こんにちは、毛髪診断士の元井里奈です。

毛髪診断士・元井里奈(もといりな)
今回は、「美髪のために食べないようにしているもの」についてお伝えします。
「口にするもの」が美髪をつくる
前回記事で、美髪作りのためには、今生えている髪のダメージを防ぐことと、新しく生えてくる髪をできるだけ美しい状態で生やすことの2つを意識していることをお伝えしました。
髪は、わたしたちが口に入れたものからしか作られませんので、後者の「これから生えてくる髪」のために、食事に気をつけています。
とはいえ、髪に良い食事をとるために毎回頭を悩ませるのは大変なので、わたしは髪に悪いと思う食事を「基本的には食べないもの」として決めています。
あとは、残った選択肢から髪に良いものや好きなものを選んで食べ、プラスアルファでサプリメントを使うというのが私の方法です。もちろん、完璧にそのルールを守ろうとすると無理が生じますので、たまに外すくらいは良いと思っています。
まず、髪の成長に深く関わる「IGF-1」の分泌を抑制すると言われている糖、塩分、脂質の摂りすぎに気を付けること。次に、髪を育む「頭皮」に影響する、体全体の健康状態を損なう可能性のある食品を避けることを、私は意識しています。
髪のために飲まないようにしているもの
●市販のスポーツドリンク
スポーツドリンクにもいろいろありますのですべてとは言いませんが、「糖」を多く含んでいる製品が多いので、平常時の水分補給を目的とする場合には基本的に選びません。
せっかく甘いものを口に入れるのであれば、甘いものを食べたいタイミングに食べようと思うので、運動時に飲むものは、基本的に水にしています。
ただ、熱中症の危険がある場合などには、もちろん便利な飲み物だと思います。
●砂糖入りの缶コーヒー
「微糖」と書いてあるものでも、基本的には飲みません。
●市販のジュース
糖分が多く含まれる製品が多いので、基本的には飲みません。
髪のために食べないようにしているもの

●ジャンクフード、ラーメン
ハンバーガーやフライドポテト、ラーメンなど、塩分や脂質が多いと知っているものはあまり食べません。
とはいえ、好きな味ではあるので、たまに「ここぞ」という時に食べることもあります。私の場合は明らかに数日間、頭皮のニオイが悪くなることがあるので、美味しいものを食べた代償として受け取っています。
●揚げ物
外食でたまに食べますが、我が家では基本的に作ったり買ったりしません。脂質の摂りすぎを予防する目的です。
●マーガリン
使いやすくて便利なマーガリンですが、トランス脂肪酸が多いと言われているので我が家にはありません。市販のパンも、裏面にマーガリンの記載があるものはできるだけ避けるようにしています。
ただ、最近はトランス脂肪酸が少ないマーガリンもあると聞いています。
●コンビニの菓子パン
コンビニにある全ての製品がそうだとは思いませんが、菓子パンは糖分が気になったりすることが多いので、基本的に選びません。
●加工肉(ベーコンやハム、ソーセージなど)
ほぼ食べない、とまでは難しいのですが、常用しないようにしていて、週に1回か2回くらいを限度にしています。これもすべての製品に共通することではないと思いますが、添加物にリン酸塩の使用量が多いと言われているからです。
●インスタント麺
こちらも、添加物にリン酸塩の使用量が多いと言われているので基本的に食べません。ただ、たまに食べたくなって食べ、途中で後悔することがあります。
以上、もちろん製品によって例外もあると思いますが、私が主に気をつけている食品をご紹介しました。
毎日厳しくチェックするのは大変ですので、今年一年間で口に入れるものが、来年のあなたの髪をつくる、くらいの長いスパンで捉え、一度想像してみるといいかもしれませんね。
<文/毛髪診断士 元井里奈>
元井里奈
東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」
(エディタ(Editor):dutyadmin)

