渋谷駅の西側一帯に位置する繁華街・道玄坂。渋谷を代表する坂の名前でもありますが、その坂沿いの道玄坂二丁目に2023年8月24日（木）、複合施設「道玄坂通 dogenzaka-dori」が開業しました。

かつて「ドン・キホーテ渋谷店」があった場所に登場したのは地上28階のビル。ホテル・オフィス・ショップで構成されていますが、これが話題満載の顔ぶれ！ そんな渋谷の新名所をご紹介しましょう。

日本初上陸バーガー！ 名画の名シーンに登場したあのジェラートも登場

「道玄坂通 dogenzaka-dori」の主なフロア構成はこのようになっています。

【1～2階　ショップ】
ドミセ（ライフスタイル雑貨）
Lil Woody’s（ハンバーガー）
猿田彦珈琲（コーヒー）
Giolitti（ジェラート）
WithGreen（サラダボウル）
東京ダンスヴィレッジ（ダンススクール）
買取えもん（買取専門店）
THE CITY BAKERY（ベーカリー）
ゴンチャ（ティー）
フリホーレス（ブリトー）
こしらへ（いなり寿司、おにぎり）
eashion fun SHIBUYA（洋風惣菜・スイーツ）
WellnessBase ANDELT（歯科、カフェ、ジム）

【3～10階 オフィス】

【11～28階 ホテル】
ホテルインディゴ東京渋谷

日本初上陸のシアトル発のハンバーガー「Lil Woody’s」や、映画『ローマの休日』でアン王女が食べていたジェラートの店「Giolitti」。デパ地下の人気洋風惣菜店が人気メニューだけを集めたショップに、渋谷に似合う“映える”スイーツのショップを併設した「eashion fun SHIBUYA」など話題性のある店舗が集結しています。

その中でも注目なのは……

ドミセ（ライフスタイル雑貨）

1階で広いスペースを使っているのがドン・キホーテの新業態店舗「ドミセ」。消費者の声を反映したプライベートブランド「情熱価格」の中でも、人気や話題などの面で選りすぐられた商品がずらりと並びます。

中に展開されるコーナーが大変面白く、例えば衝撃的なネーミングの「ドすべり」のコーナーには、思うように売上の伸びなかった商品が開発者のコメントとともに値下げして登場。悲鳴のような泣きコメントを読んでいると、なんだかいじらしく思えてきて、購入することで励ましたくなってしまうという、来店者の心をつかんだ企画となっています。

また10分に100本売れるというドン・キホーテの人気商品「焼き芋」のコーナーが大充実。常時さまざまな種類の焼き芋がそろえられ、さらにここでしか買えない「焼き芋タルト（税込646円）」が登場。上質な焼き芋らしいしっとり感がそのままで、東京土産にもぴったりです。

ホテルインディゴ東京渋谷

ビルの上層階には、国内4件目のホテルインディゴが登場（8月29日開業）。その土地の個性や魅力をスタイリッシュに表現するホテルブランドとして各地で人気を集めていますが、今回は「ファッション」「音楽」「アート」「多様性」などをキーワードに渋谷らしいホテルを作り上げました。

内装のおしゃれさはもちろん、例えば272の全客室に8枚のLPレコードのジャケットが常備。聞きたい人にはレコードとプレーヤーを貸し出してくれたり、またホテルスタッフのユニフォームも男女の区別なく巻きスカートを選べる（これがとても素敵！）など、随所に渋谷らしさが光っています。価格は1室4万8000円から。

人気のスタイリッシュなホテルあり、そうかと思うとドン・キホーテの新業態や、映画の名シーンを飾ったスイーツのショップあり……。ひと言でまとめきれないこのミックス感が今の渋谷を表しているような気がしました。今どきの渋谷を凝縮した新スポットです。

＜DATA＞
道玄坂通 dogenzaka-dori
アクセス：JR、東京メトロ、京王井の頭線、東急東横線・田園都市線「渋谷」駅から徒歩5分