こんにちは、毛髪診断士の元井里奈です。癖毛のダメージヘアに悩んでいた時代から、今では自分の髪が好きと思えるようになりました。ダメージや薄毛を防ぎ、美髪へと導くヘアケア方法を発信しています。
美髪のためにいいことをたくさんしていても、悪いことも同時にしていては、髪はなかなか美しくなりません。
以前、私の美髪作り生活の中で大きな影響があった「美髪のためにやめたこと3選」をご紹介したのですが、一つ一つ、実践するにはちょっと重たいテーマだったかもしれません。
そこで今回は、より手軽でパッとできそうなものをご紹介したいと思います。
1.背もたれに髪をはさむ
電車やバスの中、カフェや自宅のソファー、車の運転をするときなど、何気なく椅子に座って背もたれによりかかるとき、その背もたれと自分の背中の間に髪を挟んでいませんか?
髪のダメージ予防のために、日常生活で避けるべきは「摩擦・高熱・紫外線」です。
髪が、椅子の背もたれと自分の背中に挟まれることで起こる摩擦はちょっとのことだと思われそうですが、毎日のこととなると侮れません。習慣的に挟んで摩擦している場合と、そうでない場合では差が出てきますよね。
特に背中が汗をかいているときなどは、髪も湿り気をおび、ダメージを受けやすい状態で摩擦されてしまいますので要注意です。
2.ヘアゴムを使う
長い髪を束ねる際、ヘアゴムでぎゅっ!ぎゅっ!とスピーディにゴムを引っ張って結んでいませんか?
ゴムをぎゅっと引っ張るとき、実はノコギリで木を切る時のように髪の束を横方向に摩擦してしまっているのです。健康な髪であれば、即座に髪が切れるということはありませんが、ダメージヘアの場合には要注意です。
私は基本的にはゴム製のものを使うのをやめ、シルク製のシュシュを使うようになりました。
ただ、シュシュはほどけてきやすいというデメリットもありますので、子どもと一緒にいる時や忙しい時などには、ゴム製のものを使うこともあります。その時には、髪を傷ませないようにとてもゆっくりと結ぶようになりました。
3.サンバイザーを着用する
外でランニングする時やアウトドアスポーツをする際、紫外線対策としてサンバイザーを使っていませんか?
サンバイザーは、頭頂部を覆わないので髪型が崩れにくく、とても便利ですよね。しかしその反面、頭頂部がノーガードになる、ということも美髪育成中の方は忘れてはいけません。
顔を隠して髪隠さず。それに気づいたときから、運動時にはサンバイザーは使わずに、キャップやフードを使って髪を紫外線から守るようになりました。
どうしても髪型が崩れるのが気になる場合は、紫外線カットスプレーなどを使うといいですね。
髪の大敵「摩擦」と「紫外線」に関して、私がやめてきたことをご紹介しました。ぜひ見直してみてくださいね。
<文/毛髪診断士 元井里奈>
東栄新薬株式会社/取締役。毛髪診断士®/サプリメントアドバイザー/メノポーズ(更年期)カウンセラー。慶應義塾大学卒。髪に悩む女性のためのサプリメント「美ルート」をプロデュース。毛髪、栄養学、女性ホルモンに関する専門知識をもとに、ヘアケアコラムの監修や執筆も行う。2児を育てるワーママでもある。Instagram:@rinam.0922、Twitter:@rinamotoi、ブログ「ワーママ毛髪診断士が教える、35歳から始める育毛・美髪ケア」
(エディタ(Editor):dutyadmin)



