伊勢神宮と直結する新川皇大神社

日本全国にある「神社の総元締め」的存在であり「日本国民の総氏神」とされる伊勢神宮。天照大神を祀る内宮は正式に「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と呼ばれていますが、伊勢神宮とのご縁でその名前をいただいた神社が札幌にもある、というのを皆さんはご存じでしたでしょうか?

北海道でただ1つの「皇大」名を冠するのが、札幌新川地区をお守りする新川皇大神社。
住宅街に鎮座するコンパクトなたたずまいながらも、伊勢神宮内宮の主祭神・天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)と外宮の主祭神・豊宇気毘売大神(とようけひめのおおかみ)が祀られており、伊勢神宮とエネルギーが直結するパワースポット神社として明治37(1904)年の創建以来100年を超える長きに渡って地域の発展を見守ってきました。

こちらの神社には伊勢神宮由来の天照・豊宇気毘売二柱の他、縁結びを司る大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)や商売繁盛と治病のご利益がある少彦名大神(すくなひこなのおおかみ)、勝負事や受験合格のパワーをいただける品蛇和気命(ほんだわけのみこと)など八柱の神様が祀られ、参拝者に幅広いカテゴリーのご利益を授けてくれます。
ペットに優しい神社

新川皇大神社の「ご加護の対象」は人間だけではありません。境内の一角には北海道の開拓に尽くしてくれた馬たちを供養する馬頭大神(ばとうおおかみ)が祀られており、ここでは家畜やペットもお守りしていただけます。
神社としては非常に珍しい「ペット連れの境内立ち入り参拝」もOKで、参拝者からの依頼に応じて愛犬や愛猫の神前祈祷もお願いできるとのこと。ペットに優しい神社ということで、動物好きの方には人気のスポットとなっています。
「動物好きの人気スポット」を支えるのが、当神社の看板猫・あやちゃん。当年とって17歳のおばあちゃんながら、その愛らしさはピカイチです。機嫌が良い時は巫女さん代わりに社務所で接客をしてくれるとのこと。もしタイミングが良ければ、皆さんもあやちゃんにご挨拶できるかもしれませんよ。
赤い「翔守」がブレイク!?

ご利益の数だけお守りもたくさん……ということで、参拝を済ませた後にチェックしておきたいのが、新川皇大神社のお守り。金運、商売繁盛、病気平癒、安産に合格など数多あるお守りの中で、当神社ならではというのが「ペットのお守り」。
首輪やリードに付けるかわいい足形のお守りや飼い主とペットが一緒に持つペアのお守りなど、犬好き猫好きならずとも欲しくなってしまいそうなユニークな開運アイテムではありませんか。

そして今、新川皇大神社で大ブレイクしているのが「翔守」。
もともとは「未来に向かって羽ばたいてほしい」という宮司さんの願いを込めて作成したこのお守りですが、かのアイドルグループ・嵐の櫻井翔さんのイメージカラーが赤だったこともあり、「赤い翔」のお守りとしてファンたちの間で人気沸騰。札幌ドームで行われた嵐ライブツアーのときは品切れ状態が続いたとのことです。
2020年12月末からグループの活動休止でいったん落ち着いたものの、次は大谷翔平選手の活躍でまたまた再ブレイク! 今回も大谷選手が所属するロサンゼルス・エンゼルスのチームカラーが赤ということもあってSNSなどで話題になり、「赤い翔」はその名の通り「羽ばたくように」大谷ファンたちの手に渡っていくとのことです。
風水では「赤」は火のエネルギーの象徴で、願いを叶えてくれる力を持つとされています。皆さんもぜひこのレアな「翔守」をゲットして、櫻井翔さんや大谷翔平選手のように大きく羽ばたいてみませんか?
【新川皇大神社の基本情報】
祭神:
天照皇大御神(あまてらすすめおおみかみ)
豊宇気毘売大神(とようけひめのおおかみ)
大国主大神(おおくにぬしのおおかみ)
品蛇和気命(ほんだわけのみこと)
三宝荒神(さんぽうこうじん)
埴安姫命(はにやすひめのみこと)
馬頭大神(ばとうおおかみ)
住所:札幌市北区新川3条13丁目3番12号
新川皇大神社のお守りは、郵送でも授与いただけます。詳細は神社までお問い合わせください。
※2023年8月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。
執筆者:大谷 修一(北海道ガイド)