年齢を重ねるにつれて気になる「顔のたるみ」。実は肩甲骨など背中のコリが関係している可能性があります。今回は顔のたるみ解消におすすめの「肩甲骨はがしエクササイズ」を、あんしん漢方のヨガインストラクター、高橋かなこさんに伺いました。
顔のたるみと肩甲骨の意外な関係

首や肩の筋肉は肩甲骨とつながっているため、肩甲骨周りをほぐすことが重要になります。
肩甲骨をほぐすと小顔になれる?

肩甲骨をほぐして姿勢が正されると、頭の位置も元に戻り、顔が小さく見えるようになります。さらに、代謝が上がって脂肪燃焼も高まるので、ますます小顔効果が期待できるでしょう。
フェイスラインすっきり! 肩甲骨はがしエクササイズ

座りながらできる肩甲骨エクササイズ 1

エクササイズのやり方
1) あぐらで、もしくは余裕があれば両ひざをおへその前で重ねて座る。2) 片方の腕を持ち上げてひじを曲げる。その手で背中をタッチする。
3) 反対の腕は脇腹側から背中に回し、両手の指先を組む。
両手を組むのが難しい場合はタオルを使って行いましょう。


エクササイズのやり方
1) あぐらをかいて座り、顔の前で両ひじを合わせる。手のひらは顔に向け、ひじは肩の高さをキープします。
2) ゆっくりひじを横に開き、手のひらは外に向ける。
3) ひじを可能な限り後ろに引いて、肩甲骨同士を寄せ合う。
ひじは常に肩の高さに保ちます。胸を張って、目線は斜め上を見ましょう。(1)〜(3)を10回繰り返します。
顔のたるみ対策には漢方薬もおすすめ

たるみの対策には、下記のよな生薬を含む漢方薬を体質に合わせて選び、根本改善を目指すのもおすすめです。
・肌の新陳代謝をよくして紫外線によるダメージを回復する
・水分の循環をよくして肌に潤いを与える
・ホルモンバランスの乱れを整える
肌をからだの内側から根本改善することで、たるみだけでなく、シワやしみなどにもアプローチできるでしょう。
顔のたるみに取り入れたい漢方薬・加味逍遙散
疲れやすく、肩凝りしやすい人に。血流をよくすることで、女性ホルモンの乱れを整えるとともに、のぼせ・ほてりなども改善します。
・当帰芍薬散
冷え症で貧血傾向の人に。血の巡りをよくし、水分代謝を促すことでホルモンの乱れを整えるとともに、むくみや冷えなども改善します。
漢方薬を服用するときに大切なことは、自分のからだにあったものを選択することです。
からだにあっていない漢方薬を選んだり、間違った組み合わせで服用したりしてしまうと、効果が薄まったり副作用が生じたりする可能性があります。必ず漢方薬に詳しい医師や薬剤師に相談して、選択しましょう。
肩甲骨をほぐして顔のたるみにアプローチしよう

エクササイズやストレッチはもちろん、リンパマッサージもおすすめですので、是非時間を見つけて試してください。
参考:
(※1)アンファー からだエイジング「肩甲骨をほぐして、顔のたるみを防ごう」https://www.angfa.jp/karada-aging/column/kennkooukotsu/
(※2)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ加味逍遙散エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8230
(※3)くすりの適正使用協議会 くすりのしおり「ツムラ当帰芍薬散エキス顆粒(医療用)」
https://www.rad-ar.or.jp/siori/search/result?n=8228
writer / Sheage編集部
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