薄毛や抜け毛、やせ毛の悩みは、もはや性別や年齢問わずに誰にでも起こりえること。なかなか相談しづらいデリケートな髪悩みを解決すべく、髪と頭皮のスペシャリストに薄毛や抜け毛の原因や予防策、セルフケアアイテムについて教えていただきました。
- 薄毛・抜け毛の原因は?
- 女性に見られる薄毛タイプは大きく分けて4タイプに分類
- プロがおすすめ! 自分でできる薄毛・抜け毛対策 Yq�������Ou�=Y����6&2Ev<8�m
- サロンやクリニックで最新の「薄毛・抜け毛」対策を
医学博士。国際アンチエイジング医学会(WOSSAM)専門医、米国抗加齢医学会(A4M)専門医、米国先端医療学会(ACAM)専門医などの資格を取得。発毛治療を中心とした頭髪に関する悩み(抜け毛・薄毛・産後抜け毛・後遺症による抜け毛・白髪など)や、更年期・女性ホルモンなどを専門としている。女性が抱える悩みに寄り添い、精神と身体の両面からケアする懇切丁寧な診療で多くの女性から高い支持を得る。
美容愛好家
野毛まゆりさん
美容愛好家・毛髪診断士認定講師。大学在学中より美容の仕事に携わり、卒業後、外資系化粧品会社に入社。販売・教育・広報PRを経て独立。現在は肌から髪に至るまで、幅広い美容知識を女性誌やテレビ、ラジオなどさまざまなメディアで発信中。
masago creativeart代表、MASTER COLORIST JAPAN、AVEDA FULL SPECTRUM DEEP開発者。15歳で渡英し、ロンドン大学化学部に進学するが、ヘアカラリストになるためにL.A.に渡米。東京、ロンドン、NYを往復しながらさまざまなコレクションやヘアショーに参加し、世界中のセレブリティのヘアカラーも担当。
薄毛・抜け毛の原因は?
「薄毛に悩んでクリニックを訪れる女性は年々、増加傾向にあります。2021年はコロナ感染の後遺症として抜け毛に悩んでいる方や、コロナワクチン接種後の脱毛で来院される方も多く、特に40代以上の女性が全体の8割以上を占めています。
薄毛・抜け毛にはさまざまな原因が考えられますが、頭部全体の血流低下とエストロゲンなどの女性ホルモンの減少が大きく起因しています。またストレスや生活習慣の乱れ、睡眠不足、紫外線やヘアアイロンによる熱、パーマやヘアカラーなどの化学処理などの外的要因も考えられます。年齢も大きく関係していて、髪の毛の量や太さは、20代でハリやコシ、密度のピークを迎え、30代以降は、薄毛をはじめ、パサつきやうねり、白髪、細毛などが増加し、毛髪のボリュームが減少していきます」(浜中先生 )
女性に見られる薄毛タイプは大きく分けて4タイプに分類
1『びまん性脱毛症』
・頭部全体の髪が抜けて、髪全体のボリュームが出にくい
・分け目が目立つ
・髪がよく抜ける
・髪が細くなる
2『女性男性型脱毛症』(FAGA)
・頭部から全体的に抜け毛が増えて、細く短い毛に変わる
・局所的な脱毛ではなく、頭部全体が薄くなっていく
・女性ホルモン(エストロゲン)の減少
3『牽引性脱毛症』
・抜け毛の毛球部分に白いものがついている
・いつも髪を結んでいる部分が、切れ毛や枝毛となり髪のボリュームが減少
・髪の分け目などが部分的に薄い
・いつも同じ髪型をしている、もしくは髪を結んでいる
4『分娩後脱毛症』
・出産後、一時的に抜け毛が増えた
「30代に突入した去年あたりから抜け毛に悩んでいます! お風呂で髪の毛を洗った後の排水溝を見た時と、朝起きた時、枕元を見て、”あれ?” と気がつきました。このままにしていいのか不安です……」