
東京を中心に展開するそばチェーン「名代富士そば(なだいふじそば)」。ひさしぶりに同店で名物「かつ丼」を注文しようとすると価格が約2倍になっていて...。
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“早い、安い、ウマい”三拍子そろった「かつ丼」

豊富な種物に茹でたてのそば、うどんが人気の富士そば。
同店ファンなら必ず注文したことがあるのが「かつ丼」で、580円(税込)という安さとボリューム、さらにはかけそば付けても870円と、“早い、安い、ウマい”を具現化した鉄板の品書きなのだ。また、都心の店舗はほぼ24時間営業ということもあり、いつでも楽しめるのも最高なポイントである。
あれ、いつものがない

記者の行きつけはJR秋葉原駅(東京・千代田区)近くの「秋葉原電気街店」。
この日ひさしぶりに同店に行き、「久しぶりにかつ丼食べるか...」と券売機をプッシュしていると、いつものかつ丼が見つからない。あるのは「贅沢かつ丼」という980円のもので、580円のあいつがいないのだ...。

蕎麦のセットだと1,270円。同店にしては衝撃レベルに高い。「ウクライナ戦争や新型コロナの影響で原材料が高騰したのか」と数分躊躇したが、後ろにお客が並んでいたのでしかたなく「贅沢かつ丼」を注文することにした。
「三元豚」使用しサイズアップも...

この商品は、ジューシーながらクセのない三元豚を使用しており、通常のかつ丼よりサイズが大きいという。
たしかにこれまで食べてきたものよりかつのサイズは一回り大きく食べ応えがあり、一切れ食べると口当たりがじつに柔らかく、卵の濃厚さと豚肉のうま味がミックスされている。

ただ、同チェーンのとんかつはスピード重視、煮込み重視のため基本揚げ置きされたものとあり、卵のかかっていない衣部分のサクサク感はない。これまではあまり気にならなかったが、かつが大きくなった分、クリスピーさの無さが際立っている。
あまりにすべてが柔らかすぎて、食感のパンチが皆無に感じたのも事実で、それでいて過去商品より値段約2倍というのは厳しい。
じつは秋葉原店限定

あのリーズナブルな「かつ丼」を知っている記者からすると新メニューは残念に思えた。もちろん、これまでの「かつ丼」を安く提供していたのは同社の企業努力によるもの。それに感謝しつつも、同店ファンの一人としてどうしても正直にレビューがしたかった。
この贅沢かつ丼、後日調べて見ると8月より「秋葉原電気街店」限定で販売されているもので、他店ではまだ展開してない商品という。同社HPには「この企画は秋葉原電気街店を主体に『高品質基準』の開発、販売を実現させる取り組みです。評価が高い商品は他店舗でも販売を始めます」と記されており、テスト的に販売している物のようだ。
少しホッとしつつも、全国販売の際はさらにブラッシュアップして登場することを密かに期待したい。