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86歳、現役アパレルショップ店員が明かす「おしゃれに暮らす5つのコツ」 « ビューティーガ

時刻(time):2023-09-03 16:49源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
「いつもお気に入りのもの、好きなものに囲まれていたいのです」と、86歳にして現役アパレルショップ店員の小畑滋子さん。 スポーティエレガンステイストの服を着こなし、颯爽と出勤する姿は、Over80にはとても見えません。そんな小畑さんの信条は、シンプルイズベスト。それは服装だけでなく、暮らしぶりにも表れています。 先日、『 クローゼットには似合うもの、
「いつもお気に入りのもの、好きなものに囲まれていたいのです」と、86歳にして現役アパレルショップ店員の小畑滋子さん。

 スポーティエレガンステイストの服を着こなし、颯爽と出勤する姿は、Over80にはとても見えません。そんな小畑さんの信条は、シンプルイズベスト。それは服装だけでなく、暮らしぶりにも表れています。

 先日、『クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』(大和書房)を出版した小畑さんにおしゃれに暮らすコツを聞きました。








おしゃれに暮らすコツ①「ものを買うときは妥協しない」


小畑滋子さん

小畑滋子さん

 数年前に夫を亡くし、いまは一人暮らしをしている小畑さんのお宅にお邪魔しました。

 築50年ほど経つ家は、昭和レトロな趣。ダイニングテーブル、ソファ、照明、時計――どれも小畑さんのセンスで統一されています。

「自分の好みをとことん追求し、選び抜いて揃えたものばかり。妥協して買ったものは一つもありません」小畑さんらしさがあふれる空間は、おしゃれ度も居心地も満点です。





おしゃれに暮らすコツ②「いいものを長く愛用する」


小畑滋子さん
 服や靴、時計、アクセサリーなどを揃えるときも、ものに妥協しない姿勢は一貫しています。

「ブランドや値段ではなく、生地や素材の質やデザインを重視しています。気に入ったものは何十年でも長く使い続けますよ! 50代のころに手づくりした冠婚葬祭用のドレスもまだ現役です」












おしゃれに暮らすコツ③「いらないものは捨てる」


 小畑さんは私の母親世代ですが、わが家も含め、その世代の方の家は、ものがあふれていることが多いもの。が、小畑さんの家は、ものが少なくすっきりしています。

「基本的にものを捨てるのは苦にならないタイプ。世の中には捨てることがむずかしい人がいて、とくに戦中派は『もったいない』という気持ちが強くて、なかなかものを捨てられないと聞きますが、私は全然、そんなことはなくて。捨て過ぎて困ったこともあるくらいなんですよ」






おしゃれに暮らすコツ④「いただきものは使わない」


 いただきものは使わないのも、家をすっきり保つコツ。

「家には好みのものだけを置いておきたいので、趣味に合わないものは使ってもらえる方やそれが好きな方に差し上げています」













おしゃれに暮らすコツ⑤「家でも『どうでもいい格好』はしない」


小畑滋子さん

小畑滋子さん

「どうせ誰も見ていないのだから」と、手を抜きがちなおうちファッション。小畑さんは、たとえ家で一人で過ごすときでも、どうでもいい格好はしません。いつもすてきでいたいという気持ちからです。

 とくに部屋着を買うこともなく、ふだん外に着ていく服の中で着心地がよいものを選んで着ています。

「人の目ではなく、自分の目が気になります」

 おしゃれに暮らすために何より大切なのは、この心意気なのかもしれません。
『クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』

小畑さんの書籍『クローゼットには似合うもの、いいもの、大好きな服だけ』

<構成/上條まゆみ 写真/濱津和貴>




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