気になるけれど、おいしいの?
クリスマスが近づいてまいりました。華やかなケーキやチキンを予約するのも楽しいですが、ここ数年はクリスマス本番までの“プレシーズン”を盛り上げてくれる魅力的な食べ物が続々登場しています。
カルディに並ぶクリスマス菓子を発見!
その代表例が、「海外の伝統的なクリスマス菓子」。なかでもイタリアの「パネットーネ」、ドイツの「シュトーレン」は専門店のみならず、さまざまなお店で扱われるようになりました。
例えば、輸入食品店として人気の「カルディ」を見てみると、500円前後のお手軽な価格でミニサイズが並んでいるではないですか!
「毎年気になってはいるけれど……」という人もいるかもしれません。
そこで今回は、カルディの500円前後で購入可能な「本格クリスマス菓子2種(パネットーネ・シュトーレン)」を実食し、正直な感想とともにおいしい楽しみ方をご紹介してみたいと思います(価格はすべて税込です)。
まずはイタリアのパネットーネのミニサイズを試してみた
●パオロラッザローニ パネトーネ/パネトーネ(リモンチェッロクリーム) 各448円
そもそもパネットーネ(パネトーネ/Panettone)とは、イタリアのクリスマスには欠かせないミラノ発祥の発酵菓子パンのこと。クリスマスが近づくと、菓子店や食料品店は美しくラッピングされたパネットーネが積み上げられ、街中が華やかに彩られます。
主な原材料は、小麦粉、天然酵母、卵、バター。定番としてはレーズンやオレンジピールなどのドライフルーツが入っていますが、マロンやチョコレート、レモンクリームなどが使われている現代的なフレーバーの商品も登場しています。
カルディでは、定番フレーバーとリモンチェッロクリームの2種が100gのミニサイズで登場しています。さっそく味わってみることにしましょう。
箱と内袋を開けると、大きめのマフィン型のパンが登場しました。おいしそうな卵黄色の生地、ふっくらきれいに膨らんでいるビジュアル期待が高まります。
パネットーネを切ってみると…美しい!
生地の食感や断面を確かめるため、タテ方向に切ってみました。
レモンチェッロクリームのほうは、想像していたより控えめ量のクリームが中心部分に注入されていました。
クラッシックな定番のほうを食べてみると、ふっくらふんわり食感が印象的。レーズンもオレンジピールも聞いていて、ブリオッシュ生地のレーズンパンを食べているような贅沢な味わいです。
レモンチェッロのほうもバターと卵黄が活躍し、レモンが程よく効いています。私はこれまでにさまざまなパネットーネを食べていますが、このパネットーネはしっとり系ではなくふんわり系。口当たりが軽やかなのが印象的でした。
それでは次に、もしこのパネットーネが気に入った場合、サイズアップするといいことがあるというお話に移りましょう。
パネットーネは大きいほどおいしい
実はパネットーネ、大きいサイズがおいしいと言われています。これは私も実際に比較実食したことがありますが、しっとり感や風味の点で濃厚さがアップするのです。
カルディで扱っているパオロラッザローニのパネットーネは500gサイズ(1680円)もありますから、ミニサイズを試してみて味が気に入ったら、大きなサイズにチャレンジしてみるのもオススメです。
その他ミニサイズの魅力としては、2点。箱をオーナメントとして飾れるというということと、気軽に手土産として活用できるということ。
イタリアの人たちはクリスマスシーズンになると、親しい人や家族などとお互いにお気に入りのパネットーネを贈りあう習慣がありますから、このミニサイズを送るというアイディアは日本でも喜ばれるのではないでしょうか。食べ切りサイズなので、自分用に朝ごはんやランチで楽しむのもよさそうです。
さあ、それでは次にドイツのシュトーレンを試してみましょう。
シュトーレンのミニサイズは2種
●シュルンダー ミニマジパンシュトレン/ミニアップルシュトレン(奥) 各538円
シュトーレン(シュトレン)は、ドイツやオランダで長く愛されているクリスマス菓子。
1センチほどにスライスしたものを、キリスト教のアドヴェント期間中(クリスマス前の約4週間)に、毎日少しずつ食べる習慣があります。
それではさっそく、スライスして食べてみましょう。
1つの重量は200gで、長さは約20センチ程度。スライスすると20枚くらいに分けることができます。
粉糖がたっぷりかかっていて、ホワイトクリスマスのような気分にも浸れるかもしれません。正直なところレーズンが目立つおかげで両者に大きな違いは感じませんでした。
リンゴが好きであれば緑のアップル、柑橘ピールが好きであれば赤いほうを選ぶくらいの気楽さでOK。食べてみると、両方共にドライフルーツの甘さが効いていてクセのない風味。シュトーレンとしては生地がややふんわりしています。
洋酒や強めのスパイスは使われていないので、初めてシュトーレンを食べる人や子どもには試しやすいテイストです。その反面シュトーレンをいろいろ食べてきている、スパイスがしっかり効いた熟香感が好きな人にはややさっぱりしているかもしれません。
ちなみにシュトーレンは焼き上げてからも熟成が進むため、日がたつほどに味がなじみ、深い味わいになっていく性質がありますから、早めに購入して味わいの変化をゆっくり楽しんでいくのもオススメです。
ということで、結論としてはお値段以上のおいしさや満足度はしっかり味わえる確かな商品だと実感しました。気になる方はどうぞお早めに!
<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>
スギアカツキ
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。ビューティーガール連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12
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