中。女子SPA!では原作者の山森めぐみさんに話を伺いました。(初公開日2022年2月8日 情報は取材当時) ========== 初のホラーコミック『 憑きそい 』(扶桑社)を上
 FODで絶賛配信中のオリジナルドラマ『憑きそい』(主演・山田真歩)がフジテレビで25時25分(放送時間は予告なく変更される場合があります)から地上波(関東ローカル)にて毎週水曜日深夜放送中。女子SPA!では原作者の山森めぐみさんに話を伺いました。(初公開日2022年2月8日 情報は取材当時)

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 初のホラーコミック『憑きそい』(扶桑社)を上梓した山森めぐみ(@aneeejya)さんのインタビュー。前回は実体験を元にしたホラー漫画を描き始めたきっかけや、「霊が見える」ことに対する山森さんの考えなどについて聞きました。

 山森さんは2016年頃からインスタグラムに「怖い漫画」を投稿し始めましたが、あまりに生々しい漫画の恐ろしさにコメント欄には「怖過ぎる!」という声が殺到したとか。

 本記事では、本書に収録されている「黒い服の人」の後半部分を公開。目を背けたくなるような“闇の存在”に遭遇したときの恐怖が描かれています……。記事後半では、山森さんがもっとも怖いと感じた体験などについて聞いてみました。

【前編はこちら】⇒<漫画>線路に2人飛び込んだはずなのに、翌日ニュースを見たら…怖すぎる実体験漫画/前編








「黒い服の人」・後半


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「黒い服の人」は一番“見たまま”に描けたかも…


『憑きそい』(扶桑社)

『憑きそい』(扶桑社)

――山森さんのホラー漫画を読むと、一度も霊を見たことがない私でも「きっと幽霊が見えたらこうなんだろうな」と感じるリアルな怖さがあります。霊の絵を描く時はどんなことを意識しているのですか?

山森めぐみ(以下、山森):実際に見た瞬間の霊は絵の通りではなかったと思うのですが、もう一度確認しようと思っても見られるものではないので、そのとき私が感じた恐怖を絵にぶつけるようにしています。怖かった記憶のイメージを描き起こす感じですね。

――本書に収録されている「黒い服の人」は特に表情や存在感が怖くて、読んでいるだけでお祓いを受けたくなりました……。

山森:「目が合ってしまった」くらいの気持ちになっていただけたんですね(笑)。あれは見たのが1回ではなかったというのもあって、一番忠実に描けているんじゃないかと思います。






霊の影響を受けないの?


――本書では山森さんの身の回りでは取り憑かれて体調を崩したり、怖い現象が身の回りで続いてしまった人のエピソードが描かれていますが、山森さん自身は取り憑かれたかも……という経験はあるのですか?

山森:私は見えるだけで「影響を受けているな」と感じたことはないんです。私の双子の妹(漫画家の大盛のぞみさん)は取り憑かれたことがあるんですけど。

――双子なのになぜ違うのでしょうか?

山森:昔、妹が静岡で首吊りをした人の霊に取り憑かれてお祓いに行ったことがあったんです。その時お祓いをしてくれた方に「あなた(山森さん)は先祖皆から守ってもらえるから取り憑かれることは一生ないだろう」と言われたことがありました。今のところはその言葉を信じることで言霊のようになって「私は大丈夫」と思えているのかもしれません。

 その時に「姉妹2人とも平等に沢山不思議な経験をすると思う」とも言われました。それが当たっているので「私は守られている」というのも信憑性があると思っています。産まれた時間が15分くらいの差しかないのに、妹だけ守りが手薄だという……すごい気の毒なんですけど(笑)。













足元にいたのは……人生で1番怖かった体験


階段

※画像はイメージです(以下、同じ)

――山森さんが今まで1番怖かった体験は?

山森:いろいろと怖いものを見てきたと思いますが本書に収録されている「階段」で遭遇したアレが1番怖かったです。もう1つ、小学生時代に布団の上に「猫男」がのっていた体験が私の中でめちゃくちゃ怖かった2本立てですね。

「階段」に出てきたアレは、通常では可愛いもののはずなのに首があり得ない角度だったことが本当に怖かった。それに当時も違和感があったのですが、大人になって改めて振り返ってみると「大きさがおかしかったな」と思います。浮腫んでいるような感じで手が子熊みたいにムチムチして、頭が大き過ぎて奇妙なバランスでした。

――「階段」は読んでいるだけでも「実際に見たら気絶するんじゃないか」と思うくらい怖かったです。

山森:現実に皆さんにも見てもらいたいくらいです。もっとCGの技術が進化したら実写化してほしい、そして当時の私の気持ちを分かってほしいです(笑)。






「描かないで」実体験を漫画にすることの難しさ


――本書の発売日は2022年2月2日と2が並んでいますが、理由があるのですか?

山森:発売日は偶然なんですが、2が並んだのがインパクトがあって嬉しいですね。執筆がなかなか進まなくて延びに延びてやっと決まったのがこの日でした。

――どれくらい前から書籍化が決まっていたのでしょうか?

山森:2020年の初めくらいに書籍化のお話しがあって、担当編集者さんに「そろそろ描きためておいてください」と言われました。でもなかなか執筆が進まなかったんです。

 実際にあった出来事なので、関係者に許可を取らないといけなかったのですが、描いていいか聞くとほとんどの人が「ダメ」と言うんです。

――どんな理由で断られるのですか?

山森:「自分が出ている話だから描かないで」「思い出すからやめてほしい」という反応が多かったです。何年も前の出来事なので連絡がつかなかった人もいました。そのためエピソードの選定が難航して執筆に時間がかかってしまいました。

【前編はこちら】⇒<漫画>線路に2人飛び込んだはずなのに、翌日ニュースを見たら…怖すぎる実体験漫画/前編

【関連記事】⇒<漫画>怖過ぎて読めない人続出!トラウマ級の体験を漫画にする理由を作者に聞いた

<取材・文/都田ミツコ>
都田ミツコ
ライター、編集者。1982年生まれ。編集プロダクション勤務を経てフリーランスに。主に子育て、教育、女性のキャリア、などをテーマに企業や専門家、著名人インタビューを行う。「日経xwoman」「女子SPA!」「東洋経済オンライン」などで執筆。




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