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「女性ならではの薄毛」の意外な注意点。原因は髪や頭皮だけじゃないかも | ビューティー

時刻(time):2023-07-04 16:30源泉(Origin):δ֪ 著者(author):kangli
こんにちは、毛髪診断士の元井里奈です。 毛髪診断士・元井里奈(もといりな) 癖毛のダメージヘアに悩んでいた時期を経て、今では自分の髪が好きと思えるようになりました。ダメージや薄毛を防ぎ、美髪へと導くヘアケア方法を発信しています。 今回は、メノポーズカウンセラー(更年期カウンセラー)としての知識も絡め、アラフォー世代の産後抜け毛についてお伝

 こんにちは、毛髪診断士の元井里奈です。

元井里奈(もといりな)

毛髪診断士・元井里奈(もといりな)

 癖毛のダメージヘアに悩んでいた時期を経て、今では自分の髪が好きと思えるようになりました。ダメージや薄毛を防ぎ、美髪へと導くヘアケア方法を発信しています。

 今回は、メノポーズカウンセラー(更年期カウンセラー)としての知識も絡め、アラフォー世代の産後抜け毛についてお伝えしたいと思います。






女性ホルモン低下が抜け毛の原因になっていることも


抜け毛の変化

2人目のときの産後抜け毛の変化

 私は35才と37才で出産し、2度の産後抜け毛を体験しました。1回目の産後抜け毛が順調に回復したので、2回目は慣れていることもあったのですが、年齢的にもまったく同じようには回復しないかも……という若干の心配がありました。

 結果として2回目も無事に回復したのですが、35才と37才では、女性ホルモンの分泌力が変わっているはずだと思ったのです。

 産後抜け毛は、妊娠中に増えた女性ホルモンが、出産と同時に一気に減ることが原因の一つと考えられています。

 妊娠中は女性ホルモンが増えるので、髪が抜けにくくなり、産後は女性ホルモンが急減することで髪が抜けやすくなるうえ、妊娠中に抜けずにいた分まで抜けるため、大量に抜けると考えられています。






毛量がなかなか戻らないケースも


 女性ホルモンの分泌は、通常は産後徐々に回復するので、それに伴って抜け毛もおさまり、1年くらいで毛髪量も元通りになることが多いのですが、そうではないケースも。

 出産による直接の影響は落ち着いたとしても、今度は加齢などに伴う卵巣機能の衰えによって女性ホルモンの分泌低下が起こる可能性があります。

 卵巣機能の低下は、多くは45歳頃から55歳頃にかけて起こると言われていますが、年齢で決まっているわけではなく個人差があるので、人によっては30代後半から生じることもあるんです。

 他にも、睡眠不足や疲れ、栄養の偏り、ストレスなど、抜け毛や薄毛を引き起こし続ける要因は産後ママにたくさんふりかかります。













毛量が戻らない!そんなときは…


赤ちゃんは髪をひっぱるので、フードで守っていました

赤ちゃんは髪をひっぱるので、フードで守っていました

 産後1年くらいは、「今は髪が抜けて当然」と割り切って、心配せずおおらかに過ごすのが一番ですが、仮に1年半以上経っても毛髪量が回復しないとき、どうすればよいのでしょうか。

 状況が深刻な場合は、思いもよらない病気の可能性もありますので、早めに医療機関を訪ねることが第一だと思います。

 診察の結果として病気の可能性がないのであれば、医療の力を借りるにしろ、借りないにしろ、「髪を生やす力を取り戻そう」ということになりますので、毎日のホームケアの見直しや、生活習慣や食事の改善に本格的に取り組む必要があると私は思います。






洗い方を見直してみよう


 産後は女性ホルモンの変化や生活の変化など、なんらかの影響で頭皮が乾燥しやすくなるケースがあり、それにより、かゆみを治そうと一生懸命洗いすぎてしまうことがあります。また、頭皮美容液などの浸透を促進させようとして、洗いすぎてしまうことも。

 この場合、「洗いすぎ」がさらなる乾燥など頭皮の不健康を招いている可能性もあるので、洗浄力がマイルドなシャンプーに変えたり、洗髪頻度の調節が功を奏する可能性もありますよ。

 特に、朝晩と2回シャンプーするのは洗いすぎです。基本は1日1回、人によっては2日に1回でもよいと思います。その代わり、洗うときはしっかりと洗いましょう。頭皮をマッサージするように洗うと、血行も促進されて頭皮の健康度アップに役立ちます。

 また、洗いすぎとは反対に、シャンプー時に髪が抜けるのがこわくて、おそるおそるしか洗わない、というお話も聞きます。それでは汚れが蓄積されていってしまい、頭皮の環境が悪化しかねません。

 抜けるものは抜けて、そこから新しい髪が元気に生えてくればよいのですから、新しい髪のためにきちんと洗いましょう。













産後抜け毛は頭皮・髪だけの問題ではない


産後9ヶ月の生え際の状態

産後9ヶ月。額の生え際に回復してきた新生毛が元気に立ち上がっていました

 病気でもなく、産後1年半たっても毛髪量が回復しないということは、睡眠不足、疲れ、栄養の偏り、ストレス、加齢による女性ホルモンの分泌低下、などといったさまざまな要因が絡んでいることが考えられると思います。

 そうなってくると、「頭皮」や「髪」だけの問題ではないんですよね。頭皮のケアももちろん大事ですが、体の内側の話ですので、生活習慣とか食事とか、今のあなたを作り出している「毎日の過ごし方」や、あなたの置かれている「環境」にテコ入れを始めることが必要だと思います。

 これは、私自身も失敗ばかりなので偉そうなことは言えませんが、髪の変化を体からのSOSだと思って、これから先も続くあなたの人生を健やかに維持できるように、毎日の過ごし方を変えていく。

 それが、抜け毛や薄毛の回復に繋がるものだと思います。

<文/毛髪診断士 元井里奈>
元井里奈
東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア




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