こんにちは、ファッションスタイリスト&ライターの角佑宇子です。昨年から続くメガヒットブームのY2Kの影響は今年の春夏も引き続く模様。それにともなって新作のボトムスではウエスト位置が低いローライズボトムスが徐々に増えてきています。
アラフォー前後の世代にとっては馴染みのある(というか懐かしい!?)ローライズボトムス。しかし大人女性となった今、改めてどうやって履きこなせば良いのでしょうか。今回は30代以降の女性に似合うローライズボトムの着こなしテクニックをご紹介します。
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ローライズボトムの魅力って? 小尻効果にヘルシーな色気
今や定番化された、ウエスト位置が高いハイライズボトム。脚が長くてくびれがあるように見えるので、幅広い世代の女性から支持されていました。もちろん、現在も人気のアイテムです。対する近年登場しているローライズボトムはいわゆる“腰パン”のように骨盤に引っ掛けて履くボトムスです。
ハイライズとは真反対の性質を持つローライズボトムの魅力はなんといっても小尻効果と、ヘルシーな色気を自然と表現できること。ハイライズのように脚が長く見せる効果はありませんが、ハイライズの弱点であるお尻が大きく見えるといったデメリットはローライズボトムに切り替えることで解決できます。
また、おへそがチラ見えするため、女性らしいくびれを自然にチラ見せできるのもポイント。カジュアル、スポーティなのにどこか女らしい。そんな着こなしが好きな方はローライズボトムがお好みかもしれませんね。
コーデ① カットアウトトップス×ローライズのカーゴパンツ
では早速、大人に似合うローライズボトムコーデをご紹介していきましょう。1つ目のコーデは、カットアウトトップス×ローライズのカーゴパンツという組み合わせ。

大人のローライズボトムスは、基本はパンツルックがおすすめです。なかでもカーゴパンツやデニムなどゆるっとしたシルエットでダボつかせるように履くとオシャレ。着丈はコンパクトに見せたいところですが、思い切ったクロップド丈は場合によって若作り感が出てしまうかもしれません。なので、おへそが見えるか見えないかくらいの着丈感がベスト!
とくにルーズシルエットを採用する場合、トップスはボディラインにフィットするようなサイジングで上下のボリュームにメリハリを作ってください。とくに最近人気の切れ込みが入っているカットアウトトップスはローライズボトムスと相性が良いのでぜひ合わせて一緒に取り入れてみてくださいね。
少し肌寒い日は上から短丈ニットを合わせるか、ざっくりとしたニットカーディガンを羽織って。
コーデ② オーバージャケット×ローライズのセミフレアパンツ
もう一つおすすめのローライズボトムスは、セミフレアパンツです。セミフレアパンツは、ローライズの持つデメリットである胴長に見える効果を抑制してくれます。

かつて日本でもブームとなったパリス・ヒルトンやブリトニー・スピアーズがローライズのパンツを履いていましたが、彼女たちもこぞってセミフレアシルエットを採用していました。というのも、セミフレアタイプのローライズボトムはより高い小尻効果を生み出すと同時に、裾のフレアラインが目の錯覚を引き起こして脚長効果を作るのです。
2000年当時の流行で、ローライズボトムに「胴が長く見える」イメージを持っている大人世代の皆さんは、今こそセミフレアタイプのローライズボトムスに再チャレンジを。露出が気になる方はメンズライクなオーバージャケットを羽織れば、肌の露出も軽減されるのでおすすめです。
ローライズスカートを取り入れたい時は?
先ほどパンツがおすすめと書きましたが、もしローライズのスカートを取り入れたいときは、スカートの素材はできるだけ柔らかくて落ち感のあるものにしましょう。ギャザースカートなどボリュームが出るデザインのローライズスカートは、下半身が過度に太って見えやすいので注意です。
ナロースカート、タイトスカート、ラップスカートなどシルエットがすっきりと見えるシンプルなスカートだと大人らしさも損なわずにオシャレな着こなしが楽しめるのではないでしょうか。
どんどん暖かくなるこれからの季節。トレンド派も2000年代懐かし派も、ぜひローライズボトムコーデを楽しんでみてくださいね。
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<文&イラスト/角佑宇子>
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(すみゆうこ)ファッションライター・スタイリスト。スタイリストアシスタントを経て2012年に独立。過去のオシャレ失敗経験を活かし、日常で使える、ちょっとタメになる情報を配信中。インスタグラムは@sumi.1105
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